✅ ADHD傾向のある人のための仕事のミス対策・記憶術まとめ(チェックリスト付き)
ADHD傾向のある方が仕事で抱えやすい悩みと、それに対する実用的な対処法・チェックリスト・記憶術をまとめました。
自分自身の備忘録としても、同じ悩みを抱える方の参考になればと思います。
🔻 よくある仕事上のミスとその対処法
ミスの種類 | よくあるパターン | 主な対策 |
---|---|---|
記憶ミス | 頼まれたことを忘れる/記憶があいまい | ・ToDoリスト・リマインド活用 ・声に出して復唱 ・その場でメモ |
段取りミス | 手順を飛ばす/順番を間違える | ・チェックリスト化 ・手順をフローで図示 ・マニュアルを自作 |
衝動ミス | 思いつきで行動/確認せずに送信 | ・一時停止ルール(10秒確認) ・「送信前に読み直し」の習慣化 |
早とちり | 「多分こうだろう」で動いて間違える | ・早とちり防止チェックリスト ・相手に再確認する習慣 |
情報整理が苦手 | 要点が分からず混乱する | ・3W(誰が・何を・なぜ)で分解 ・視覚化(図解・マインドマップ) |
✅ 早とちり防止チェックリスト
仕事で「多分こうだろう」と先走ってしまいミスをすることが多い場合に効果的なチェックリストです。
□ これは確認済みの情報?それとも想像?
□ 指示・目的は正確に理解している?
□ チャット・資料・過去のメモを確認した?
□ 一度、誰かに確認・復唱できる?
□ 焦って確認を省略していない?
□ 自分の思い込み・解釈が入っていない?
□ 同じようなミスを前にもしていない?
※壁に貼る、付箋でモニタに貼る、スマホメモにしておくのがおすすめです。
✅ 業務内容がなかなか覚えられないときの工夫
🔸 工夫①:「自分専用マニュアル」を作る
自分の言葉で手順を簡単にメモ。実例:
📌 請求書処理の手順
① Excelファイルを開く(Z:\xxx\)
② 宛名と日付を確認(要チェック:過去データと照合)
③ 金額に誤差がないかチェック
④ 完了したら「済」フォルダへ移動
🟥 注意点:②の確認をよく忘れる!
🔸 工夫②:「見る・動く・話す」の3つを使って記憶する
- 手で書く
- 実際に操作する
- 声に出して確認する
🔸 工夫③:フロー図・図解で理解する
- 複雑な手順はフローチャート化
- 視覚情報で記憶に残りやすくする
✅ 要約・噛み砕きが苦手なときの考え方
方法 | 解説 |
---|---|
「つまり一文で言うと?」を口に出す | 要点の整理に役立つ |
「だれが・なにを・なぜ」で分解 | メモが取りやすくなる |
図で整理/3つに分けて考える | 情報を視覚で把握 |
声に出して説明してみる | アウトプットすることで理解が定着 |
📌 最後に:工夫次第でミスは「激減」できる
ADHD傾向のある人が抱えるミスは、「工夫すれば防げるミス」がほとんどです。
- ✅ ミスを責めない、自分を責めない
- ✅ 忘れる前提で「仕組み」を用意する
- ✅ 自分なりのやり方(メモ/音読/図/チェックリスト)を持つ
✍ 参考・おすすめ
- 『ハーバード式 大人のADHDパーフェクトガイド』
- 『のび太・ジャイアン症候群』などADHD向け書籍
- 自作マニュアル例・タスク管理アプリ(Notion, Trello, Google Keep等)