社会人二年目の商品開発部門で働くエンジニアです.
博士号を取得したものの,専門とは大きく異なるソフトエンジニアに近い職種のため
プライベートの時間も技術書などを読みながら何とか食いつないでいます.
上流工程・要求仕様の検討も多いため最近はビジネス書籍もよく目を通します.
本が累積してくると,
・並行して読み進めるので中途半端な進捗の本が複数発生する
・結局読みきらない本が増える
ただ本を読んだ気になっていることってありませんか?
私はよくあります(した).
一般的な読書法を大別すると
・速読
・深読
ちゃんと理解しようと思うと速読は向いてないし,深読するにはインプットすべき本が多すぎる(インプットできる時間も限られている).
そこで私が提案したいのは**"整読"**です.
これから紹介する内容は至って当たり前の内容ですが,自分はこれを始めてから本の定着度が格段に改善しました.
##整読について
[方法]
・読んだ本のポイントを箇条書きレベルで纏める.これだけ!(情報を整理して読む=整読.以降このノートを整読ノートと呼びます.)
・作成した整読ノートを1ヶ月後に読み返す.
[ポイント]
・ボリュームは後で読み返したときに,本のポイントを10分で説明できる程度に(決して全ての内容を記述しない).
・前半を注力するビジネス書であれば,全ページ数の前から25%程度に筆者が本当に伝えたいことが書かれているケースが多いです.
・自分が理解できる形で良い(人に見せるつもりでまとめなくても良い.)ただし,あとから読み返したときに思い出せるレベルに記述する.
[メリット]
・整理する過程で自分なりにポイントを抽出するので,”本当に大事な要素”が明確になりやすい.つまり話の幹を残して,枝をカットできる.(この作業が深読よりも早く,速読よりも深く理解できることが整読の肝.正直本の記述内容全てを覚えるのはナンセンスで,その本のエッセンスを体に身につけることができればオールOKとする)
##詳細
#####ノート
メモ帳でも,紙のノートでもなんでも良いです.が,私はiOSのNotesをオススメします.メリットとしては
・iphoneでも気軽に纏められること.icloudで共有されるのでMac,iPadからもアクセス可能
・本の画像などを挿入すると,上記の例のように一覧化した時にサムネイルとして表示されるのでわかりやすい(なんかやってる感もある)
・写真挿入が用意(iphoneからのスキャン機能がデフォルトで存在)
####記述タイミング
大体,一章を読んだら記述してます.背景から記述し始めるとまだ,全容や掴みどころもわからない.2章とかまで進んでしまうと,ポイントが纏めにくくなる.
##最後に
たぶん多くの人が自分なりの本の読み方を実践しつつ,自己研鑽に励まれていると思います.
ここでは自分なりの方法を超簡単に纏めました.
ご意見,よりよい方法あればアドバイスほしいです.