#子供向けのプログラミング教育について
今回はプログラミング教育に関して自分が感じたことを記事にしていこうかと思います。
##プログラミング教育の現状
来年度より小学校にてプログラミングの教育が義務化されることは、皆さんもご存じかと思います。
これまでは義務教育の中で明確にプログラミングに関する教育はありませんでした。
(小学校独自に取り組んでいた場合は除きます。)
私が小学生だったころはキッズ向けのYahooのページでなんやかんやタイピングの練習をしたような気がします。
グローバル化が進む中で英語の教育も小学校で義務化されますが、なにゆえプログラミングの教育を義務化するのでしょうか
##プログラミング教育の狙い
国がプログラミング教育をする狙いとしては、次世代の担い手達に**「プログラミング的思考」を養ってもらうことになります。
別の言葉を使えば「順序立てて物事を考え、試行錯誤し、問題を解決する力」**をつけてほしいわけです。
##実際に教えてみて
私は業務で何度か子供向けのプログラミング講座のような催しを経験したことがあります。
(内容としては簡単なプログラミングでロボットを動かすというものです。)
その経験ベースで少しお話します。
###子供たちの特徴
・興味があって参加し、いろいろ動かしまくっていく子
・来たときはまったく興味ないが、やっていくうちに楽しくなっていく子
・会話してもほぼ反応がない子
・子どもよりお母さんの勢いがすごい参加者
ざざっと箇条書きしましたが、子供が主体的に参加しているというよりは「プログラミング教育ってなに!?うちの子大丈夫?」っと不安になった親御さんが申し込んで参加している感じでした。
子供たちも実際にできるのか不安そうな顔をしていましたが、体験が終わるころには笑顔を見せてくれていました。
###子供たちの能力
・ローマ字入力でタイピングをこなす
・直接入力であれば入力できる
・タイピングは出来ない。
これはやはり個人差が出る部分でした。小学校低学年でもタイピングできる子もいましたし、高学年でも苦手な子もいました。
###子供たちの経験値
・スクラッチ等でプログラミング経験あり
・今回が初めてのプログラミング
個人的には意外にもプログラミング経験がある子が多かったです。
3人に1人くらいは経験者がいて、教えていても「あーそれ、知ってるよー」と(生意気に)受け答えしてくれました。
※別に子どもは嫌いじゃないです。
#最後に
プログラミング教育を義務化しますよ!という話が親御さんの中で先行しすぎて、なぜやるのかや教育の狙いという部分がきちんと周知できていないのではないかなと感じています。
また実際に教育する側の準備が整っているとは思えないので、後追いになったとしてもしっかり環境を整備してあげないといけないと思います。
(教材に関して不十分だという意見もありましたが、自分は教材を確認していないので言及しません。)
あとこの記事を書いていて思ったのは「これをQiitaに書くのは釈迦に説法ではないか」です。
今後は実際に皆さんにも役立つような話をたまに書いていきたいと思っています。
アドベントカレンダーに関しては、間に合わず申し訳ない限りですね。
それでは。