サクラのレンタルサーバーで個人的なPukiWikiを利用していたのですが、いろいろとバージョンが古くなっていたため、この機会にアップデートをしました。
基本的に各サービスの公式サイトに掲載されている手順で問題なくアップデートできますが、今後の備忘録としてまとめておこうと思います。
アップデート前の状態
- PHP:5.6
- Pukiwiki:1.5.0
サクラレンタルサーバーのPHPアップデート
PHPのバージョンの変更はとても簡単で、コマンドの実行等は必要なくweb上から行うことができます。
手順については、以下の公式サイトにバージョンアップの方法が掲載されています。
PHPのバージョン変更
簡単に説明すると以下の手順になります。
- コントロールパネルにログイン
- スクリプト設定->言語のバージョン設定
- 設定でバージョンを選択する
以上の操作のみでPHPのバージョンアップは完了です。
PukiWikiのバージョンアップ
事前準備
バックアップ中に不具合が起こった際、もとに戻せるようPukiWikiのディレクトリをtarコマンドなどでバックアップしておきます。
$ tar zcvf wiki.tar.gz wiki/
バージョンアップ
PukiWiki1.5.0はPHP 5.6までしか対応していません。
そのままサクラのPHPの推奨となっているPHP7.4まで上げてしまうと、PukiWikiのページが表示できなくなってしまいました。
そのため、PukiWikiのバージョンアップも行っておきます。
PukiWikiのバージョンアップ方法も基本的には公式サイトに掲載されている手順で行うことができました。
PukiWiki 1.5.0から1.5.1にバージョンアップする手順
公式サイトにあるリンクから、「update_pukiwiki_150to151_utf8.patch」をダウンロードします。
zip版の場合はunzipで解凍しておき、PukiWikiが格納されているディレクトリと同階層に格納します。
以下の例の場合、「wiki」がPukiWikiが格納されているディレクトリになります。
www/
├ wiki/
│ ├ pukiwiki.ini.php
│ ├・・・
│ └・・・
├ update_pukiwiki_150to151_utf8.patch
├・・・
上記の状態になったら、次はPukiWikiの格納ディレクトリに移動し(上記の例だとwikiディレクトリ内)、以下のコマンドを実行します。
$ patch -p1 < ../update_pukiwiki_150to151_utf8.patch
特にエラーコマンドが出なければ、上記コマンド実行後にPukiWikiのページが表示されるようになるはずです。
まとめ
サクラサーバーもPukiWikiも公式が充実していたため、特に問題なくバージョンアップを行うことができました。
1.5.1以降へのバージョンアップも今回と同様の手順で行えるようなので、今後も定期的にメンテナンスを行いたいと思います。