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Groongaでブラウザベースの管理ツールを使うには

Last updated at Posted at 2013-04-18

もっとGroongaを知ってもらおう!ということで週刊Groongaをはじめました。毎週木曜にGroongaやMroonga、Rroongaのトピックを投稿予定です。

いよいよ、gihyo.jpさんでGroongaの隔週更新連載が始まりました!!
第2回の記事も公開されたので、一読をおすすめします。

連載は始まりましたが、利用事例をどんどん紹介していきたいので、GroongaやMroonga、Rroongaを実際に使っていて、利用事例記事を書いてもいいよ、という人をまだまだ募集しています。
詳細はGroonga普及のための協力のお願いを参照してください。

はじめに

オープンソースのカラムストア機能付き全文検索エンジンGroongaを公開しています。
最新のバージョンは2013年3月29日にリリースした3.0.2です。

今回は、Groongaでブラウザベースの管理ツールを使う方法について紹介します。

ブラウザベースの管理ツール

Groongaには、ブラウザベースの管理ツールが付属しています。

GroongaをHTTPサーバとして起動しているときは、ブラウザベースの管理ツールを使うことにより、データベースを簡単に管理することができます。管理ツールを使いたいときは、ブラウザを使って http://HOST_NAME_OR_IP_ADDRESS[:PORT_NUMBER]/ へとアクセスしてください。管理ツールの使用には、JavaScriptの実行が有効になっている必要があります。

このブラウザベースの管理ツールを使うには、例えばブラウザを起動してから、http://localhost:10041/へとアクセスします。

あらかじめGroongaを起動しておく必要があるので、そのあたりの手間をかけずに簡単に使うには、サーバーパッケージをインストールして環境を用意するのがおすすめです。

サーバーパッケージのインストール

まずは、お使いの環境ごとにGroongaをインストールします。

今回は、簡易HTTPサーバー機能を提供する、groonga-server-http を使うことにします。

以下は、Ubuntuでの導入例です。他のディストリビューションをお使いのかたは適宜読み替えて下さい。

sudo apt-get install groonga-server-http

サーバーパッケージをインストールすると自動的にGroongaがサーバーとして起動します。

例えば、以下のようにしてGroongaが起動していることを確認できます。

% ps -ef|grep groonga
groonga   2735     1  0 09:50 ?        00:00:00 /usr/sbin/fcgiwrap
khayashi  8233  3823  0 10:46 pts/5    00:00:00      \_ grep groonga
root      7937     1  0 10:29 ?        00:00:00 /usr/bin/groonga -d --pid-path /var/run/groonga/groonga-http.pid --bind-address 127.0.0.1 --port 10041 --log-path /var/log/groonga/groonga-http.log --query-log-path /var/log/groonga/query-http.log --protocol http /var/lib/groonga/db/db

管理ツールを使う

それでは、実際に管理ツールを使ってみましょう。

ブラウザを起動し、http://localhost:10041へとアクセスします。

groonga-admin

  • 画面一覧

    • サマリー
    • サジェスト
  • テーブル一覧

上記のように画面一覧とテーブル一覧のメニューがあり、画面一覧にはサマリーとサジェストというサブメニューがあります。

まだ、テーブルを作成していないので、テーブル一覧には何もありません。

それでは、テーブル作成から始めてみましょう。
テーブルを作成するには、サマリー画面からテーブル作成タブを選択します。

groonga-admin-create-table

サンプルとして、チュートリアルをやってみましょう。

テーブルのスキーマ定義は、以下の通りです。

table_create --name Site --flags TABLE_HASH_KEY --key_type ShortText

管理ツールでも同様に指定すると以下のようになります。

groonga-create-table

テーブル追加ボタンをクリックすると、テーブルを作成できます。

site-table

テーブル一覧にも追加したSiteテーブルが表示されていますね。

次にカラムの定義を追加しましょう。

カラムの定義は以下の通りです。

column_create --table Site --name title --type ShortText

管理ツールでも同様に指定すると以下のようになります。

create-title-column

作成したカラムはカラム一覧から確認できます。

column-list

あとは、レコード作成画面でデータを登録していきます。

load-record

登録したレコードは、レコード一覧で確認できます。

record-list

では、実際に検索してみましょう。
チュートリアルの検索のクエリは以下の通りでした。これは登録したレコードが1であるレコードを検索します。

select --table Site --query _id:1

検索クエリ欄に、_id:1と入力して、検索ボタンをクリックします。

query-id-1

きちんと、idが1であるレコードを検索できました。

まとめ

今回はGroongaでブラウザベースの管理ツールを使う方法を紹介しました。

コマンドラインで作業するほうがたいていの場合効率が良いので、あまり知られていない&詳しく説明していない管理ツールをスクリーンショットつきで紹介してみました。

最初のとっかかりとしてはブラウザから管理ツールを操作するほうがわかりやすいという場合もあると思います。

今回の例としてあげた部分はチュートリアルのほんのさわり部分だけです。まだまだ続きがあります。

Groongaの基本的な動作を知りたいというのであれば、チュートリアルの続きを試してみてください。

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