目的
pythonを中心に扱う業務をすることになり最近パッケージを読んだり書きそうな感じなので基礎を再入門してみました。
主には自分の理解の浅かった部分をメモ書き程度で残しているものです。
- args
- sep
- 区切り文字を指定できる
- end
- 終了文字を指定できる
- file
- 開いているファイルオブジェクトに書き込む
- sep
help
- 関数の使用方法を見れる
型
-
文字列
- row
- バックスラッシュ等の特殊文字も通常文字に変換したい場合使える
- ダブルコーテーションは文章を格納できる
- 改行したくないときは改行位置にバックスラッシュを入れる
- 文字列 * n
- n回文字列を繰り返す
-
- は文字列を連結できる
- 生の文字列同士なら+ いらない
- ()でくくることで改行にも対応
- ()が嫌いな場合は改行位置にバックスラッシュ
- スライス機能が使える
word = 'abcdefg' word[1] > 'b' word[0:2] > 'abc'
- 文字列の特定位置の直接代入できない
word = 'abcdf' word[0] = 'g' # 不可 word[0] = 'g' + word[1:-1] # 指定場所以外は残して文字列 > 'gbcdf'
- method
- .startswith('')
- メソッドで指定した文字列で始めっているか判定
- .find('')
- 指定した文字列が何文字目に入るか数値を返す
- .count('')
- 指定した文字列の個数をカウント
- .capitalize()
- 文字列のはじめだけ大文字残り小文字
- .upper()
- すべて大文字
- .lower()
- upper()逆
- .replace('', '')
- 文字列置換
- .startswith('')
- {}使い方
'a is {}'.format('test') > 'a is test' 'a is {0} {1}'.format('My', 'name') >a is My name 'a is {1} {0}'.format('My', 'name') >a is name My
- f-strings
- formatより高速に動作する
a = 'a' print(f'a is {a}') > 'a is a'
- row
-
list型
- 操作
- [::2]
- 2ステップで配列の値を取得
- [::-1]
- 逆順にする
- [::2]
- method
- .append()
- 末尾追加
- .insert()
- 先頭に追加
- .pop()
- argsなしだと末尾を取り出す
- index指定可能
- .remove()
- 指定したインデックスの値を消す
- .extend
- 別リストを末尾に結合
- .index
- 中身の値のインデックスを返す
- args
- 検索したい値
- 何個か
- .sort
- 昇順ソート
- .reverse()
- 降順にソート
- .join
- リスト要素を結合する
- args
- 結合する間に入れたい文字列
- .append()
- 操作
-
タプル型
- 決め打ちの変数を使いときに有用
-
辞書型
- method
- .keys
- 辞書型のキーを取得
- update()
- 同一キーの別辞書型のvalueを反映する
- .clear()
- 中身をクリアする
- in はキーの有無を見る
- .keys
- method
-
集合型
- キーなしの辞書型
- 集合の演算が行える
- method
- add
- 末尾に追加
- add
- 型はdict
制御文
- while
- else
- ループが正規に終了後に処理が行われる
- else
- for
- else
- while同様の処理
- インデックス変数は[ _ ]で使わないよう明示できる
- zip関数
- 変数をまとめられる
- アンパックしてデータ取得
- 変数をまとめられる
- 辞書型
- keys, valuesがアンパッキングされfor文が回る
- else
関数
-
引数
- デフォの引数でリストや辞書型をもたせると一度だけ初期化されてそれ以降値を持ち続ける
- 参照渡しとなるため変数が生存し続ける
- やりたい場合は基本的にNoneをもたせif文で初期化する
- *args
- 引数を可変で持つ
- タプル型で変数を持つ
- **kwargs
- 辞書型で可変で変数を持つ
- 変数名と値が必要
- 直接辞書で渡す場合は
- **{変数名}
- 引数設定順序
- 通常の引数 > *args > **kwargs
- args kwargs切り替えポイントは変数名を明示した引数を渡したところ
- デフォの引数でリストや辞書型をもたせると一度だけ初期化されてそれ以降値を持ち続ける
-
関数内関数使いドコロ
- 同一処理をその関数でのみ使う場合に有用
-
クロージャー
- 関数内関数をオブジェクトとして返す関数
- 使いドコロ
- 関数を実行するタイミングを制御したいとき
- 引数を設定してその後それが変化しても追随しないようにしたい時
-
デコレーター
- 関数の定形処理を継承したい時に使う
- デコレーターを何個も重ねられるが上から指定したものを実行する入れ子関数になる
#継承した関数をどこで実行するかを指定してそのオブジェクトを返す def print_info(func): def wrapper(*args, **kwargs): print('start') result = func(*args, **kwargs) print('end') return result return wrapper @print_info #上記の関数を継承する def add_num(a, b): return a + b f = add_num(10, 20) print(r)
-
λ
- 二行程度のdefをラムダ式に置き換えてファンクションを減らせる
-
ジェネレーター
- yieldで指定した処理を呼び出し毎に処理する
- yieldを見てpythonはジェネレーターだと判別する
- 小分けで重い処理を実行する関数
def greeting(): yield 'a' yield 'b' yield 'c' for i in greeting(): print(i) >a >b >c
内包表記
- 辞書型内包表記も存在する
- 集合内包表記
- ジェネレーター内包表記
- 内包処理をタプルで囲む
例外処理
- 制御した例外がある場合は try cache機能を使う
try:
l[i]
except:
print('Error')
else:
print('done')
finally:
print('clean up')
-
exceptにErrorタイプを指定できる
- Exception hierarchyでErrorタイプを参照できる
-
全てのExceptionを指定するのは想定しない動きをする可能性があるためやらないほうが良い
-
finally
- 例外処理で最終的に必ず実行したい処理を入れる
-
else
- 例外が発生しなかった場合の処理を入れる
-
独自例外
- raiseで例外発生
- 入ってほしくない値をエラーとして定義
class UpperacaseError(Exception): pass def check(): words = ['APPLE', 'orenge', 'banana'] for word in words: if word.isupper(): raise UppercaseError(word) try: check() except UppercaseError as exc: print('This is my fault. Go next') > ExtentionError: Apple
- 独自作成のものは明示する必要がある
Docstring
- 書くことでhelpまたは.__doc__で出力可能
モジュールとパッケージ
-
コマンドライン引数
import sys sys.argv
-
モジュール作成手順
- パッケージフォルダを作成
- __init__.py作成
- 呼び出し時に必ず読み込まれる
- アスタリスクを使って関数呼び出ししたい場合は__all__に関数名をリスト入れる
- どんなモジュールが呼び出されるかわからないため禁止
- 関数もしくはクラスを定義したファイルを作成する
-
モジュール呼び出しかた
import package.func from package import func
- フルパスを読み込むようにするかモジュールで読み込むようにする
- 絶対パス相対パス読み込み
#絶対パス from packagefolder.package import func #相対パス from ..package import func #..はひとつ上のdirを読む->可読性が下がるため禁止
-
setup.pyでパッケージ化(配布用)
from distutils.core import setup
setup(
)
- setupの中に設定項目を入れることでまとめてパッケージ化できる
- python setup.py sdistでパッケージ化
-
__name__
- __main__が返されるのが現在実行しているスクリプトがわかる
- それ以外の場合はそのファイル名が返される
- 関数ファイル内にテストスクリプト書く等に有用
if __name__ == '__main__': proc
クラスとオブジェクト
-
クラスのパレンティスには必ずobjectを入れる
- 継承等に使えるから
-
初期化
- def __init__(self):以下初期設定
-
削除
- __del__
-
継承
- 継承したいクラスを現クラスのパレンティスに入れると継承される
- 継承メリット
- 継承したクラスのメソッドを継承して簡単に機能拡張が可能
- 多重継承したい時はクラスのパランティスに継承したクラスを入れる
- クラス間で同じメソッドが存在する場合は左のクラスから優先される
- なるべく使わない->可読性が下がるから
-
オーバーライド
- super().__init__(model)
- super()で親モデルの初期設定を呼び出せる
-
プロパティ
- 設定値を変更されたくない時に使用(read only)
class Class(): def __init__(self, property=True): self._property = property @property def property(): return self._property @property.setter def property(self, is_enable): return self.property = is_enable
- .setterを使うことで値の書き換えを許可する
- パスワード等の変更を制御したい時に有用
- __はクラス外には完全に隠蔽できる
- クラス外で__を使って書き換えを行うと再定義の挙動で書き換えられる
-
ダックタイピング
もしもそれがアヒルのように歩き、アヒルのように鳴くのなら、それはアヒルである。
ポリモーフィズムとはオブジェクト指向プログラミングの概念の一つで、日本語では多態性・多様性などと訳されています。
クラスが別であっても同じ名前のメソッドを使用することができ、異なるオブジェクトで同じ操作を切り替えて使うことができるというものです。【Python入門】ダックタイピングをやってみる – ポリモーフィズム
class Person(object): def __init__(self, age=1): self.age = age def drive(self): if self.age >= 18: print('ok') else: rase Exception('No drive') class Baby(Person): def __init__(self, age=1): if age < 18: super().__init__(age) else: raise ValueError class Adult(Person): def __init__(self, age=18): if age >= 18: super().__init__(age) else: raise ValueError class Car(object): def __init__(self, model=None): self.model = model def run(self): print('run') def ride(self, person): person.drive() baby = Baby() adult = Adult() car = Car() car.ride(adult) > ok car.ride(baby) > No drive
-
抽象クラス
- 継承時した子クラスに必ず定義してほしいメソッドを定義することでメソッドの定義忘れを防げる
- コードスタイル上ではやらないほうが良い
-
クラス変数
- クラス内で定義した変数でリスト等プログラムが終了するまで値を保持し続ける
- クラス内のグローバル変数的役割
-
クラスメソッド
-
@classmethodのデコレーターをメソッドに当てることで__init__を実行しなくてもメソッドを実行できる
- その場合メソッドの引数はclsとする
-
@classmethodのデコレーターをメソッドに当てることで__init__を実行しなくてもメソッドを実行できる
-
特殊メソッド
- アンダースコアが前後に2つのもの
- pythonに埋め込まれている処理を実装したい時に使える
-
ファイル操作
-
ファイル開く
- 行末に追加する場合はopenに'a'をいれてappendで開く
f = open('text.txt', 'a') f.write('test') f.close()
- .closeを忘れると開きっぱなしになる
- 基本的にはwithステートメントを開く
- withステートメントが終わると自動的にcloseする
- f.readline
- 一行づつ読む
- f.tell()
- 現在位置を取得
- f.seek(n)
- n文字目の位置の値を取得
-
テンプレート
-
入れたい文章をテンプレートとして定義できさらに文章内に変数を定義できる
import string s = """\ Hi $name. $contents Have a good day. """ t = string.Template(s) contents = t.substitute(name='Mike', contents='How are you?') print(contents) >Hi Mike. How are you? Have a good day.
-
-
ファイル操作
- ファイル操作は以下4つのライブラリを覚えれば大概のことができる
- os
- .exists
- ファイルが存在するか
- isfile
- ファイルか確認する
- isdir
- ファルダか確認する
- rename
- ファイル名変更
- symlink(orgfile, linkfile)
- シンボリックリンク付きのファイル生成
- mkdir
- フォルダ作成
- rmdir
- ファルダ削除
- 中身何か入っていたら消すことができない
- remove
- ファイル削除
- listdir
- lsと同等
- getcwd()
- 現在のパス取得
- pathlib
- Path
- .touch
- 空ファイル生成
- glob
- glob
- 指定したディレクトリのファイルを全取得
```python
import glob
#フォルダ内のファイル取得
glob.glob('dir/dir1/*')
#フォルダ内のサブフォルダ含む全ファイル取得
glob.glob('dir/dir1/**')
```
- shutil
- copy
- ファイルコピー
- 圧縮
- tarfile
```python
import tarfile
# 圧縮
with tarfile.open('test.tar.gz', 'w:gz') as tr:
tr.add('test_dir')
# 展開
with tarfile.open('test.tar.gz', 'r:gz') as tr:
tr.extractall(path='test_tar')
# 展開せずに中身確認
with tarfile.open('test.tar.gz', 'r:gz') as tr:
with tr.extracfile('dir/tar.txt') as f:
print(f.read())
```
- zipfile
```python
import glob
import zipfile
# zipファイル作成
with zipfile.ZipFile('zipfile.zip', 'w') as z:
for f in glob.glob('zipfile_dir/**', recursive=True):
z.write(f)
# zipファイルの読み込み
with zipfile.ZipFile('zipfile.zip', 'r') as z:
z.extractall('zzz1')
# zipファイルの読み込み(展開せず)
with zipfile.ZipFile('zipfile.zip', 'r') as z:
with z.open('zipfile_dir/zipfile.txt') as f:
print(f.read())
```
- 一時ファイル
- tempfile
- バッファ内にファイルを作成してプログラムが終わったら自動的に削除される
- テスト等で使える
- subprocess
- .run()
- Linuxシェルを実行できる
- args
- shell=True
- パイプ処理の実行を有効化
- rm -rf *等の危険なコマンドをパイプに組み込まれてしまいセキュリティ上良くないため禁止
- time
- time.sleep(n)
- n秒待つ
簡易的なアプリ作成について
- MVCモデルを使ったフォルダ構成を作る
- model, view, controllerのフォルダ作って役割明確に分ける
- model
- データ操作等を主に行う
- データソースのアクセス等の基本的な操作用のクラスを作成してそれ以降のクラスはそれを継承してデータを操作する
- 必ず実行させたい処理はデコレーターを使うと便利
- view
- ユーザーに見える箇所を担当
- controller
- modelとviewを操作する
- template
- 決まったで表示するファイルを集めたもの主にviewがアクセスして使う
- txt形式のテンプレートファイルやHTMLを入れたりする
- templateをユーザーに変更させたい場合は/tmpファルダにtemplateを作るようにして操作させる
- パッケージとして配布する際にパッケージの中身を直接変更させるとバージョンアップ時にユーザーが変更した中身を上書きしてしまうため
- パッケージのデフォで使っているものとユーザー独自のものを明示的に分けるため
- モジュール間のimportは絶対パスでimport
まとめ
改めて言語をちゃんと勉強してみると基礎的な機能でも奥が深く楽しめました。
また、今回学習ではudemyの現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイルを使わせて頂きました。
基礎的な項目を章立てて体系的に知ることが出来とても良い講座でした。
この後は、こちらの講座の応用編を少しづつやっていこうと思います。