#はじめに
こんにちは.
この記事は「ヒューマンコンピュータインタラクション論文紹介 Advent Calendar 2015」の22日目です.アドベントカレンダー自体書くのが初めてですが,今回はTEI(The ACM International conference on Tangible, Embedded and Embodied Interaction)という学会の論文を読んでみました.
今回紹介するのは,「Bloctopus: A Novice Modular Sensor System for Playful Prototyping」という論文です.自分が電子工作支援の研究をやっているので面白そうだな,と思って選んでみました.
#論文紹介
動画
USBで素子を挿す電子工作,(回路作成はビジュアルプログラミング言語で)という感じです.
##概要
- タンジブルはプロトタイピングに適している
- しかし複雑なことをしようとするとセンサが必要
- これには初学者が技術的なことを学ぶ必要性
- Arduinoは確かに簡単にしているが,手動で回路を作る必要がある
- Bloctopus(提案システム)ではUSBで接続でき,MIDIを用いて通信する
- データフローだけに注目してプロトタイピングできる!
##はじめに
- 機能を持つ電子機器のプロトタイプを作るのは初学者にとってチャレンジングだ!
- (i)回路を作ること (ii)プログラミング はプロトタイピングの障壁
- 今までのツールキットは簡単にして抽象化(LEGOマインドストーム)またはtextual programingと連携が必要になる(Arduino)
- 最近のトレンドはその中間!
- アイデアの発案と動くプロトタイプを作ることのギャップを埋める!
##寄与
- システムの実現可能性のデモ USBとMIDIを用いてダイレクトにつなげる
- ウェブベース 「executed live」「hybrid visual-textual」プログラミング
- モジュラーにした時のトレードオフの測定
- ケーススタディ
##THE BLOCTOPUS SYSTEM
- スタンダードMIDIデバイスとしてよくあるUSBを使用
- Hartmann「でかいモジュールはデザイナが作るプロトタイプを制限」→できるだけ外のガワを減らした
- Web-Based Visual Programmingを使用(Javaアプレット)