この記事は、転職活動して気づいた「これをやっていれば.../やってよかった」をシェアしよう by 転職ドラフト Advent Calendar 2024 の 10日目の記事です。
転職は不安だ
転職を考えるとき、すごく不安だったことを覚えている。
今の暮らしを手放して、想像の上にある新しい暮らしを始めるきっかけの行為なのだ、それはもう不安である。
筆者は、過去に3度転職を行っているが、総じて不安は付きまとっていた。
実際転職を決行した数は3回だが、頭をよぎった瞬間は多々ある。
実際に決心した機会と、そうではない機会で何が違ったのかを振り返ったとき、とても大切な気づきがあったので、その気づきについてこの記事ではまとめていく。
転職を考えている誰かに届けばいいな。
筆者について
私は34歳のフロントエンドエンジニアであり、チーム開発などではリーダーポジションをすることが多い。
住環境としては、地方都市から東京の企業へフルリモートで業務を進めている。
エンジニアキャリアとしては、早いもので12年目となる。
12年のエンジニアキャリアを振り返ったとき、転職が頭をちらついた瞬間は1度や2度ではない。
転職を考えたとき
転職を考えるきっかけはいろいろあったが、私が感じたきっかけの多くは以下の2つに分類されることが多かった。
- 面倒だな...逃げ去りたい...と思う気持ちが湧いたとき
- 周りの景色がちっぽけに見えてきたとき
面倒・逃げ去りたいと思う気持ちが湧いたとき
現状に漠然とした不満や恐怖があり、この場から逃げたい・離脱したいと考えたときに、私は転職が頭をちらついたことが多々ある。
自分の身を守るために環境から離れようとする意識が働いているのかもしれない。
この気持ちを持った時、転職先には「救い」を求めて、転職活動を始めることが多かった。
周りの景色がちっぽけに見えてきたとき
自分の想像を超えてこなかったり、イメージ通りに物事が進んでいく状態だったり、自分が何か挑戦的な行動をとれる機会がとても少なくなってしまったときに、私は危機感に駆られて転職が頭をちらついたことがある。
危機感の根源は、自分のエンジニアスキルが市場価値を失ってしまうのではないか?という漠然とした不安だと思う。
この危機感を持った時、転職先には「挑戦」を求めて、転職活動を始めることが多かった。
「救い」と「挑戦」
転職のきっかけが「救い」によるものか、それとも「挑戦」に駆られているものなのかによって、転職に対する気持ちがまるで異なっていた。
転職先に「救い」を求めていた時
結果論だが、私はこの気持ちで転職活動を行っているとき、須らく転職はとん挫した。
事実この「救い」をもとめた転職活動は何一つうまくいったことがない。
うまくいかなかった原因
大前提として、誰かに自分の環境を変えてもらいたい気持ちだったり、他人に自分の行動をゆだねていることが多かった。
その結果として、転職中の面接で自分自身の志望動機を語る必要があるが、そのエピソードがとても軽薄で、一緒に仕事をしたいと思ってもらえるものではなかったと思う。
実際にこの気持ちのまま転職をしたとしても、人や環境のせいにしてしまったりしていただろう。
一言でいうなら、私にとって正解の転職先を必死になって探してしまうのだ。
ここに行けば、私は大丈夫だ。正解なんだ。そういう気持ちで行動してしまうとあまりよくなかった。
しかし、私は3度転職をしているが、どのような時に転職できているのだろうか。
それは、挑戦を追った時だ。
転職先に「挑戦」を求めていた時
前述したとおり、挑戦を求めているとき、市場価値に焦りを抱えていることが多かった。
自分の市場価値を上げるために手っ取り早いことは、できることを増やすことや有効な経験を得ることが重要だ。そのような経験や技術は与えてもらうものではなく、勝ち取るものなのだと考えている。
挑戦を追っているとき、どんな挑戦をしたいのか、どんな人材に成長して市場価値を高めたいのかをしっかり考えてイメージを持っていることも多く、面接での志望動機を語る際にも熱量を込めて話すことができたりする。
救いを求めているときとは異なり、私の「技術」・「経験」・「市場価値」にとって、この転職を必ず正しかったと言ってやる。という覚悟があった。
事実、挑戦を追いかけて転職した先で今過ごしているが、正解だった。私は正しかったと胸を張って言うことができる。
転職を考えているとき、何を求めて転職をしようとしているのかを自分に問うてみることで、その活動は自分にとってどういうものなのかを知ることができそうだ。
まとめ
転職のきっかけはいろいろあるが、何を求めているのかを知ることがとても大切である。
特に「救い」を求めているときには、その転職は必要なものなのかを少し考えてみるとよいかもしれない。
挑戦を求めているときには、その気持ちにブレーキをかけてはいけないと思う。
必ず成功に変えるんだという覚悟があるなら。
転職は簡単な決断ではない。
だからこそしっかりと自分と向き合うことが大切だ。
正解の転職先を探すんじゃない。
自分の判断を正解に変えることが重要だ。
最後まで読んでくれてありがとう。
転職を考えている人の何かのきっかけになれたらと切に願っている。