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アンドロイドアプリ はじめの一歩

Last updated at Posted at 2019-08-03

これは?

アンドロイド(Android)アプリ開発未経験の方に向けた、
アンドロイドアプリの作成方法や周辺的な知識を共有する為のドキュメント

確認環境

  • Windwos 10 Pro
  • Android Studio 3.4.2

どういう人向け?

  • これからAndroidの開発環境を構築してみたい方
  • これからAndroidのアプリを作ってみたい方

何が出来る様になる?

  • アンドロイドの開発環境の設定
  • シミュレーターの作成、実行
  • アプリの画面にボタンを追加し、ブラウザの起動を行うアプリの作成

何は説明しない?

  • プログラミングの言語仕様

説明すると膨大になるので、リファレンスを参照下さい

初めに

開発情報

Android Portalから情報を得ましょう

用語集

アンドロイドの開発には色々な用語が出てきます
用語について簡単に纏めておきます
わからない用語が出てきたタイミングで振り返って確認下さい

用語 意味
IDE 統合開発環境
Integrated Development Environmenの略
これ一つで開発を行える
Android Studio アンドロイド開発用のIDE
Android SDK ソフトウェア開発キット
Software Development Kitの略
プログラムを書く、動かす為に必要なもの
HAXM Intel® Hardware Accelerated Execution Managerの略
シミュレーターの速度改善
プロジェクト アプリの作成に必要なファイル等の集合
ビルド 実行可能なファイルを作る事
パッケージ(pkg)ファイル アンドロイドのアプリの事
Java プログラム言語
Kotlin プログラミング言語
Javaとの相互利用可能
Gradle ビルドシステム
Android Studioでも利用されています
Activity 画面
Intent 意思
例)アプリの任意の動作で画面を切り替える
例)ボタンを押した時にメッセージを表示する
AVD 仮想端末
Android Virtual Deviceの略
PC上でAndroidのシミュレートをする
AVD Managerから仮想端末の追加、破棄、実行可能
ADB コマンドライン ツール
Android Debug Bridgeの略
端末と通信可能なツール
アプリのインストールやコマンドの送信、他実行可能

環境設定

IDEの導入

  • Android Studioへアクセス
  • DOWNLOAD ANDROID STUDIOから規約に同意してダウンロード
  • インストーラーを使って任意のパスにインストール

IDEの起動

※注 ToolTipで誘導してくれるので指示に従いましょう

  • 導入でインストールしたAndroid Studioを実行
  • 設定のImport確認があるので、任意に設定
  • Googleへ情報を提供するかの確認があるので、任意に設定
  • Android Studioの設定の確認があるので、任意に設定
  • Kotlinを導入して再起動する

ここまで来て以下の画面が表示されていれば環境の設定は完了です
1.startup.png

プロジェクトの作成

内容 設定
プロジェクトの種類 Empty Actibity
プロジェクトの名前(Name) HelloWorld
パッケージの名前(package name) com.exsample.helloworld
プロジェクトの保存先(Save location) ★任意
言語(Language) Kotlin

参考画像

2.choose.png
3.config project.png

プロジェクトの構成を見てみる

5. project view.png

今回注目するファイル

  • app\src\main\java\com\example\helloworld\MainActivity.kt
  • app\src\main\res\layout\activiy_main.xml
  • app\src\main\AndroidManifest.xml
ファイル名 役割
MainActivity.kt Activityの動作を記述する
記述はKotlin
activiy_main.xml Activityのレイアウトを記述する
記述はxml
AndroidManifest.xml システムがアプリのコードを実行する為に必要な情報を記述する

実行

アプリを動作させる

プロジェクトを作成した時点でアプリを動作させる事が可能です
動作させてみましょう

アプリのビルド

  • メニューのBuildからMake Project
  • メニューのRunからRun

シミュレーターの作成及び、実行

※注 選択可能・実行したいなシミュレーターが存在しない時のみ作成下さい
※注 アンドロイドの端末を利用する場合、本設定は不要です

  • Create New Virtual Deviceを選択し、シミュレーターを作成する
  • Select system image画面で任意のシステムを(必要ならDownloadし)選択する
  • Verify Configration画面で任意の設定をする
  • 任意のシミュレーターを選択して実行

参考画像

6.target.png
7.choose device.png
8.system image.png
10.verify config.png
9.target second.png

ここまで来て以下の画面が表示されていれば実行完了です
11.run.png

アプリのカスタマイズ

今回はActibityにボタンを追加してみます
ボタンを選択された時に任意のURLをブラウザーで表示します

手順は以下になります

手順

  • レイアウトファイル(activiy_main.xml)へボタンを追加
  • アクティビティ(MainActivity.kt)にて動作を追加

ボタン追加

  • activiy_main.xmlを開く
  • PaletteからButtonを選択する
  • Preview画面にドラックアンドドロップする

参考画像

12.layout.png

参考内容

activiy_main.xml
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout
    xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    xmlns:tools="http://schemas.android.com/tools"
    xmlns:app="http://schemas.android.com/apk/res-auto"
    android:layout_width="match_parent"
    android:layout_height="match_parent"
    tools:context=".MainActivity">

    <TextView
        android:layout_width="wrap_content"
        android:layout_height="wrap_content"
        android:text="Hello World!"
        app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent"
        app:layout_constraintLeft_toLeftOf="parent"
        app:layout_constraintRight_toRightOf="parent"
        app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
    <Button
            android:text="Button"
            android:layout_width="wrap_content"
            android:layout_height="wrap_content"
            android:id="@+id/button" />

</androidx.constraintlayout.widget.ConstraintLayout>

動作追加

  • MainActivity.ktを開く
  • onCreate関数の中で動作を記述する
MainActivity.kt
package com.example.helloworld

import android.content.Intent
import android.net.Uri
import androidx.appcompat.app.AppCompatActivity
import android.os.Bundle
import android.widget.Button

class MainActivity : AppCompatActivity() {

    override fun onCreate(savedInstanceState: Bundle?) {
        super.onCreate(savedInstanceState)
        setContentView(R.layout.activity_main)

        // レイアウトからボタンを探す.
        var button = findViewById(R.id.button) as Button

        // 見つかったボタンに動作を割り当てる.
        // 動作の割り当てはボタンを押された時に呼び出される関数(リスナー)を定義し、
        // 定義した関数の中で動作を指定する.
        button.setOnClickListener {
            var uri = Uri.parse("https://www.google.com")
            var intent = Intent(Intent.ACTION_VIEW, uri)
            startActivity(intent)
        }
    }
}

内容説明

  • レイアウトファイル(activiy_main.xml)に記載したボタンをレイアウトから見つける
  • ボタンに対して押された時(setOnClickListener)の動作を定義する
  • Uriというクラスで任意のURLを指定する
  • Intentを定義し、実行する
  • システムはIntentの意図を認識出来るアプリに対してお伺いを立てる
  • ブラウザーはIntentの意図を認識出来る設定になっているのでシステムはブラウザーを起動する
  • 複数のアプリが意図を認識出来る場合、どのアプリを立ち上げるのかを確認する

結果確認

アプリを動作させるの項目と同じ事を実施する事で動作の確認が出来ます
ご自身で動作の確認をしてみて下さい

最後に

Intentには様々なパラメータを設定出来ます
是非、電話帳やカメラを起動する設定を調べて記述してみて下さい
ボタン以外にも様々なUIをレイアウトに設定出来ます
是非、チェックボックス(CheckBox)やラジオボタン(RadioButton)等を追加してみて下さい

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