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PyTorch Lightning の API を勉強しよう

Last updated at Posted at 2021-07-24

image.png

はじめに

PyTorch Lightningは生PyTorchで書かなければならない学習ループやバリデーションループ等を各hookのメソッドとして整理したフレームワークです。他にもGPUの制御やコールバックといった処理もフレームワークに含み、可読性や学習の再現性を上げています。

hookには次のようなものが存在します。

class LitModel(pl.LightningModule):

    def __init__(...):

    def forward(...):

    def training_step(...)

    def training_step_end(...)

    def training_epoch_end(...)

    def validation_step(...)

    def validation_step_end(...)

    def validation_epoch_end(...)

    def test_step(...)

    def test_step_end(...)

    def test_epoch_end(...)

    def configure_optimizers(...)

    def any_extra_hook(...)

学習のループを各hookに分解する様子は、こちらの画像が分かりやすいです。動画もあります。

image.png

ということで、PyTorch LightningのAPIについて見てみましょう。

実践的な使い方は参考文献3の解説記事がとても分かりやすいです。

参考文献

  1. 公式ドキュメント
  2. github
  3. PyTorch Lightning 2021 (for MLコンペ)

概要

PyTorch Lightningは最小で二つのモジュールが分かれば良いです。LightningModuleTrainerです。LightningModuletorch.nn.Moduleの拡張のようなクラスで、modelを作成するのに使用します。Trainerは学習のループを実行します。

さらに、データローダーを生成するのにLightningDataModuleを使用すると便利です。モデルの保存やEarly StoppingはCallbackを使用します。

pytorch_lightning.LightningModule

公式ドキュメントはこちら。ソースはここです。

LightningModuleを継承したモデルクラスを作成します。torch.nn.Moduleの作成と似ていますが、ニューラルネットワークのmodelを定義するだけでなく、バッチに対するlossの計算、optimizerまで定義するクラスになっています。作成したモデルをTrainerクラスに渡してfitメソッドで学習を行います。

sample
import os
import torch
from torch import nn
import torch.nn.functional as F
from torchvision.datasets import MNIST
from torch.utils.data import DataLoader, random_split
from torchvision import transforms
import pytorch_lightning as pl


class LitAutoEncoder(pl.LightningModule):

    def __init__(self):
        super().__init__()
        self.encoder = nn.Sequential(
            nn.Linear(28*28, 64),
            nn.ReLU(),
            nn.Linear(64, 3)
        )
        self.decoder = nn.Sequential(
            nn.Linear(3, 64),
            nn.ReLU(),
            nn.Linear(64, 28*28)
        )

    def forward(self, x):
        # in lightning, forward defines the prediction/inference actions
        embedding = self.encoder(x)
        return embedding

    def training_step(self, batch, batch_idx):
        # training_step defined the train loop.
        # It is independent of forward
        x, y = batch
        x = x.view(x.size(0), -1)
        z = self.encoder(x)
        x_hat = self.decoder(z)
        loss = F.mse_loss(x_hat, x)
        # Logging to TensorBoard by default
        self.log('train_loss', loss)
        return loss

    def configure_optimizers(self):
        optimizer = torch.optim.Adam(self.parameters(), lr=1e-3)
        return optimizer


dataset = MNIST(os.getcwd(), download=True, transform=transforms.ToTensor())
train, val = random_split(dataset, [55000, 5000])

autoencoder = LitAutoEncoder()
trainer = pl.Trainer()
trainer.fit(autoencoder, DataLoader(train), DataLoader(val))

LightningModuleクラスを継承して、学習の動作をプログラムします。LightningModuleクラスは様々なメソッドを持っており、それらをオーバーライドして使用します。主に、次のコアなメソッドを使用します。

メソッド 必須 内容
__init__(*args, **kwargs) modelやcriterionなどをクラス変数として設定する。
forward(*args, **kwargs) nn.Moduleのforwardと同じだが、主に予測で使用する。クラス内ではself(batch)として呼び出される。
training_step(batch, batch_idx, optimizer_idx, hiddens) DataLaoderをイテレーションして出力したbatchを引数として受け取り、criterionで計算したlossをreturnする。forwardとは独立したメソッド。
validation_step(batch, batch_idx, dataloader_idx) DataLaoderをイテレーションして出力したbatchを引数として受け取り、メトリックを計算する。
test_step(batch, batch_idx, dataloader_idx) DataLaoderをイテレーションして出力したbatchを引数として受け取り、メトリックを計算する。テストデータに対する精度の評価に使用する。テストのラベルを与えられないコンペでは使用しない。
configure_optimizers() optimizerをreturnする。schedulerを使用する場合はreturnをoptimizerのリストとschedulerのリストのタプルとする。

ほぼ確実に使うであろう、他のメソッドも紹介します。

メソッド 必須 内容
training_epoch_end(outputs) 1エポック終わった後の処理をする。各バッチのtraining_stepでreturnした値リストを引数に受け取る。バッチ全体のlossの平均をとったり、バッチ全体の出力を使用して評価指標を計算したりする。
validation_epoch_end(outputs) 1エポック終わった後の処理をする。各バッチのvalidation_stepでreturnした値のリストを引数に受け取る。バッチ全体のlossの平均をとったり、バッチ全体の出力を使用して評価指標を計算したりする。

さらに細かいステップでのメソッドもあります。いくつかありますが、下記を紹介します。

メソッド 必須 内容
backward(loss, optimizer, optimizer_idx, *args, **kwargs) デフォルトはloss.backward()です。
on_after_backward() loss.backward()の後、optmizer.step()の前のタイミング。デフォルトでは何もしない。
optimizer_zero_grad デフォルトはoptimizer.zero_grad()です。

LightningModuleクラスのメソッドとしては定義されていませんが、補助として下記のメソッドを用意して、__init__で呼び出すと便利です。クラスのメソッドとして実装しなくても大丈夫です。

メソッド 必須 内容
create_model() ニューラルネットワークのmodelをreturnします。
create_criterion() Loss Functionsをreturnします。

LightningModuleクラスはデフォルトでLoggerを実装しており、各メソッドの中でlogメソッドでスカラー値のログを取る事ができます。辞書型のログはlog_dictを使用します。

def training_step(self, batch, batch_idx):
    self.log('my_metric', x)

# or a dict
def training_step(self, batch, batch_idx):
    values = {'loss': loss, 'acc': acc, ..., 'metric_n': metric_n}
    self.log_dict(values)

ロガー独特のメソッドを持つ場合は、ロガーを直接呼び出します。

sample
from pytorch_lightning.loggers import TensorBoardLogger, TestTubeLogger
logger1 = TensorBoardLogger('tb_logs', name='my_model')
logger2 = TestTubeLogger('tb_logs', name='my_model')
trainer = Trainer(logger=[logger1, logger2])


class MyModule(LightningModule):
    def any_lightning_module_function_or_hook(self):
        some_img = fake_image()
        # Option 1
        self.logger.experiment[0].add_image('generated_images', some_img, 0)
        # Option 2
        self.logger[0].experiment.add_image('generated_images', some_img, 0)

pytorch_lightning.Trainer

Trainerは、学習ループを処理します。データやモデルをGPUに配置したり、学習・バリデーション・テストの実行、コールバックの実行を管理します。

sample
from argparse import ArgumentParser

def main(hparams):
    model = LightningModule()
    trainer = Trainer(gpus=hparams.gpus)
    trainer.fit(model)

if __name__ == '__main__':
    parser = ArgumentParser()
    parser.add_argument('--gpus', default=None)
    args = parser.parse_args()

    main(args)

__init__の引数がとても多いので、主に使用するものを紹介します。

引数 必須 内容
max_epochs 最大エポック数。
min_epochs 最小エポック数。この数までは強制的に学習させる。
max_time 実行する最大時間。Timerコールバックでも同様の設定が可能。
gpus 使用するGPUの数。
callbacks コールバックのリスト。
logger Loggerのリスト。
limit_train_batches 学習で使用するデータの割合を指定する。デバッグ等で使用する。
limit_val_batches バリデーションで使用するデータの割合を指定する。デバッグ等で使用する。
deterministic 非決定論的アルゴリズムを使用するかを決める。
default_root_dir logやweightの保存先のデフォルトルート。各ロガーで指定したパスが優先される。
fast_dev_run 1エポックのみの実行モードになり、学習・バリデーション・テストで実行するバッチ数を指定。デバッグで使用する。これが有効のときはロガー、コールバック、チューナーは実行されない。
flush_logs_every_n_steps ログをディスクに書き込む頻度。
gradient_clip_val 勾配のクリッピングの値を指定。
log_every_n_steps ログをとる頻度。
precision 学習の小数の精度を指定。CPUでは16-bitはサポートされていない。

主に使用するメソッドは下記のとおりです。

メソッド 内容
fit(model, train_dataloaders=None, val_dataloaders=None, datamodule=None, train_dataloader=None) 学習の実行。dataloaderを直接渡してもよいが、管理のためにLightningDataModuleを継承したdatamoduleを渡すほうが良い。
validate(model=None, dataloaders=None, ckpt_path='best', verbose=True, datamodule=None, val_dataloaders=None) 1エポックだけバリデーションを実行する。
test(model=None, dataloaders=None, ckpt_path='best', verbose=True, datamodule=None, test_dataloaders=None) 1エポックだけテストを実行する。
predict(model=None, dataloaders=None, datamodule=None, return_predictions=None, ckpt_path='best') modelのforwardをコールする。

また、知っていると便利なTrainerクラスが持っているプロパティです。

プロパティ 内容
log_dir 現在の実験のディレクトリ。
current_epoch 現在のエポック。

pytorch_lightning.LightningDataModule

公式ドキュメントはこちら。ソースはここです。

各種dataloaderを定義するクラスです。オプションのモジュールですが、dataloaderの再現性のために作成すると良いでしょう。Trainerに渡して使用します。

sample
class MNISTDataModule(pl.LightningDataModule):

    def __init__(self, data_dir: str = "path/to/dir", batch_size: int = 32):
        super().__init__()
        self.data_dir = data_dir
        self.batch_size = batch_size

    def setup(self, stage: Optional[str] = None):
        self.mnist_test = MNIST(self.data_dir, train=False)
        mnist_full = MNIST(self.data_dir, train=True)
        self.mnist_train, self.mnist_val = random_split(mnist_full, [55000, 5000])

    def train_dataloader(self):
        return DataLoader(self.mnist_train, batch_size=self.batch_size)

    def val_dataloader(self):
        return DataLoader(self.mnist_val, batch_size=self.batch_size)

    def test_dataloader(self):
        return DataLoader(self.mnist_test, batch_size=self.batch_size)

    def teardown(self, stage: Optional[str] = None):
        # Used to clean-up when the run is finished
        ...


mnist = MNISTDataModule(my_path)
model = LitClassifier()

trainer = Trainer()
trainer.fit(model, mnist)

LightningDataModuleクラスを継承して、データの準備をプログラムしていきます。主に、次のメソッドを実装します。

メソッド 必須 内容
__init__(train_transforms, val_transforms, test_transforms, dims) transformsやデータの次元をクラス変数に設定する。
prepare_data() データのダウンロード等を行う。
setup() train/val/test splitを行う。
train_dataloader() train_dataloaderをreturnする。
val_dataloader() val_dataloaderをreturnする。
test_dataloader() test_dataloaderをreturnする。
teardown() fitまたはtestの後に行う処理。主に複数GPU並列処理の後処理に使用される。

このクラスはデータに関する情報が含まれるクラスで、Configurationに強く依存するため、Configクラスのようなものを作り、クラス変数に持たせると良いかもしれません。

また、train/valのsplitは、foldを指定出来るようにしておくと、長時間の学習が必要なケースのときに便利です。参考文献3を参照してください。

pytorch_lightning.Callbacks

公式ドキュメントはこちら

代表的なコールバックを紹介します。

モデルを保存するクラスpytorch_lightning.callbacks.ModelCheckpointです。

ModelCheckpoint(
    dirpath=None,
    filename=None, 
    monitor=None, 
    verbose=False, 
    save_last=None,
    save_top_k=1, 
    save_weights_only=False, 
    mode='min', 
    auto_insert_metric_name=True, 
    every_n_train_steps=None, 
    train_time_interval=None, 
    every_n_epochs=None, 
    save_on_train_epoch_end=None, 
    period=None, 
    every_n_val_epochs=None)
)

モデルの汎化性能が上がらないときに学習学習を打ち切るpytorch_lightning.callbacks.EarlyStoppingです。

EarlyStopping(
    monitor=None, 
    min_delta=0.0, 
    patience=3, 
    verbose=False, 
    mode='min', 
    strict=True, 
    check_finite=True, 
    stopping_threshold=None, 
    divergence_threshold=None, 
    check_on_train_epoch_end=True
)

コールバックを自作する場合はpytorch_lightning.callbacks.Callbackを継承し、学習ループ中のhookに該当する抽象メソッドをオーバーライドします。hookはたくさんあるので、こちらの動画でhookの位置を確認しつつ、ソースを見ながら確認したほうが良さそうです。

class Callback(abc.ABC):
    r"""
    Abstract base class used to build new callbacks.
    Subclass this class and override any of the relevant hooks
    """

    def on_configure_sharded_model(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called before configure sharded model"""

    def on_before_accelerator_backend_setup(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called before accelerator is being setup"""
        pass

    def setup(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', stage: Optional[str] = None) -> None:
        """Called when fit, validate, test, predict, or tune begins"""
        pass

    def teardown(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', stage: Optional[str] = None) -> None:
        """Called when fit, validate, test, predict, or tune ends"""
        pass

    def on_init_start(self, trainer: 'pl.Trainer') -> None:
        """Called when the trainer initialization begins, model has not yet been set."""
        pass

    def on_init_end(self, trainer: 'pl.Trainer') -> None:
        """Called when the trainer initialization ends, model has not yet been set."""
        pass

    def on_fit_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when fit begins"""
        pass

    def on_fit_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when fit ends"""
        pass

    def on_sanity_check_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the validation sanity check starts."""
        pass

    def on_sanity_check_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the validation sanity check ends."""
        pass

    def on_train_batch_start(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the train batch begins."""
        pass

    def on_train_batch_end(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        outputs: STEP_OUTPUT,
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the train batch ends."""
        pass

    def on_train_epoch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the train epoch begins."""
        pass

    def on_train_epoch_end(
        self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', unused: Optional = None
    ) -> None:
        """Called when the train epoch ends.
        To access all batch outputs at the end of the epoch, either:
        1. Implement `training_epoch_end` in the `LightningModule` and access outputs via the module OR
        2. Cache data across train batch hooks inside the callback implementation to post-process in this hook.
        """
        pass

    def on_validation_epoch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the val epoch begins."""
        pass

    def on_validation_epoch_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the val epoch ends."""
        pass

    def on_test_epoch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the test epoch begins."""
        pass

    def on_test_epoch_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the test epoch ends."""
        pass

    def on_predict_epoch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the predict epoch begins."""
        pass

    def on_predict_epoch_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', outputs: List[Any]) -> None:
        """Called when the predict epoch ends."""
        pass

    def on_epoch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when either of train/val/test epoch begins."""
        pass

    def on_epoch_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when either of train/val/test epoch ends."""
        pass

    def on_batch_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the training batch begins."""
        pass

    def on_validation_batch_start(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the validation batch begins."""
        pass

    def on_validation_batch_end(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        outputs: Optional[STEP_OUTPUT],
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the validation batch ends."""
        pass

    def on_test_batch_start(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the test batch begins."""
        pass

    def on_test_batch_end(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        outputs: Optional[STEP_OUTPUT],
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the test batch ends."""
        pass

    def on_predict_batch_start(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the predict batch begins."""
        pass

    def on_predict_batch_end(
        self,
        trainer: 'pl.Trainer',
        pl_module: 'pl.LightningModule',
        outputs: Any,
        batch: Any,
        batch_idx: int,
        dataloader_idx: int,
    ) -> None:
        """Called when the predict batch ends."""
        pass

    def on_batch_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the training batch ends."""
        pass

    def on_train_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the train begins."""
        pass

    def on_train_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the train ends."""
        pass

    def on_pretrain_routine_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the pretrain routine begins."""
        pass

    def on_pretrain_routine_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the pretrain routine ends."""
        pass

    def on_validation_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the validation loop begins."""
        pass

    def on_validation_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the validation loop ends."""
        pass

    def on_test_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the test begins."""
        pass

    def on_test_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the test ends."""
        pass

    def on_predict_start(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the predict begins."""
        pass

    def on_predict_end(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when predict ends."""
        pass

    def on_keyboard_interrupt(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called when the training is interrupted by ``KeyboardInterrupt``."""
        pass

    def on_save_checkpoint(
        self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', checkpoint: Dict[str, Any]
    ) -> dict:
        """
        Called when saving a model checkpoint, use to persist state.
        Args:
            trainer: the current :class:`~pytorch_lightning.trainer.Trainer` instance.
            pl_module: the current :class:`~pytorch_lightning.core.lightning.LightningModule` instance.
            checkpoint: the checkpoint dictionary that will be saved.
        Returns:
            The callback state.
        """
        pass

    def on_load_checkpoint(
        self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', callback_state: Dict[str, Any]
    ) -> None:
        """Called when loading a model checkpoint, use to reload state.
        Args:
            trainer: the current :class:`~pytorch_lightning.trainer.Trainer` instance.
            pl_module: the current :class:`~pytorch_lightning.core.lightning.LightningModule` instance.
            callback_state: the callback state returned by ``on_save_checkpoint``.
        Note:
            The ``on_load_checkpoint`` won't be called with an undefined state.
            If your ``on_load_checkpoint`` hook behavior doesn't rely on a state,
            you will still need to override ``on_save_checkpoint`` to return a ``dummy state``.
        """
        pass

    def on_before_backward(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', loss: torch.Tensor) -> None:
        """Called before ``loss.backward()``."""
        pass

    def on_after_backward(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule') -> None:
        """Called after ``loss.backward()`` and before optimizers are stepped."""
        pass

    def on_before_optimizer_step(
        self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', optimizer: Optimizer, opt_idx: int
    ) -> None:
        """Called before ``optimizer.step()``."""
        pass

    def on_before_zero_grad(self, trainer: 'pl.Trainer', pl_module: 'pl.LightningModule', optimizer: Optimizer) -> None:
        """Called after ``optimizer.step()`` and before ``optimizer.zero_grad()``."""
        pass

コールバック作成/使用のベストプラクティスは下記です。

  1. コールバックは機能的に分離されていなければなりません。
  2. コールバックは、他のコールバックの動作に依存してはいけません。
  3. コールバックから手動でメソッドを呼び出さないでください。
  4. メソッドを直接呼び出すこと(例:on_validation_end)は強く推奨しません。
  5. 可能な限り、コールバックの実行順序に依存しないようにしてください。

Metrics

便利なメトリクスがTorchMetricsというパッケージにまとめられているようです。

おわりに

頑張って公式ドキュメントを読もう!

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