はじめに
chromebook(C101pa)を2017年末から使用していました。起動も早いし、バッテリーも長持ちで軽いのでどこにでも持っていけ、なおかつコスパも優れているので大変重宝していたのですが、pythonやrubyなどのプログラミングを行うのには、開発者モード?とかでosをいじる?などのハードルの高さを感じ、クラウド上の開発環境を使っていました。
が、最近ようやく知ったのですが、chromebookでlinuxが標準で使えるようになったとのこと!
早速やってみました!
やってみたこと、わかったことの概要
- OSを最新化することで(私の場合chromeOS 70でしたが、)簡単にchromebook上でlinux環境(beta版)を利用できることができた
- linux環境にはpython3, gitが標準インストールされている
- pip, jupyter notebookの追加インストールができた
- ファイルはhomeディレクトリがchromeOS側と共有されている
実施環境
OSのアップデートを実施したのが2018年12月になってからなので、OSのバージョンはchrome OS 70です。
手順
chromebookの設定でlinux(beta版)を有効化
OSをアップデートすることで設定画面に「linux(beta版)」が現れ、
”オンにする”を選択すれば完了。他のアプリ同様にlinuxのターミナルが選択できるようになります。
ターミナルで標準インストールされている物を確認
python3, gitは以下のバージョンがインストールされていました。
$ python3 --version
Python 3.5.3
$ git --version
git version 2.11.0
pip, jupyterのインストールを実施。
- pipのインストール
$sudo apt-get install python3-pip
- jupyterのインストール&起動
$sudo pip3 install jupyter
$jupyter notebook
jupyter notebook
コマンド実行後表示される、The Jupyter Notebook is running at:
に続くURL(http://localhost:8888/~
)をchromeに入力して、起動しました。
chromeOS <=> linux間のファイル共有
linuxの利用をONにすると、chrome側のファイルアプリの左側に「Linuxファイル」が表示されます。ここがlinuxのhomeディレクトリの中身であるため、ファイルの共有も簡単にできます。
参考
更新情報
最新のchrome OS 79でも上記コマンド実施 → 問題なし