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TF-C 時系列データの対照学習

Last updated at Posted at 2023-07-11

時系列データに対して広く一般化可能な事前学習をする戦略です。

こちらを見て関心を持ちました。

画像の自己教師あり学習については、以前こんなのを書いています。

基本情報

項目 内容
タイトル Self-Supervised Contrastive Pre-Training For Time Series via Time-Frequency Consistency
著者 Xiang Zhang, Ziyuan Zhao, Theodoros Tsiligkaridis, Marinka Zitnik (Harvard University, MIT Lincoln Laboratory)
NeurIPS https://openreview.net/forum?id=OJ4mMfGKLN
ariXiv https://arxiv.org/abs/2206.08496
ariXiv-vanity https://www.arxiv-vanity.com/papers/2206.08496/
github https://github.com/mims-harvard/TFC-pretraining
project https://zitniklab.hms.harvard.edu/projects/TF-C/

どんなもの?

自己教師あり対称学習を使って、時系列データに対して広く一般化可能な事前学習をする戦略です。

image.png

動機

  • 時系列の広く一般化可能な表現を学習することは根本的に困難な問題

    • ドメインの異なるデータセットへの転移学習が難しい
      • データセット間の時間ダイナミクスの大きな変動、
      • 信号の意味の違い
      • システム要因
    • 大規模な教師付きデータが必要
      • 医療分野なら専門家の判定が必要
  • 一方で他分野は

    • CV: 初期神経層がエッジや形状など画像スタイルやタスクに関係なく普遍的な視覚要素を捉えるという知見
    • NLP:文法、意味論 といった共通部分

アプローチ

信号理論によれば、時系列データは時間領域でも周波数領域でも等価に表現できる。
この不変な性質を使って効果的な事前学習を行う。

先行研究と比べてどこがすごい?

  • 完全にラベル付けされていない事前学習データセットで使用することができる。

  • 異なる種類のセンサーや計測値を持つ時系列データセットを含む4つのシナリオにおいて、効果的な転移を提供。

    • ドメインギャップが大きい場合(例えば、事前学習と微調整のデータポイントが異なる特徴空間で与えられたり、異なる意味的意味を持つ場合)でも、強力な性能を達成することが示された。

技術や手法のキモはどこ?

これらの重み付きの和がLOSS
image.png

  • 時間表域での対照学習

    • jittering, scaling, time-shifts, and neighborhood segments で変化させても特徴量空間で同じ表現になるようにする。
    • 以下の式で、同じデータならコサイン類似度が1、異なるデータなら-1になることを目指す。
      image.png
  • 周波数領域での対照学習

    • ランダムに周波数成分の追加と削除をする。
      image.png

    • 式の形は時間領域と同じ。

  • 時間領域での表現と周波数での表現の一貫性

    • 摂動あり/なしの組み合わせに対して実施
    • Sは時間領域と周波数領域のデータの組み合わせでコサイン類似度が1、異なるデータなら-1になることを目指す式。摂動なしの同じデータのTとFの表現が、摂動蟻を含む場合に比べてより一致することを目指している。
      image.png

image.png

どうやって有効だと検証した?

image.png

image.png

議論はある?

Appendix K によると事前学習に複数のデータセットを組み合わせることはうまくいっていない模様。

次読むべき論文は?

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