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この記事は、適応型ソフトウェア開発 アドベントカレンダー 2024 の 18日目です。

複雑適応系

適応型ソフトウェア開発では、チームのことを複雑適応系と呼称する。

それでは、複雑適応系を効果的に運営することができた実体験に基づくルールを挙げてみたい。

複雑適応系に与えたルール

大きくは2つのルールだ。
ワーキングアグリーメントといってもよいだろう。

「わからない」と言えるのは、美しいことだ。

背景

どうしてもカオスに向き合っていくうちに、なんとなく解釈してしまう瞬間が来る。
でもそれが自分だけのことなのか、全員そうなのか判断ができないと、適切にカオスの淵を把握することができなくなってしまう。

そのため、「わからない」という状態を見つけたときには、まっすぐ「わからない」と伝えることが美しいものであるという美学をルールの1つとした。

効果

各々の職能別にわからないと感じるポイントは違うという当たり前のことを全員で再認識することができた。
このわからなさを把握することで、領域と領域の間に存在する曖昧性についても議論するきっかけにもなった。

真剣に考えた末の「嫌」には価値がある。

背景

1つの領域から見た情報をもって、突き進むことも適応型ソフトウェア開発では可能だ。
しかし、多角的に物事を進行し、常に状態を観測し続けることこそイテレーションの開発指標となっているこのフレームワークにおいては、1つの正義に価値はない。

別の文脈でその物事を観測したときに、嫌だを思うポイントがあったときにはそれを開示することは美しいものであるという美学をルールの1つとした。

効果

1つの職能が一点突破しようとしたときに、別領域で発生しうる歪みを是正することができた。
この歪みはいずれ何かの負債になり、柔軟な適応活動を阻害する要因になりうる。

それをこの「嫌」という気持ちをトリガーにして突破することができる価値のある話だった。

まとめ

この2つの簡単なルールを複雑適応系に持ち込むことで、カオスの淵を発見しタスクに落とし込む速度が向上したり、カオスの淵に対する向き合い方を一方的な正義で片づけないことができるようになった結果、圧倒的な適応力を得るに至る。

これが非常に重要で、有効なルールだった。

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