はじめに
Laravel開発中、ログを確認することは欠かせない作業ですよね。
ブラウザで確認できないエラーやデバッグ情報を確認するために、ログファイルを見る機会は多いでしょう。
tail -f でリアルタイムにログを確認する際、毎回以下のようなコマンドを打つのは面倒です:
tail -f storage/logs/laravel-2025-05-13.log
特に日付が変わるたびに打ち直すのは手間がかかります。
手打ちするのはだるいので、ちょっと設定して当日のログを簡単に見られるようにしましょう。
解決方法
次のエイリアスを設定するだけです:
(bash)
alias ltail='tail -f storage/logs/laravel-$(date +%Y-%m-%d).log'
これを設定すると、laravelプロジェクト直下で ltail
と入力するだけで、その日のLaravelログファイルをリアルタイムで監視できるようになります。
仕組み
このエイリアスは以下のように動作します:
①$(date +%Y-%m-%d) で現在の日付を「YYYY-MM-DD」形式で取得します
②これをファイル名 laravel-2025-05-13.log のように組み込みます
③tail -f コマンドでそのファイルを監視する
Laravelはデフォルトで日毎のログファイルを作成するため、この方法でその日のログファイルを自動的に参照できます。動作確認に便利。
永続的に設定する方法
このエイリアスを永続的に使えるようにするには、お使いのシェルの設定ファイルに追加します
macならターミナルで以下コマンドを打てば可能。
Bashの場合
echo "alias ltail='tail -f storage/logs/laravel-\$(date +%Y-%m-%d).log'" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
Zshの場合
echo "alias ltail='tail -f storage/logs/laravel-\$(date +%Y-%m-%d).log'" >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
補足:クエリログ用のエイリアス
クエリログも同様に監視したいという場合は、別のエイリアスを追加しておくと便利です。
alias lqtail='tail -f storage/logs/query-$(date +%Y-%m-%d).log'
これで lqtail
コマンドでその日のクエリログを監視できるようになります。SQLのクエリをリアルタイムに確認したいときに重宝します。
永続化するには上記と同様に設定ファイルに追加します。
Bashの場合
echo "alias lqtail='tail -f storage/logs/query-\$(date +%Y-%m-%d).log'" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
Zshの場合
echo "alias lqtail='tail -f storage/logs/query-\$(date +%Y-%m-%d).log'" >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
まとめ
たった1行のエイリアス設定でLaravelログの確認作業がぐっと楽になります。
数秒の効率化ではありますが、利用頻度が高いコマンドなので地味に便利です。
日々のデバッグやトラブルシューティングの時間短縮にぜひ活用してみてください!