合格
基本情報技術者試験(以下、FE)に合格しました。
伝統に倣い合格体験記を納めたいと思います。
読者がこの記事を読むか判断するために必要な情報
・勉強時間2ヵ月50~60時間程度
・参考書1冊
・エンジニア歴2年
・すでに持ってる資格はCCNAとLpicLv1とAZ900
勉強方法について
1.早めの受験申込
他の方の受験合格体験記を参考にして勉強期間を見積もったうえで、2ヵ月と決めて受験申込をしました。
背水の陣…ではありませんが、社会人の限られた時間の中でダラダラ勉強するほど無駄なことはないので
期日をしっかりと定め、そこに向けてしっかりコツコツと積み重ねていくために、申込を行いました。
6/28にはテストが控えていることが常に頭から離れず、コツコツと勉強することができましたので、これは本当に良かったと思います。
2.過去問道場の利用
https://www.fe-siken.com/fekakomon.php
上記サイトは言わずと知れた過去問道場さん。IPAの公開する過去問題集をWeb上で解きやすく、さらに解説までつけてくれています。活用しない手はありません。
ぶっちゃけ過去問の正答率9割まで仕上げても試験本番では初見問題だらけで焦ったのでそんなにやりこむ必要ないのかも…?と思う反面
初見問題が多いのだから対策できる部分だけでも満点取るつもりで打ち込んだほうがいいと思う面もあります。
僕の場合は参考書を1周してからは過去問道場に籠っており、
参考書1周(15時間)→過去問道場(20時間)→参考書1周(3時間)→過去問道場(20時間)くらいの配分だったと思います。
3.科目Bへの対策
FEは科目Aと科目Bがあり、科目Bにはアルゴリズムを問う問題が多数あります。
得手不得手がかなりはっきりする分野だと思います。
しかもR5年から始まったものなので過去問も少なく対策しづらいです。
僕の場合はFE受験と関係なく去年の空いた時間に『スッキリわかるJava入門』という入門書を読んでいたのでそれが下地となっていたかと思いますが、なんとか過去問を初見で6割ほど取れていたので本番でもなんとかなりました。
科目Bに困った際は、過去問にこだわらず何かの言語の入門書を読むのが良いのかもしれません。
4.参考書
1冊しか読んでないので比較はできませんが、こちらを読みました。
『いちばんやさしい基本情報技術者〈令和7年度〉―絶対合格の教科書+出る順問題集』
かなりわかりやすいと思いますが、損益分岐点の計算問題の解説がアクロバティックすぎて数学できないマンの僕は理解が追い付かず、別サイトの解説を頼りにしました。
実際に受験してみて
A775
B725
科目Bは問題次第で不合格もあると思っていたので725でもとても嬉しいのですが、
科目Aは自信があったので問題を見て驚きました。過去問にない問題だらけだったので。
過去問の解答を丸暗記するのではなく、しっかり理解しておいて良かったなと感じました。
FE受験から得た教訓
勉強スケジュール
想定よりもプライベートや業務が割り込みあまり家での勉強時間を確保できなくなり、最初に計画したスケジュールはいきなり炎上してしまったので、通勤時間に勉強するしかなくなりました。僕にとって通勤時間はスマホで映画を観る憩いの時間なのですが、受験日も迫ってくるため断腸の思いで映画アプリやゲームアプリをスマホから削除し勉強に投じました。
その後、通勤時間だけでもこのくらいのページ数を読めるな、このくらいの問題数を解けるな、というのがわかってくるとスケジュールが立てやすくなり、勉強が捗りました。
今後も別の資格学習等に活かせると確信しているため、習慣づけられるようにしたいと思っています。
可及的速やかに過去問と向き合う
体系化された知識を完全に頭に入れてから過去問に挑みたいという思いが過去の僕にはありました。
参考書を3周ほど読み込み、理解度を追求したのちにようやく過去問を解き始め、解説に出てくるだけの各単語も調べて網羅して………とやっていたので、資格受験に踏み切るまでかなり長い時間を要していました。
FEだけではないですが、資格学習の目的は資格の取得であり、資格学習というのは資格試験に合格するためにするものです。であれば、こだわりは捨てて過去問に触れて問題形式に慣れるべきだと僕は感じました。
また、参考書1周→過去問→参考書1周→過去問というローテのほうが僕は知識の定着が早かったように思います。「読む」と「解く」の2つの刺激がうまく脳に作用したのかなと思います。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験はFEとは異なり、年に2回しかありません。
せっかくFEを突破したので10月の秋受験に挑みます。
今回で培った学習習慣をより改善して資格学習に取り組み、その成果をまたQiitaにて共有できたらいいなと思います。