はじめに
Webアプリケーションでは、clickなどのユーザーのアクションを要求する事が多くなります。
その際に時々見かけるのが、どこをclickすれば良いのか分からない画面です。
考えられる対応策はいろいろありますが、個人的に簡単で効果が高いものは、アイコンとマウスポインタの形状変更だとおもっています。
そして、マウスポインタの形状はcssで変更が可能です。
ここではマウスポインタの形状変更の方法をまとめます。
*なお、アイコンはこちらなどを使用すれば良いかと思います。
https://fontawesome.com/
方法
CSSのcursor
を使用します。
cursorとは
マウスポインタが要素の上にある時に表示されるカーソルの形状を設定するstyleプロパティです。
どんな形があるの?
こちらを参照してください。
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/cursor#Syntax
個人的に良く使用しているものはこちらです。
値 | 内容 |
---|---|
pointer | リンクの時に表示される矢印です。 私はA要素以外でclickで実行になる箇所に設置します。 |
help | ヘルプが使える事を示します。 私はヘルプ表示の箇所に設置します。 |
not-allowed | 操作できない事を示すカーソルになります。 私は未入力で実行できない時に、 disabled と併用する事があります。 |
コード例
.sum {
cursor: pointer
}
<p class="sum">合計値を出す</p>
* class意外にもdisabled
などをセレクタにすると、UIフレームワークで扱いやすいと思います。
サンプル
See the Pen Cursor sample by H.N (@H_Naito) on CodePen.
注意すること
使い方自体はかんたんですが、使う場所とタイミングが大事かと思います。
例えばですが、helpでもない部分にhelp
があったり、clickできる状態なのにnot-allowed
のままだと、エンドユーザーが混乱します。
うまく使い分けることで、使いやすい画面を作る事が出来ると思います。
参考資料
CSS cursor プロパティ
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/CSS/cursor