Raspbian OSからpipでのパッケージダウンロードや、httpsでのアクセスができないと思ったら時計ずれてただけだった話。

タイトルまんま。なんかしらんけど、pipで変なエラー出る。

Cannot fetch index base URL https://pypi.python.org/simple/
Could not find any downloads that satisfy the requirement pip in /usr/lib/python2.7/dist-packages
Downloading/unpacking pip
Cleaning up...
No distributions at all found for pip in /usr/lib/python2.7/dist-packages
Storing debug log for failure in /home/pi/.pip/pip.log

pip.logを見ると、connection errorとか出てる。
curlやwgetでhttpsに接続しても

curl: (60) SSL certificate problem: certificate is not yet valid
More details here: http://curl.haxx.se/docs/sslcerts.html

のように出る。apt-get install --reinstall ca-certificates しても、状況は変わらない。

なんじゃこりゃ！　ってことで、さんざん調べたら、日時が全然合っていなかったのが原因らしい。
時計の初期設定をし忘れていたのが原因で、あと、ラズパイはハードウェアクロック持ってないから、起動時の時刻は前回システム終了時の時刻になるみたい。
ntpdは動いてるんだけど、ntpdって、全くトチ狂ってる時計を合わせるのが目的じゃなくて、あくまで微調整のため、ちょっとずつ合わせる、みたいなことをしているらしく、こういうときには役に立たない。

そこで。とれる方法が。

1. 手動で時計合わせ
   sudo date -s "Oct 2 13:05 JST 2016"
2. ntpdateで時計合わせ sudo service ntp stop ; sudo apt-get install ntpdate ; sudo ntpdate -s -b -u ntp.nict.jp ; sudo service ntp start

さらに。どうせなら起動時に同期したいよねって思って、調べてみた。
起動時、ネットワークを立ち上げる段階でntpdateを呼んでるようなので(/etc/network/if-up.d/ntpdate)、そいつが呼んでいる/usr/sbin/ntpdate-debianというシェルスクリプトが参照している/etc/default/ntpdateを編集する。

ntpdate

NTPDATE_USE_NTP_CONF=no
NTPSERVER="ntp.nict.jp"
NTPOPTIONS="-s -b -u"

これで再起動してみても、なぜか時刻更新されている気配がなかった。syslogみた感じ、dhcpcdより先にこのスクリプトが動いてNTPサーバにアクセスできてない？
仕方ないので、/etc/init.d/ntpをちょっと変えてみた。

/etc/init.d/ntp

start)
        #略
        lock_ntpdate
        ntpdate-debian  # この行を追加
        start-stop-daemon --start --quiet --oknodo --pidfile $PIDFILE --startas #DAEMON -- -p $PIDFILE $NTPD_OPTS
        # 略

なんとなくうまくいってそうな雰囲気。