本記事の読者ターゲット層
・未経験者
・駆け出しエンジニア
・これからエンジニアを目指そうと思っている方
SESって不思議
私は1年半前に保育士からエンジニアに転職しました。
30歳からの転職は勇気のいるものでしたが、踏み出して良かったと思えます。
エンジニアにもいろいろな働き方があって、SESなる言葉があります。多分明確な定義は存在せず、SES企業に所属するエンジニアは「準委任契約で各現場の各案件に参画し、自分のできることを果たす人たち」くらいのイメージで転職しましたが、まあ1年半経っても大体そんなイメージです。
このSES業界が特殊だなと感じています。
ITって専門職だと思うんですよ、専門用語ばっかりで、各分野の資格があって、求められるスキルにもかなり段階があって。
にも関わらず、無資格未経験から参入できてしまうんですよね。
こんな業界ってかなり少ないのでは?と思います。
これは僕のように一念発起して転職した人にもチャンスがあるというメリットでもあり、
反面、
現場に参画してからわからないことだらけでダウンしてしまいかねないデメリットもあるのでは無いかと思っています。
これからIT転職を考える方はこのデメリットを抑えるためにも、研修が充実した会社を焦点に当てるのはいいのかなと思いますね。
案件面談
前置きが長くなりましたが
とにかく今はITの人材不足!
かなりいろいろな案件が世の中にはあって、未経験エンジニアにも何かしらのお仕事があって、日々のごはんを食べることができます。お仕事とってきてくれる営業さんありがとうごちそうさま😋
そして、経験の浅いエンジニアさんと話しているとよく話題になるのが掲題、『案件面談』についてです
各案件に参画する前に、その案件にとってそのエンジニアがマッチしているか面談があり、マッチしていると認められればオファーの声がかかります。
いや、就職面接か???
僕はそう思いました。
転職するわけでもないのに、何回も就職面接せなあかんのか?
僕はそう思いました。
まあいうて僕も何度か案件面談を潜り抜けてきました。
声を大にして言いたい。
案件面談こわくないよ!と。
面談対策とは何か?
案件面談こわいよー!やだよー!という人々の声に応えて面談対策というのが企業の研修にあったりします。僕はやったことないですが。これ何するんですかね?
皆さんの経験したおもしろかった面談対策エピソード募集。
なので、ここまで読んでくれた方々に我流の面談対策を伝授したいと思います。
面談対策はマインドの切り替え
面談を怖がる人々の共通点は、立場の勘違いです。
案件面談は、ビジネスです。
面談担当者は鬼ではありません。
面談担当者側も、力を貸してくれるエンジニアを探しています。
そして力を貸すエンジニアがあなたがたです。
もちろん、面談担当者は「あなたうちで本当にやっていけるの???」という疑いの眼を向けてきます。
ですが、だからと言って面談担当者が上下関係で上ということもないのではないかと私は思っています。
我々は力を貸す側として、『対等』だというマインドを持ちましょう。
己を知る
面談対策なのかわかりませんが、自身のスキルや特性を自身で把握しておくことは大切です。
前置きでも述べましたが、案件は幅広くあり、未経験でも参画できるものは多いですが、ゆえに
面談で自身のことをしっかり伝えられないと、力はあるのにオファーが来ないこともあれば、自身には備わっていないスキルを求められて厳しい思いをすることもあると聞きます。
面談は己を知ってもらう場です。
対等に。
面談担当者にオファーしていただくというのは不変の仕組みではありますが、自身からミスマッチしている案件に参画しないためのアピールの場なのです。
対等に。
結果(オファーの有無)は、マッチするかしないか、それだけでしかないのです。
オファーが来なかったとしてもそれを過度に悲観することはありません。
ミスマッチだっただけです。
あなたが否定されたわけではない。
案件側もあなたを迎え入れる器が無かったんですね。
スキル不足を嘆いても、スキルは積み重ねの賜物で一朝一夕に獲得できるものではありません。
目の前の面談対策においてスキルに焦点を合わせるのはあまり適切でないと考えます。
(長期的に考えるなら当然スキルアップは大切ですが)
目の前の面談において大切なのは、落ち着いて相手の話を聞き、自分の言葉で答える(応える)ことです。
相手が望んでいることがコミュニケーション能力なのに、黙々と作業に集中できることをアピールしてもミスマッチです。
相手が望んでいることが独立した課題解決能力なのに、協調性の高さをアピールしてもミスマッチです。
集中力も協調性も魅力的な力ですが、適切にアピールできないと宝の持ち腐れです。
相手(案件)に応じたアピールを心掛けることが肝要なのかなと感じています。
かといって背伸びし過ぎたアピールをしすぎると、それもミスマッチで自分がツラくなるでしょう。
多少の背伸びは成長のために必要でしょうが、それが自分の頑張れる範囲の背伸びを越えてしまうと倒れてしまうと思います。
そのため、『己を知る』必要があるんですね。
ミスマッチした案件に参画しないため、自分を守るため、自分を知りましょう。
自己というのは自分で客観的に見ることができないという点で、自己こそが一番の他人です。
他人のほうが社会の中での”私”(社会から認識される私の像)を理解しているのです。
先ほどから何度も述べている『己を知る』は、普通に生きているだけでは無理難題なのです。
それに取り組むきっかけをくれるのが「案件面談」であり、手法が「面談対策」なのです。
エンジニアは哲学者なのです。
さあ、哲学をしよう!
あとがき
早くスキルだけで「君が欲しい!」って言われるエンジニアになりたいものです。
人間性で戦うしかない未経験エンジニアこそ人間性を否定されたみたいで落ち込んでしまうのも致し方ないのかもしれませんね。
僕はオファーされなかったらこう思うようにしてます。
「あいつ見る目ないな!」