Googleドライブのファイルを手元のLinuxマシンと同期できる
insyncのβ4がリリースされたのでインストールしてみた。
手元のマシンは64ビットのUbuntuなので
insync-beta-ubuntu_0.9.19_amd64.debをダウンロードして、そのまま
「dpkg -i insync-beta-ubuntu_0.9.19_amd64.deb」でインストールするだけ。
依存しているパッケージは「libappindicator3-1」「xdotool」「nautilus」
「python-nautilus」の4つだが、通常のUbuntuであれば入っており、手元のマ
シンでも特に考慮する必要はなかった。
KDEユーザの場合は「Tested on MintKDE and Kubuntu.」である
「insync-beta-kde_0.9.19_{amd64|i386}.deb」を使うことになるが、Xfceユー
ザについてはケアされていない様子。
Dashから「insync」と入力するとinsyncのアイコンがあらわれるのでそのまま
クリックして起動する。起動するとインジケータ領域にアイコンがあらわれる。
一旦ブラウザに制御が移り、GoogleアカウントでのログインとInsyncへの権限
移譲を済ませたあと、Dropboxと同じように同期をとりはじめる。
ログイン時に起動しておきたければ、端末で~/.config/autostartに移動して以
下のようにしてautostart内に/usr/share/applications/insync.desktopへのシ
ンボリックリンクを作成すればよい。
h12o@bethel:~/.config/autostart$ ln -s /usr/share/applications/insync.desktop .
では使ってみようか…と思ったのだが、ここでトラブルが発生。
Insyncは文書だと「.doc」に、スプレッドシートは「.xls」に、それぞれ拡張子を自動でつけてくれる。で、これをLibreOfficeで開くとどうなるかというと、実はうまく開かない。これは、LibreOfficeはInsyncがダウンロードしたドキュメントを、拡張子が「.doc」「.xls」であることから、「Office 2003以前の形式のOfficeドキュメントだ」と認識するのだけれど、実際のところInsyncがダウンロードしたドキュメントがOffice 2007形式であることによるもの。
原始的ではあるけれど、Insyncフォルダからファイルをローカルにコピーして、拡張子を「.ods」「.xlsx」にしてそれぞれLibreOfficeで開くことを試してみると、「.xlsx」にすることで開くことが分かる。拡張子でいえば「.docx」「.xlsx」になっているのが正しいのだけれど、そうなっていない様子。意図的なものなのかバグなのか、理由はよく分からない。