はじめに
過去に合格経験のある資格の中から受験時のノウハウを雑多書きしてみます。
今回は医療情報技師の前哨戦とも言える医療情報基礎知識検定試験について紹介して見たいと思います。
試験の概要
医療の情報化が進む今日、保健医療分野で業務に従事される方は、ほとんど例外なく患者情報、健康情報等を扱う情報システム(病院情報システム、電子カルテシステム、レセプト電算処理システム、健診情報システム等)を利用します。患者情報、健康情報等の取り扱いには、個人情報保護、プライバシー保護に特別の注意が必要であることは言うまでもありませんが、電子化された医療情報は紙媒体とは性質を異にするため、それを取り扱う人は、ITの基本的素養を身につけ、医療情報システムの特質を理解し、医療情報倫理を踏まえ、ユーザとしてのセキュリティ対策を講じることができる知識をもっていることが求められます。
「医療情報基礎知識検定試験」は、医療情報を扱う人々が共通にもっておくべき基礎的な知識を検定するものです。本検定試験は、合否判定を行って資格を与えるのではなく、受検者が自身の知識レベルを客観的に評価する機会を提供することを目的としています。業務として医療情報システムを使うことがある方、患者情報・健康情報等の処理に携わる方には、ぜひ受検をお勧めいたします。
出題形式としては四者択一形式、80問(マークシート形式)。
合格基準は得点率75%(80問中60問の正解)とぱっと見だけだと若干高く見えますが試験内容が割と簡単なので身構える必要はありません。
問題形式のイメージを掴みたい方は医療情報技師育成部会が公式に出している出題例を参照して見てください。
出題例
受験時の勉強方法
医療システム部署に所属していたり、応用情報技術者も所有していたことから、1,2ヶ月程度の勉強でもなんとかなりました。
ベースとなる知識を特に持っていない場合はもう1,2ヶ月前持って準備しておくことをお勧めします。
###使用したテキスト
とりあえずの一冊。
できれば最新版を購入しましょう。
医療情報学会が出版のため、試験範囲について広く浅くカバーできます。
公式で配布している試験範囲の基礎用語とその解説をまとめた用語集。
試験範囲をバッチリカバーしており、元々ある程度知識があればこれだけでも充分なのではと言える内容。
入手に少々情報登録が必要ですが、非常に役立ちました。
使用した過去問
有志の方々で試験問題をまとめられているWiki。
注意して頂きたいのは医療情報基礎知識検定ではなく、医療情報技師検定
の過去問をまとめているWikiである点です。
難易度が全然異なりますが、医療情報技師も受験予定だったのと、内容自体は同じだよね!ということで僕はこのサイトを必死に解いていました。
一応こういう過去問集もあります。
こちらの参考書であれば、テキストと過去問もついており、非常に役立つのではないでしょうか。
僕は出来るだけお金を使わずに受けようとしたので、購入しませんでしたが、おそらく効率的に勉強できるはず。。。
最後に
おそらく、こちらの検定試験を受ける方は将来的に医療情報技師を受ける予定もある方が多いかと思われます。
ちょっとレベルを上げて医療情報技師の試験内容で勉強しても役に立つかなと思います。
後ほど、医療情報技師についても記載します。