manコマンドの各セクションの分け方を忘れてしまうのでまとめた.
manコマンド
manコマンドはマニュアルを表示するためのコマンド.
コマンドのオプションや関数の引数等を確認できて便利.
セクション
manコマンドで出力されるページはいくつかのセクションに分類されている
セクション | 説明 |
---|---|
1 | ユーザコマンド |
2 | システムコール |
3 | ライブラリ関数 |
4 | デバイスファイル等 |
5 | ファイルフォーマット |
6 | ゲーム |
7 | 規格等 |
8 | システム管理用コマンド |
使い方
例として printf
を用いる.
セクションを指定しない場合
セクション1から順に調べてはじめに見つかったセクションのページを表示する.
$ man printf
セクションを指定する場合
指定したセクションのページを表示する.
下の例の場合, セクション3(ライブラリ関数)における printf
のページを表示する.
$ man 3 printf
このようにセクションを指定できるようになっているのは, 複数のセクションのページに同じ名前が存在することがあるため.
例えば printf
はセクション1(ユーザコマンド)にもセクション3(ライブラリ関数)にも存在する.
$MANPATH
manコマンドで出力されるページは, 環境変数 $MANPATH
が指す先にあるファイルを元に作成されている.
$MANPATH
は manpath
コマンドで確認できる.
GNU Info
glibcの一次情報はmanではなくGNU Infoと呼ばれるドキュメントのため, manの結果がおかしいと感じた場合はそちらを参照する.
GNU Infoの確認は info
コマンドを使って確認するか, Webに公開されている情報で確認する.