#家庭内のDXにとっても有効なLINE botを利用した購入申請できたよ!!
よくある日常の会話。※実際の人物・団体とは(以下略
パパ「XXXX買いたいんだけど、いいでしょうか」
ママ「なんで必要なの?」
パパ「いや、古くなってきたから・・・」
ママ「いくら?」
パパ「XXXX円です・・・」
ママ「んー。いらなくない?」
このやりとり結構辛いんですよね。人によると思いますが。こういうやりとりの辛さを、LINE botさんに仲介していただくことで改善しようというのが、今回の目的です。
お互いドライに。品名、金額、参考URL、購入理由などをフォームにポチポチと入力したら、あとはLINE botさんがよきように手配してくれます。
動作は以下の動画を見てみてください。
家庭内DXに効果抜群のLINE botを活用した購入申請。
— Hiro (@mofumofu_dance) June 17, 2020
申請: Microsoft Forms
承認アクション : Flex message
一覧 : Azure Blob storage上のhtmlファイル pic.twitter.com/zhdd0BgDZJ
今回のアーキテクチャ
アーキテクチャというほどでもないですが、今回使ったのは、
- LINE Messaging API : いうまでもなく。インターフェース
- Microsoft Forms : フォームを作れないのでFormsで代用
- Power Automate : ロジック全般
- SharePoint リスト : データ蓄積用
- Azure blobストレージ : 申請履歴をHTMLファイルとして保管
です。
Formsのフォームを購入申請情報の入力に使っていますが、LINE上でページを表示してくれるので、ユーザーが接するアプリとしてはLINEに限定されています。
LINE上での表示
LINE上の画面は以下のように構成されています。よく使うアクションである、申請作成 と 一覧表示 はリッチメニューで起動できるようにしています。
承認者は、送られてきたFlex messageに表示された内容を確認して、OK/NGのボタンをタップするだけ!大変ドライな対応ですみます。
イベントの処理 (Power Automate)
申請フォームへの入力をトリガーにして承認者にメッセージを送信する、承認結果を処理して記録&結果通知。主にこれらのイベントが発生しますが、これらはPower Automateで処理しています。
HTTPのコネクタを使っているので、場合によってはLogic Appsのほうが良いかもしれません。
長い方のフローがLINEからのWebhookをトリガーとして起動するメッセージ処理+もろもろのデータ処理用フローです。
短い方はFormsの回答をトリガーにしています。回答があったら承認者側にPushメッセージを送信します。
手軽さと、想定されるデータ件数から、すべてのデータはSharePointリストに保存しています。
※各フローの詳細は、長くなるので別の投稿で記述します。
紹介おわり
LINE側は特にやることがないので、メインはPower Automate上の処理になりますが、とても長いので別のブログで解説します。
それでも、コード書くことなく手軽に めんどくさい プロセスのデジタル化ができるのはとても良いですね!
なお、Power AutomateではLINEのカスタムコネクタを利用しています。ご参考まで
Power Platform用にLINE Messaging APIのカスタムコネクターを作ってみた - MoreBeerMorePower