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Prusa Slicer 2.3.0 でうまく行っている設定

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Prusa Slicer 2.3.0

最近 Prusa Slicer 2.3‥0 がリリースされました。スライサーがアップデートされると色々な機能が追加されたりするので積極的にアップデートすることをおすすめします。同時にプリンタのファームウェアもアップデートされますので、こちらでチェックしてみてください。3Dプリンタ界隈の皆様は Cura をお使いになっている方が多いので、検索するとそちらのほうがヒットすると思いますし、使い込むなら Cura の方がいいと思います。Cura をご利用になる方はこちら

色々な設定を変えてみましたが、Prusa と eSun の PETG フィラメントを使っている範囲では、ほとんどが結局デフォルトの値に落ち着きました。とはいえ、いくつかの設定変更はプリントの成功率と質を確実に向上したのでメモっておきます。

どんな設定を変えているのか?

Prusa i3 Mk3S、Mini+ 共通で、いくつか変えている設定は以下のものになります。なお、設定にはレベルがあって、Prusa Slicer の画面右上にある Simple、Advanced、Expert から選ぶことでそれぞれ見える設定が変わります。このメモに記載されている設定項目が表示されないよ!って思ったら、設定が Expert になっているかを確認してください。私はこれを理解するのに時間がかかってしまい、そこそこ時間を無駄にしました。
スクリーンショット

Print Setting - Layers and perimeters にある、Seam position を Random に変えています。例えば箱をプリントしているとすると、デフォルトの Nearest だとプリントした箱に一本縦にラインができてしまいます。レイヤー毎に毎回同じ場所からプリントを開始すると、そこにフィラメントの塊が縦に並んでしまうということでラインのようになってしまうのです。そこで、Random に設定するとレイヤー毎にプリント開始の場所をランダムにするようになるので、フィラメントの塊がバラけて、目立たなくなります。特に曲線が多いようなものなどはほとんど気が付かなくなるくらいです。ただ、箱のようなものの場合、一面にバラけてプチプチと見える感じになるので好みは分かれると思います。
スクリーンショット

Filament Settings - Filament Overrides にある、Retract on layer change、Wipe while retracting を有効にしました。これは、次のレイヤーに行くときにフィラメントが無駄に出ないようにしたりする設定です。この2つの設定でレイヤーに余計なフィラメントを落としてしまうことが減り、プリントの成功率が上がりました。
スクリーンショット 2021-02-07 2.42.19.png

Prusa Slicer 2.3.0 で試していないこと

サポートはなるべく使わないようにしているのですが、Prusa Slicer 2.3.0 からはサポートの生成もやりやすくなったようです。これはそのうち試してみようかと思います。

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