はじめに
今回は、「タッチタイピングは才能の世界だろ〜」と思って手元だけを見てタイピングしてきた私が、たった3ヶ月でタッチタイピングができる状態になった経験を元にお伝えしていこうと思います。
今では英語も含めて打てるようになり、この記事もスラスラ〜と書いています。
タッチタイピングとは
「キーボードを見ずに、指先の感覚を頼りにタイピング操作をすること」
つまり、手元を見ずに画面を確認しながら打つことです。
「ブラインドタッチ」とも言いますが、調べたところ差別的用語とも捉えられるようなので今回は「タッチタイピング」としてお伝えします。
メリット
手元を見ていたころもなんとなく「出来たほうがいいだろうな」とは思っていましたが、実際に出来るようになると思っていた以上にメリットが多いです。
なんと言ってもこれです。
メリットの9割をこれが占めていると言っても過言ではないです。
今までは打ちたいキーを探しながら打っていたので、「Pってどこだっけ、、、」など探すのに数秒要することもありました。
「タッチタイピングをマスターする=キーボードの配置を覚える」なので、キーを探すこともなく、特に長文を入力する際の時間が圧倒的に短くなります。
以前は紙にメモしたほうが速いと思っていましたが、今ではPCでメモしたほうが圧倒的に速いです。
これはタッチタイピングを出来るようになってから気づいたメリットです。
例えば、手元をみて入力していると、、
おはゆうございます
どうしても画面を確認するのが遅れてしまうので、ある程度入力してから誤入力に気づきます。
せっかく入力したのにまた打ち直しです。
しかし、タッチタイピングが出来ると、、
おはゆ
画面を見ているので、「ゆ」と打った時点で間違いに気づくことが出来ます。
打ち直しは面倒ですし、すぐ気付けることでタイピング速度の向上にも繋がります。
打ち間違いそのものも減ります。
キーボードの位置を指で覚えることになるので、無意識に打てるようになります。
手元を見ずにスラスラとタイピングしている姿って、かっこいいですよね。
私は母親がタッチタイピングを出来るので、小さい頃から「かっこいいな〜」と思っていました。
今では私もかっこよくなりました。
手元を見ていると、キーボードと画面を行ったり来たりします。
何度も視点が移動すると、それだけで目には疲労が溜まっていきます。
また、本来は入力している中身を考えたいはずが、「えーと、キーの位置は、、、」と毎回探していると考える対処も増えてしまうので頭も疲れてしまいます。
健康のためにも、タッチタイピングを覚えましょう。
タイピングに時間がかかってしまうと、PCを扱うこと自体が億劫に感じるかもしれません。
特にたくさん入力する作業があるときは、要する時間を想像すると、、、うぅ。
しかし、タッチタイピングが出来るようになると、タイピングが楽しいです。
私自身タッチタイピングを出来るようになってからは、気軽にPCを開けるようになって、勉強したことはほぼすべてMacのメモに入力して残しています。楽しいです。
恐らく、
・スラスラ打てるから楽しい
・打鍵感が気持ち良い
この2つの要素があると思います。
キーボードによって打鍵の感触は様々なので、キーボードにこだわる人の気持も分かるようになりました。
タッチタイピングを習得するためにやったこと
様々なメリットが分かったところで、実際に私が習得するために行った方法を伝えたいと思います。
結論から言うと、体に覚えさせるためにたくさんタイピングをしましょう。
1. 担当の指を覚える
実はキーボードには、
「J」なら右手人差し指
「E」なら左手中指
のようにキーによって押す担当の指が決まっています。
まずはこれを覚える必要があります。
最初は難しいのでゆっくりでも全く問題ないです。
重要なのは、「必ず担当の指で入力すること」 です。
速くしようと他の指で押すと何も意味がありません。
私は以下の動画を見ながら、指の動きを覚えました。
内容としては、
「右上段のキーだけ」
「右中段のキーだけ」
「右下段のキーだけ」
のように操作範囲を細かく絞って、その中で正しい指でキーボードを押していくというとても簡単なものです。
動画毎にパートを分けてくれているので、「空き時間にちょっとだけ!」みたいに練習も可能です。
画面にキーボードの配置も写してくれているので、手元を見ずに画面を見ながらゆっくりと練習できます。
TV画面にこの動画を写しながら練習していたら笑われましたが、とてもおすすめなのでぜひう見ながらやってみて下さい。
2. ひたすらタイピング練習
指の配置を覚えたら、後はひたすらタイピングをしましょう。
これは量をこなすのが大事なので、10分でもいいので毎日タイピングしましょう。
私がやってた方法は大きく2つあり、
- タイピングアプリを使う
- テレビの音声を書き出す
両方するのが一番だと思いますので、1つずつ紹介していきます。
1. タイピングアプリを使う
小学生のころ、「寿司打」とかやったことはないでしょうか?
あれのことです。
調べてみるとタイピングアプリはたくさんあり、
-
「寿司打」 http://typingx0.net/sushida/
恐らく一番定番。
難易度を選べ、簡単な単語から練習が可能。 -
「e-typing」 https://www.e-typing.ne.jp/
時間制限がなく、評価を細かく確認することが可能。 -
「タイピンガーZ」 https://typingerz.com/
個人的にオススメ。
対戦形式なのでゲーム感覚で出来る。オンライン対戦も可能。 -
「毎日5問のタイピングトレーニング」 https://typing-training.net/
文章を模写形式でタイピング出来るので、実践的。 -
「Java写経タッチタイプゲーム」 https://www.saycon.co.jp/touchtype/
プログラミングコードの写経。
IT系の方であれば試してみてもいいかも?
など、調べてみると他にもたくさんのタイピングアプリがあります。
代表的なものをいくつか紹介しましたが、タイピングアプリは自分の成長を数字として分かるのと、ゲーム感覚で出来るものが多いので気軽に取り組みやすいです。
2. TVの音声を書き出す
ドラマでもアニメでもなんでもいいのですが、テレビから流れる音声をテキストファイルなどにひたすら書き出します。
最初はほぼついていけないので、可能な範囲で問題ないです。
繰り返していくことで、徐々に音声のスピードに入力が追いついていきます。
アプリは基本的に画面に表示された文字を入力しますが、この方法では耳から入った情報を入力していくので、変換も含めてより実践的な練習になります。
もし仕事で議事録等を作成する機会のある方は、とても良い練習になるでしょう。
ある程度タッチタイピングが出来るようになったら
上記の方法で、早い人であれば1ヶ月もあればある程度手元を見なくても打てるようになると思います。
ご自身で、 「ある程度はブラインドタッチが出来る」 と思っている方は、+αとして、次のことを意識してみましょう。
- タイピングミスを0にする
- さらにタイピング速度を上げる
- 記号も見ず入力出来るようにする
- 英語も同じスピードで打てるようにする
上記がこなせるようになるには少し時間がかかると思います。
レベルは上がりますが、 「もう一段階タイピングのレベルを上げたい!」 と思っている方はぜひ挑戦してみてください。
実力試したい人は、「寿司打」で平均タイプ数7回/秒を目安に頑張りましょう!
おまけ
タイピングがとてつもなく速い人の動画を見たのですが、無意識にやっているコツがあるようです。
「き」を入力する際に「k」と「i」を入力しますよね。
これをほぼ同時に押しているそうです。
Q. 「同時だと「ik」となってしまわないですか?
A. 「なんかちゃんと打てるんですよね〜」
神レベルのタイピングはやはり才能なんでしょうか。。。
もう一点、
「ん」を入力する際には「n」の後に「n」を入力。
同時押し出来ない場合はどうするのか。
→「x」と「n」に分解して同時押し
「きゃ」などの場合は?
→どのようしても3つ以上キーを押す必要があるので、2つのキーで打てるようにPCのキーボード設定を変えている。
神速タイピングのマスターには同時押しが必須のようでした。