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競技プログラミング練習記 No.21【ABC137練習】

Last updated at Posted at 2020-06-24

初回 -> はじめに

ABC137を解きました。
4完です。
E問題は解説を見て解きました。

問題 時間 アルゴリズム 実行時間
A 1min - 7ms
B 3min - 6ms
C 12min ヒストグラム 53ms
D 27min 動的計画法 41ms
E - ベルマンフォード法 88ms

A - +-x

    int a, b;
    cin >> a >> b;
    cout << max( { a + b, a - b, a * b } );

そのままですね。
3つの計算結果のmaxをとると答えになります。
max関数の引数にタプルをもってこれるのは初めて知りましたw

B - One Clue

    int k, x;
    cin >> k >> x;
    for(int i = x - k + 1; i < x + k; ++i)
    {
        cout << i << " ";
    }

座標Xに黒い石が置かれていて、その左右隣が白い石になる場合を考えるといいですね。
つまり境界値を考えます。
[ x - k + 1, x + k - 1 ] の範囲が答えになります。

C - Green Bin

    int n;
    cin >> n;
    unordered_map< string, ll > ana_list;

    string s;
    for(int i = 0; i < n; ++i)
    {
        cin >> s;
        sort(s.begin(), s.end());
        ana_list[s]++;
    }

    ll ans = 0;
    for(const auto& ana : ana_list)
    {
        ans += ana.second * (ana.second - 1LL) / 2LL;
    }
    cout << ans;

ヒストグラムが使えますね。
ヒストグラムはbin sortで使う考え方ですが、問題名の「Green Bin」より想起されました。

受け取った文字列をソートすると、アナグラムの関係にある文字列は同じ一意の結果になります。
つまり、ソート後の文字列が何回現れたかを記憶しておけば答えは出せます。

ハッシュマップより、ソート後の文字列をkeyとして発生回数を記憶しています。
最後に組み合わせ nC2の計算式をつかって答えを出しました。

D - Summer Vacation

    int n, m;
    cin >> n >> m;
    vector<P> job(n);

    for(int i = 0; i < n; ++i)
    {
        int a, b;
        cin >> a >> b;
        job[i] = P(a, b);
    }

    sort(job.begin(), job.end());
    priority_queue<int> job_score;

    ll ans = 0;
    int job_index = 0;
    for(int i = 1; i <= m; ++i)
    {
        while(job_index < n && job[job_index].first <= i)
        {
            job_score.push(job[job_index].second);
            job_index++;
        }
        if (!job_score.empty())
        {
            ans += job_score.top();
            job_score.pop();
        }
    }
    cout << ans;

残りi日の時にできる最も報酬の多い仕事をするのが基本方針です。
ですが、それだけでは入力例 2のような場合に解くのが難しくなります。

問題文をそのまま受け取ると、残り日数をM日から1日まで減らしていくように読み取れます。
残り日数を減らしていくと選べる仕事が減っていき、考えるべき変数が残り日数, 仕事の期間, 報酬の3つになります。

逆に、残り日数を1日からM日まで増やしてみます。
すると、残り日数を増やしていくと選べる仕事が増えていき、残り日数仕事の期間は考える必要がなくなります。
つまり、報酬のみを考えればいいです。

逆に考えると変数が1つになって考えやすくなりましたね。この方針なら解けそうです。
そしてこれが正しい考え方です。

今回は報酬の合計を最大化するので、選べる仕事のうち最も報酬が大きいものを選べば答えになります。
最大値だけわかればいいのでpriority_queue(heap)の出番ですね。
選べる仕事を抽出し、その報酬をpriority_queueに入れて計算すれば答えになります。

E - Coins Respawn

vector<int> to[2505];
vector<int> reverse_to[2505];
bool ok[2505];
bool reachableFrom1[2505];
bool reachableFromN[2505];

void dfs(int v) {
    if (reachableFrom1[v]) return;
    reachableFrom1[v] = true;
    for(const auto& u : to[v]) dfs(u);
}

void dfs_reverse(int v) {
    if (reachableFromN[v]) return;
    reachableFromN[v] = true;
    for(const auto& u : reverse_to[v]) dfs_reverse(u);
}

void solve() {
    fill(ok, ok + 2505, false);
    fill(reachableFrom1, reachableFrom1 + 2505, false);
    fill(reachableFromN, reachableFromN + 2505, false);

    int n, m, p;
    cin >> n >> m >> p;

    vector<Edge> edges;
    vector<int> dist(n, INF);
    dist[0] = 0;

    for(int i = 0; i < m; ++i) {
        Edge edge;
        cin >> edge.from >> edge.to >> edge.cost;
        edge.from--;
        edge.to--;
        edge.cost -= p;
        edge.cost *= -1; // コストを反転させて最短経路問題を解けば、最長経路になる

        edges.emplace_back(edge);
        to[edge.from].emplace_back(edge.to);
        reverse_to[edge.to].emplace_back(edge.from);
    }

    dfs(0);
    dfs_reverse(n - 1);
    for(int i = 0; i < n; ++i) ok[i] = reachableFrom1[i] & reachableFromN[i];

    for (int i = 0; i < n; i++) {
        for (int j = 0; j < m; j++) {
            Edge e = edges[j];
            if(!ok[e.to]) continue;
            if(!ok[e.from]) continue;

            if (dist[e.to] > dist[e.from] + e.cost) {
                dist[e.to] = dist[e.from] + e.cost;
                if (i == n - 1) {
                    cout << -1;
                    return;
                }
            }
        }
    }
    cout << max(dist[n - 1] * -1, 0);
}

長いです。。。行数をおさえるためにすこし整形しました。
青difficultyの問題です。
あまり多く解いたことはありませんが、青difficultyの問題は長いものが多い印象です。慣れなきゃ。

この問題について・・・
・始点が決まっています。

・グラフ上を移動するたびに報酬がもらえて、最後に移動した回数だけpが引かれます。
 ただ、最後にpを引く処理は移動中にしても結果は同じです。
 つまり、各枝の報酬から先にpを引いても大丈夫です。この時に負の値が出てきます。

・閉路が存在して報酬が無限に大きくなります。

・報酬を最大化する問題ですが、報酬の正負を反転すれば報酬を最小化する問題になります。
 つまり最短経路問題です。

長くなりましたが、この問題は「負閉路あり負数重み付き有向グラフの単一始点最短経路問題」に帰着できます。
つまりベルマンフォード法ですね。使ったのは今回が初めてです。

ただ、ここで終わらないのが青difficultyというか、それだけでは解けません。
始点と終点の間に負閉路があった場合には-1を出力するのですが、その検出はベルマンフォード法ではできません。
(始点と終点に関係なく負閉路があるかは検出できます。)

その検出を先にDFSでやります。
dfs(0);
dfs_reverse(n - 1);
の部分ですね。
始点と終点の両方から到達できない点について、ベルマンフォード法の処理をさせないようにします。

ここまでやってACです。長かった。

できるひとは「おっ、ベルマンフォードか」「でも閉路がちょっと良くないな」「始点と終点からdfsするか」
と一瞬でなるのでしょうか。その高みにいきたいです。これはその高みに続く一歩ですね。

以上です。ありがとうございました。

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