はじめに
なんのこっちゃとお思いかと、思いますが、まじめに勉強して英語話せてすごい人は話せて凄いです。素晴らしいです。でも、英語の点数はいいのに英語話せないと言う人が多いのもまた事実です。中学校で3年、高校で3年、大学で4年と勉強すると10年勉強したのに、英語話せない。って人はザラにいます。うまく話せない人は英語話すな。そんな風潮が日本にはあり常識となっていると思います。
日本は海に囲まれていて外国の人と接することはまれでした。特に江戸時代には鎖国をしていて一部の人達だけが出島で外国と接するだけでよかった。しかし時代は流れ、通信技術が発達し、運送技術も劇的に変わりました。飛行機運賃も安くなりました。外国の人と触れ合う機会はずっと増えました。さらに、インターネットの出現によってその状況は大きく変わりました。地球の裏側の人とも気軽にインターネットを使って話すことが出来る時代が来てしまったのです。
こうなると、外国の人たちと話す必要性は増してきます。様々な言語がある中で、特筆すべき言語はやはり英語でしょう。なぜならば、英語はイギリス、アメリカだけの言葉ではなく全世界共通の言語、共通言語だからです。だから、英会話は大事なのです。
英会話の早期教育
が、問題は話し相手です。
ネイティブ・アメリカンがいれば、、、。イギリス人の友達がいれば、、、。そううまい状況があればよいのですが、お金をかければ、家庭教師がついたりしますが、本当に必要なのでしょうか?幼稚園児が日本語を話す際に、家庭教師がいないから話しちゃ駄目です。友達とは、変な日本語が身につくから話しちゃ駄目です。そういった教育をするでしょうか?答えはNoでしょう。子どもは同い年の子供と遊ばせてコミニュケーションを取ることが大事です。
幼稚園から、英語を話す幼稚園というのもあります。私は実はそういった幼稚園に通っていました。先生は日本人の先生とアメリカ人の先生がいて、ネイティブの発音で勉強し、そのまま、小学校の間中週3回、通って英語の勉強をしていました。
英語でコミニュケーションしながら、英語の歌を歌ったり、アメリカの文化を学びつつ、走り回って遊んでいました。なので自分は英語で話すのは楽しくて好きです。
でもです。幼稚園の月謝は3倍は高く、競争率も高いそうで地域の中で全員通うわけにもいきませんでした。他の友達は英語が話せません。親もばあちゃんもじいちゃんも話せません。家に変えると英語は話してはいけない。タブーでした。
中学校になると、状況は変わるかとおもいきや、受験英語です。英語の時間に先生は生徒を黙らせ静かにさせてから、授業です。文法です。間違えて点数が引かれます。aが抜けている、theを付けて意味が違う、文法が違う。失敗して笑われる。間違えて怒らせたら大変だ。そういう話を聞いて皆萎縮し、話さなくなりました。
たまに英語を話そうというとわざわざ難しい単語を流暢に聞き取れないスピードで話して、オオーなどといいます。おおーじゃない。聞き取れないっていうの。
いいですか、みなさん。言語とは、芸でも、スポーツでもありません。スポーツなら上手い人が偉いでよいです。でも、言語は違う。言語は人と人がコミニュケーションするための道具です。
子どもがいて、その子どもと話すときに難しい言葉を使いますか?
簡単な言葉でゆっくり喋るでしょう。
相手のレベルに合わせて話すのがいいんです。
英語の勉強を始めた人たちは生まれたばかりの赤ちゃんと一緒です。
英語は一度も話したことがない。赤ちゃんが最初に何かを話したら喜びますよね。
ママでも、パパでも、マンマでもなんでもいい。素直に喜びましょうよ。
話し始めたら、うるさいですよ。3歳児くらいの子どもはうるさい。でも、うるさいけど話す練習は大事です。そこで、友達作って遊ばせれば楽です。社会性も身につきます。
英語も同じです。レベルに合わせて同レベルの英会話をしたほうがいい。
最初はテニヲハは難しいです。a とか the とか語順とか気にせずに話していい。それでも子どもは成長したら、成長具合によって、きちんとした日本語が話せるようになるのです。いきなり子どもが政治家みたいな話し方をしたら気持ち悪いでしょう。
ということで、英会話の勉強は幼稚園レベルの片言英語から始めたらいいとおもいます。
年齢が幼稚園ではなくても、幼稚園レベルの英会話を恥じること無く話してみる。その勇気が大事です。そして、幼稚園レベルの英会話をして盛り上がっているところに、英語のうまい人たちがやってきて水をさすのはやめてもらいたい。
子どもには子どもの会話がある。そこに大人が口出ししては、子供同士のコミニュケーション能力は伸びません。自由に会話させることが大事です。英語ネイティブな外国人は偉いお父さんのようなものですが、英会話のお勉強の主人公はお父さんではありません。お父さんが授業参観に来て、演説されても子どもたちの発達状況はわからないし、子どもたちの勉強にはなりません。
そのようなことを考えて今後の英会話教育を見直してみてはどうかと思います。
イングリッシュインテリジェンスとイングリッシュウィズダム
RPGゲームには、僧侶と魔法使いが出てきます。魔法使いは「ちしき」というパラメータを高く、僧侶は「きょうよう」と言うポイントが高くすることによってより強いキャラクターへと成長します。英語で言えば、インテリジェンスとウィズダムです。
ところで日本の英語教育の現状を考えてみましょう。知識と教養、知識とは物事がどのような論理でどのように行われるかどうかを知っていることが重要です。教養は知識とは別ですが、とにかく行動が素早く出来てその行動がうまく行くことが教養といえるでしょう。
日本の英語教育は主に、受験英語などの知識教育がメインで行われてきました。英語の教養が足りない人が多いのです。
ご飯をたく炊き方は知識は多くの人があると思います。今やご飯をたくのは簡単です。電子ジャーに、米を量っていれて、無洗米ではない場合は水をいれて洗い、無洗米なら洗わずに、お米のりょうにあった水をいれて、炊飯器のスイッチを入れるだけでいい。
でもできない人は多いかもしれない。自分でご飯をたかなくてもご飯が食べられる状況であればたかない人がいてもおかしくない。英語も同じです。
問題は英語は長い時間をかけて勉強しているということにあります。ご飯の炊き方は学校で習うとしてもそんなに長い時間をかけません。でも英語は知識にかける時間の長さに比べると教養を鍛える時間が短い。結果的に話せない人が多いのだろうと思います。
ご飯宅のめんどくさかったら、どうしたらよいかというと、水の量は適当でいい。ご飯は洗わんでもいい無洗米を使ったらいい。楽です。日によって硬かったり柔らかかったりする。でも怒らない。ホッホッホと笑ってたらいいと思うのです。英語も同じようなことがあるのではないかと思います。