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プロンプト = 日常のコミュニケーション - 良い質問とは

Last updated at Posted at 2024-01-09

プロンプト

シンプルな質問でも答えは得られるが、「質の良い答え」を得るために
人も「いい質問」を工夫するといいでしょう。

良い質問とはモデルに答えに必要な情報を渡して、より良い結果を得るよう
個人的には必須とオプションがあると思います。

良い質問と答えに必要な情報

項目 説明 必要 or 不要 備考(理由)
指示 質問の意図 必須 会話が山に行くので
情報 あった方がいい あった方がいい 効率がいい
文脈 あった方がいい あった方がいい 効率がいい
詳細 +@のdetail 不要かと 結局、話し合いながら詰めていく
出力指示子 出力のタイプや形式のこと 必要な場合 csv,yaml,JSONなど

例えば次の何の「さくら」というシンプルすぎる質問を投げると
何かしら結果は得られるが、意図したものではない可能性が高い

例)
意図

花見でみた桜の種類について調べたい

プロンプト

さくら

出力

桜が満開の季節、公園には人々が花見をしながら・・・

⇒桜を素材に短い文を書いてもらえました笑

ここで足りないのは指示と情報かと思いいます。
例えば

プロンプト

私が花見でみた桜は何でしょうか。白い花と葉っぱがありました。

出力

花見で花と葉っぱが同時に見えた場合、おそらく見た桜の品種は「ヤマザクラ(山桜)」である可能性が高いです。・・・ 理由とヤマザクラへの説明が続く

どうでしょう? どのような桜なのか聞く(指示)また、葉っぱがあるという(必要な情報)を渡すことで意図通りだと思う可能性が高い回答が得られました。このように、タスクを実行するために最適なプロンプトを設計するアプローチをプロンプトエンジニアリングと呼びます。

よく言われる zero-shot? few-shot?とは

zero-shot prompting

最初から質問をするパタン。これは文字通り一発芸みたいなものです。
質問するから答えて、LLMモデルは色は引き出し中一つを出します。
(直前の質問履歴と関連する可能性が高い)

Q: <質問>?
A:

few-shot prompting

いくつかの質問と答えをベースに答えるパタン

Q: <質問>?
A: <答え>
Q: <質問>?
A: <答え>
Q: <質問>?
A: <答え>

プロンプト:

リンゴ // 赤
バナナ // 黄色
ブルーベリー // 青
この場合、壁の色は
この壁はブルーベリーのようだ //

出力:

文脈から青色とみえますね。

few-shot promptingにより、文脈に沿った学習が可能になります。
言語モデルがタスクを学習するために、わずかなサンプルを提供することができます。

まとめ

いかがでしょうか。難しく思うかもしれませんが、
日常で行われる人とのコミュニケーションと同じだと思いませんか。
私はよく 「zero-shot prompting」 で妻に質問をしてしまうので 「は?」 って顔で見られたりします。それに比べたら、LLMはなんて優しいんだ💛

要は

3つのルール

  • 質問の意図を明確する
  • 必要な情報を渡す
  • (必要であれば例え話も混ぜる)

これでよき答えを得るようにしましょう。

参考
<プロンプトの基礎>
https://www.promptingguide.ai/jp/introduction/basics

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