【2019年度最新版】プッシュ通知ASPサービス比較
はじめに
プッシュ通知サービスは、スマホやタブレットなどに向けてアプリから自動的に通知を送信できる機能です。
近年企業に多く導入されており、現在ではスマホアプリの導入は当たり前で、Webプッシュと呼ばれるブラウザ上でも通知がされるようになりました。
しかし「実際利用してみたいがどんなサービスがあって違いが分からない!」と言う思いもあると思います。今回はそんな疑問を解消する「2019年度版プッシュ通知ASPサービス」をご紹介します!
サービス比較
今回は、プッシュ通知サービスいくつかをピックアップしたうえで比較してみましょう。
比較したのは国内の代表的なプッシュ通知ASPサービス6社です。
2019年11月1日時点で各サービスがウェブサイトで公表している機能を調べてまとめました。
1.Appvisor push
iPhone,Androidアプリのプッシュ通知サービス(ASP)の決定版 | Appvisor push
特徴
こちらの特徴はアプリ規模(MAU数)に応じて月額定額料金制を採用していることです。
また、利用者に開放される管理画面では、直近のアプリ起動回数・通知数に対する起動数の割合を一目で確認できます。
この情報を利用してユーザーセグメント配信機能を利用することでアクティブユーザのアプリ起動数を増加させたり、休眠ユーザに対して配信を行う事でサービスを活性化させることが出来ます。
例えば、「過去1週間アクセスしていない利用者」といったようなアクセス頻度に応じたセグメントが可能なため、アクセス頻度に合わせたピンポイントな情報を利用者に通知できます。
反対にアクティブなユーザに対しては新サービスの告知など配信し、利用を訴求できます。
新機能開発も頻繁に行っており、直近のアップデートでは各種APIを作成し、これを利用して配信登録や配信結果を管理画面にログインせず、実行したり、自前の管理画面から利用することで現在利用運用している画面からPUSH配信が行う事が出来ます。
更にサポートも万全で担当エンジニアに直接質問でき、導入の際もサポートが受けられるため、安心です。
既存アプリの改修箇所や方法・管理画面の利用方法につきましてもサポートしてくれます。
2.Nifty mobile backend
mBaaSでサーバー開発不要! | ニフクラ mobile backend
特徴
OS別や最終ログイン日時など細かい条件でユーザーを絞り込みプッシュ通知が可能です。
また、ダッシュボードから送信内容の設定や管理も簡単にできます。
配信結果から指定したWebページにアクセスするように設定することも可能です。クラウド上に用意された機能をAPIで呼び出すだけで利用できるので、サーバー開発・運用が不要となっています。
導入のメリット
ターゲットの細かい絞り込みが可能で、開封状況の確認も簡単にできることや使いやすいコントロールパネル上で特別なプログラムに知識は不要でほぼすべての機能が利用できます。
プッシュ通知の予約や絞り込みも簡単です。
加えて、アプリのリリース後のバージョンアップやチューニングといったサーバーの保持・運用は不要でこれによって工数を大きく削減することができます。
このように、工数の削減によってサービスの運営に注力でき、サービス全体の成功確率を向上させることができます。
3.GrowthPush(GrowthBeat)
サービス開発者のためのプッシュ通知サービス・ASP Growth Push(グロースプッシュ) | Growth Push)
特徴
サーバーのスケールメリットを活かした高速配信や、総配信数200億の安定性・セグメント配信といった効率的なプッシュ通知が行えます。さらに、全ユーザーに同じテキストを配信することはありません。
セグメント機能によって新規・既存・課金・無課金といったユーザー属性の判断をして、最も適した配信を行います。
導入のメリット
ユーザーの起動や課金につながるようにユーザーの属性や行動パターンを分析できることがメリットとしてあげられます。また配信時間ごとに、最も効果的なPush通知の解析ができるようになっています。
さらに効果の高いPush通知を可視化するA/Bテスト配信機能や、繰り返しの配信に使える自動配信機能も搭載しています。運用も簡単で、使いやすい専用の管理画面で誰でもプッシュ通知の運用ができます。
プッシュ通知のカスタマイズも可能で、配信性能の高さや豊富な機能があります。
速報を流したい時や施策を回したい時なども活躍してくれるのです。
4.Core Push
特徴
従来にはなかった定額制の料金サービスを 国内で初めて導入したこと。
「開発者に優しい導入機能」「充実した通知機能」「多角的に分析できる運用機能」 が特徴で、端末数が100台を超えるまではプッシュ通知を何回通知しても無料です。
無償版、有償版ともに使える機能が変わらないのも大きな特徴です。
ユーザー数に応じた課金を採用しており、分速100万件をこえる大量のプッシュ配信にも対応できます。
大量のプッシュ配信を素早く、一度に行う必要があるアプリには最適です。
導入のメリット
端末数が100台を超えるまでは、プッシュ通知を何回通知しても完全無料であること。
導入のハードルが低く、始めやすいサービスとなっています。加えて、サポート体制も万全です。
会員専用画面では24時間問い合わせができる技術サポートチームが待機しています。
期限が切れそうな証明書のアラート機能は「送りたいときに送れなかった」を防ぐ便利な機能です。
5.PUSH 7
Webプッシュ通知を5分で導入 - 効果を求めるならPush7
特徴
国内大手企業から著名なブログまで合計8,000サイト以上で導入された実績。1億通を軽く超えるプッシュ通知がこれまでに配信されています。
さらに、Windows,Mac,Android,iOSへの配信に対応。Webプッシュ通知を様々なプラットフォームへ届けることも。導入は簡単で、どのようなサイトであってもコードをコピー&ペーストするだけで可能。最短3分という短時間で、Webプッシュ通知をはじめることができるのです。
導入のメリット
Webプッシュ通知開封率が平均20%という非常に高い水準にあること。これは、メルマガなどの開封率3%程度と比較し、約6倍以上のパフォーマンスといえます。
さらに、パフォーマンスの計測ができる本格的なAnalytics機能を提供しており、効果的な活用が可能です。
メディアサイトでの活用を簡単にするため、WordPressプラグインも公式提供。RSSからの自動配信にも対応しています。
6.BoltzEngine
超高速プッシュ通知エンジン BoltzEngine | フェンリル
特徴
BoltzEngine(ボルツエンジン)は、国内トップクラスの配信速度を誇るプッシュ通知エンジンです。
オンプレミスにもクラウドにも対応する柔軟さで、自社の情報セキュリティポリシーに即した運用も可能です。もちろん、iOS / Android の両方にメッセージを配信できます。
導入のメリット
1分間に210万通の配信数を行えるため、大量配信を短時間で行うサービスに適していると言えます。
まあ、時間や期間あたりの配信数に制限は無いため、アプリ利用者が増えても、安定したリアルタイム情報配信が実現できます。
まとめ
「プッシュ通知サービス」は決して、どれも同じというわけではありません。
たくさんの種類があり、サービスの特徴や強みはそれぞれ異なります。自社製品との親和性を考えてサービスを選定することが大切です。
どれを選択したらいいかわからない場合は、無料で利用できる範囲でまずは様々な機能を試してみることをお勧めします。有料サービスにおいても、お試し期間は無料で利用できるケースもありますので、各サービスを提供している企業へ問い合わせしてみても良いかもしれません。
また、特に配信だけ行えれば良いというのであればサービスの安定性や金額、保守サポート体制などで決めてみるのも良いかも知れませんね。
自社アプリのサービス内容や性質と照らし合わせながら、最適なプッシュ通知サービスを選んで最大限に活用していきましょう。