この記事は、適応型ソフトウェア開発 アドベントカレンダー 2024 の 15日目です。
day, week の使い分けの理由
適応型ソフトウェア開発において、もっとも重要なことは「最新状態」に常に追従することである。
そのため、あらゆる場面・さまざまな粒度での情報収集と「状態」の観測を徹底すること。
それこそが適応型ソフトウェア開発の肝心な部分である、マルチタスクを実現させるために大切なことだ。
状態の観測
PDSを適切に記載することは重要でない。
何度も記述している通り、最新の情報・状態を常に観測しつづけることが大切なことだ。
それが実現できるなら、正直PDSすら使用する必要はない。
適応型ソフトウェア開発には、「簡単なルール」しかないのだから。
チームで適応活動をする
簡単なルールしかない状態で、自分たちにとって最適な方法を導き出す必要がある。
それはなかなか難しいことだ。
だから決まり手やセオリー・定石のあるスクラムフレームワークを採用することも多いと思うが、適応型ソフトウェア開発においては定石などない。
だからこそどうにでもなるし、どうすることもできる余地が残されている伸び代の多いフレームワークである。
大切なこと
自分たちの状態変化を徹底的に炙り出すためなら、どんな手段でも使っていく。
それが適応型ソフトウェア開発を進めるために大切なことだ。
この状態変化の数がチームの進捗度を示したり、案件進行を見える化することができる透明性につながっていく。
これが筆者の解釈した適応型ソフトウェア開発である。