「この本面白そうだし読んでみたいけど、300ページもあって時間がないなぁ...」
そう思っている間に、積ん読の仲間入りさせてしまった経験はございませんか?
僕は何度もあるのですが、エンジニアの知的生産術にて紹介されていた勉強法が、積ん読解消に有効そうだったのでかいつまんで紹介させていただきます。
順番に読まなくていいってよ
この本で紹介されている勉強法のアプローチは、**「知りたいところから勉強しよう」**です。
そのためにいくつか参考になる勉強法が紹介されています。
遅延評価的勉強法
本を読む時に1章から読み進めるのではなく、
目的を分割して、目的に必要なところから飛び飛びに読んでいく。
いう勉強法です。
シーケンシャルな読み方ではなくても、必要なところをバラバラに読み進めて行ったら、最後にジグソーパズルみたいに完成するから!というイメージです。
YAGNI1
これはプログラミングの原則の1つで、直訳すると「You Aren't Gonna Need It」(それ多分必要にならない)となります。
今自分がやりたいことに必要な知識を学ぶ。
という勉強法です。
ついつい「他人が必要だと言っていたり、将来必要になりそうな勉強」をしそうになりますが、自分に必要なことを勉強しましょう。とのことです。
知りたい時に、必要なことだけ勉強しましょう。
matzの勉強法
プログラミング言語作者のまつもとゆきひろさんはソースコードの読み方2についてこう述べています。
- **全体を読もうとしない。**面白そうなところをつまみ食いして先人の知恵を学べれば十分
- **目的を持って読む。**何かを学ぼうと思ってソースを読むと効率的に理解できる。
必要な箇所を目的を持って読む
という勉強法です。
そもそもプログラムのソースコードは小説のように全体を読まないといけないものではないので、「全部を読んでやろう!」と思う必要はありません。
まとめ
今までは「本やソースコードは順番に通しで読まないといけない。」という思い込みがあったのですが、どうやらそうではないようです。
まずは**「知りたいところから勉強しよう。」**というアプローチなら、とりあえず手は進められそうなのではないでしょうか?
ここで書いたことはほんの一部なので、全容を知りたければ是非エンジニアの知的生産術をお手にお取りください!オススメです!(回し者ではありません。
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原則の詳細はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/YAGNI を参考に ↩
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全部が読みたい方はこちら http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0712/26/news015.html ↩