SQLite3のデータ出力で使うコマンドをまとめました。
使用環境
- OSX 10.10.5
- sqlite3 version 3.8.5
コマンド
使用可能コマンド一覧を表示
コマンドの一覧が表示されます。
sqlite> .help
テーブルのデータ表示
テーブルのデータ表示コマンドです。指定されたフィールドのデータを表示します。フィールド名に*を入れるとテーブル全データを表示します。
sqlite> select フィールド名 from テーブル名;
例
sqlite> select * from tbl;
1 田中 30 北海道
sqlite> select name from tbl;
田中
ヘッダ表示、非表示
ヘッダにフィールド名を表示するコマンドです。
sqlite> .header on
sqlite> select * from tbl;
id name age place
---------- ---------- ---------- ----------
1 田中 30 北海道
非表示にする時は以下のコマンドです。
sqlite> .header off
sqlite> select * from tbl;
1 田中 30 北海道
データの区切り文字を設定
区切り文字を設定できます。
sqlite> .separator 区切り文字
例
sqlite> .separator /
sqlite> select * from tbl;
1/田中/30/北海道
データの出力モードを変更
データの出力モードを設定するコマンドです。
sqlite> .mode 出力モード
例
sqlite> .mode csv
sqlite> select * from tbl;
1,"田中",30,"北海道"
sqlite> .mode column
sqlite> select * from tbl;
1 田中 30 北海道
sqlite> .mode line
sqlite> select * from tbl;
id = 1
name = 田中
age = 30
place = 北海道
sqlite> .mode html
sqlite> select * from tbl;
<TR><TD>1</TD>
<TD>田中</TD>
<TD>30</TD>
<TD>北海道</TD>
</TR>
出力モードは以下のモードでもできます。
出力モード | 形式 |
---|---|
insert | insertコマンドで出力 |
list | リストで出力 |
tabs | タブ区切りで出力 |
tcl | tcl要素で出力 |
出力幅を設定
出力データの幅を各フィールドごとに設定できます。
sqlite> .width 幅
例
sqlite> .width 2 6 2 6
sqlite> select * from tbl;
1 田中 30 北海道
sqlite> .width 2 10 5 10
sqlite> select * from tbl;
1 田中 30 北海道
ファイルに出力
ファイルに出力する時は以下のコマンドです。
sqlite> .output 出力ファイル名
例
sqlite> .output sample.txt
参考文献
西沢直木 「SQLite入門 すぐに使える軽快・軽量データベースエンジン 第2版」 株式会社 翔泳社