概要
先日Ubuntu 20.04LTSにて、突然ネットワークが繋がらなくなったことがありました。
試行錯誤し解決したので、その際のメモ書きです。
対象の環境
MacBookPro(2021)上で動く、UTMという仮想化ソフトウェア上に構築されたUbuntu 20.04LTSです。
発生した事象
少し前にプライベートのMBPに当該環境を構築しました。環境構築後にしばらく触る機会がなく放置していたのですが、先日思い出して立ち上げたところ、ネットワークに繋がらなくなってしまっていました。
解決法
$ ip l
でネットワークデバイスの一覧を取得します。
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN mode DEFAULT group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
2: enp0s10: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc fq_codel state UP mode DEFAULT group default qlen 1000
link/ether 8e:a1:ce:b5:02:5f brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
3: docker0: <NO-CARRIER,BROADCAST,MULTICAST,UP> mtu 1500 qdisc noqueue state DOWN mode DEFAULT group default
link/ether 02:42:bd:cf:a8:4d brd ff:ff:ff:ff:ff:ff
と、3つのデバイスが存在することが確認できました。
とりあえずこれらのデバイスの名前をメモっておきます。
次に、
$ ls /etc/netplan
として/etc/netplan
の設定ファイルを確認します。
00-installer-config.yaml
という設定ファイルの存在が確認できましたので、とりあえず
$ cat /etc/netplan/00-installer-config.yaml
として中身を覗いてみます。
# This is the network config written by 'subiquity'
network:
ethernets:
enp0s11:
dhcp4: true
version: 2
おや、設定された名前enp0s11
が先ほど確認したものenp0s10
と異なりますね。何かの拍子に名前が変わってしまったのでしょうか。
$ sudo vim /etc/netplan/00-installer-config.yaml
として任意のエディタ(e.g. vim)で当該ファイルを開きます。この際、sudo
を付ける必要があります。
設定値(enp0s11
)を先ほど確認したもの(enp0s10
)に書き換えたら保存します。
Ubuntuを再起動したところ、無事ネットワークに接続できるようになっていました。