はじめに
取得したコレクションの「これとこれとこの列だけ使いたいなぁ。ほしい列だけのコレクション作れないかな」となったことはありませんか?
本記事では「コレクションから任意の列を抽出する方法」をご紹介します。
(コレクションから必要な条件に一致するものを抽出したい方はこちらの記事が参考になるかと思います。)
「Utility - Collection Manipulation::Split Collection」を使用する
コレクションから任意の列を抽出するために「Utility - Collection Manipulation::Split Collection」を使用していきます。
「Utility - Collection Manipulation::Split Collection」を使用するとコレクションを異なる列に分割することができます。
やり方
以下の実装の情報コレクションからフィールド1、フィールド3、フィールド5だけを抽出して新たなコレクションを作成したいと思います。
必要なコレクションを用意する
必要なコレクションは、
・メインコレクション(情報コレクション)
・メインコレクションから分割する列名が記載されているコレクション(分割コレクション)
・分割した列を保存するコレクション(保存コレクション)
になります。
メインコレクションから分割する列名が記載されているコレクション(分割コレクション)の設定
今回はメインコレクションである情報コレクションからフィールド1、フィールド3、フィールド5を抽出したいので分割コレクションは以下のように設定します。
予めフィールドを設定したコレクションは、データが少なくとも1行必要なので初期値タブをクリックし、右下の追加ボタンから行を追加しておきましょう。
これを忘れると「System Exception : Template collection cannot be empty」というエラーが発生して分割してくれなくなります。
分割した列を保存する保存コレクション
今回の実装では分割した列を保存するために「保存コレクション」という名前の空のコレクションを用意しています。
Utility - Collection Manipulation::Split Collectionの設定
続いて、Utility - Collection Manipulation::Split Collectionの設定を行います。
Collection1には、メインコレクションを設定します。(情報コレクション)
Collection2 Templateには、メインコレクションから分割する列名が記載されているコレクションを設定します。(分割コレクション)
Collection3 TemplateにもCollection2 Templateと同様に分割コレクションを設定します。入力が必須のパラメータであるためCollection2 Templateと同じコレクションを設定しています。設定していない場合、System Exception : Template collection cannot be emptyというエラーが発生します。
次に「出力タブ」をクリックして、保存先の設定をします。
Collection2の保存先に「保存コレクション」を設定します。Collection3については、Collection2と同様の設定をしているため保存先を入力する必要はありません。
右下の「OKボタン」をクリックして、設定が完了になります。
実行
実行してきます。
実行が完了したら保存コレクションの中身を確認していきます。
情報コレクションからフィールド1、フィールド3、フィールド5の抽出ができました!
まとめ
コレクションから任意の列だけを抽出し、空のコレクションに保存する方法を紹介してきました。
「Utility - Collection Manipulation::Split Collection」を使用することでメインコレクションの列を分割し、任意の列を抽出することができます。
今回はメインコレクションからフィールド1、3、5を抽出するのみだったためSplit Collectionの入力パラメータCollection2 Template、Collection3 Templateには同様の分割コレクションを設定しましたが、異なる名前のコレクションを設定することで複数のコレクションに任意の列を抽出することが可能です。
本記事が、ご参考になれば幸いです。