実装が速い人が気にしていること
実装が速い人が気にしているのは、疎結合である。そして委譲。
人間は一度にそんなに大量の情報は処理できない。
疎結合と移譲により、現在気にするべき部分を極端に絞り込んでいる。
自分自身が実装する場合も、各部品に自律してもらう。
とにかく、一度で把握すべき量をコントロールする。
"全体の把握"は不可能であることを知っている。
そして、各部品の自律を得ることにより、"全体の把握"を可能にしている。
分裂する意識
"仕様をしっかり把握する必要がある"
正論であるが、実装者である私は全く把握する必要はない。
設計者である私は意識する必要がある。そして、設計者である私は実装者である私にインターフェースしか提示しない。
これでこそ疎結合、移譲。
設計者の悪行
設計者の悪行は実装者に仕様の理解を求めることである。
設計者は仕様をインターフェースに翻訳することが仕事である。これは仕事をしていないことに等しい。
設計者が、インターフェースに落とし込めていないことの責任を実装者に押し付けると、見事なコードが出来上がる。
仕様と密結合したコード。恐ろしい。