テストケースのすばらしさ
テストケース（完成品）は素晴らしい、結果が詰まっている。結果しか詰まっていない。
仕様要件とは、投入と結果の集合である。テストケースを作るべきだ。
テストケースが作成できるまで煮詰まっていない要件は完成しているとはいえない。
なので、テストケースを作って、仕様書を完成させてください。お願いします。
要求定義
要求定義のポイントは「何ができるか（結果）」、「何が必要か（投入）」です。テストケースではないですか。
非機能要件がどうですって？非機能要件を検証できるテストケースを創造してください。検証不能なものは不要です。
テストケースは実現可能でなければなりません。テストケースは実現可能であるかを検討する工程が必要です。テストケースが実現可能であることが満たされれば要求定義書（テストケース入り）の完成です。
要件定義
要件定義は、要求定義と並行するものがあります。どのような技術を利用するかを決定する工程が要求定義に含まれているからです。
ここで、インフラ、フロント、バックエンド、永続化機構（ＤＢ）といった技術区分に分離されます。これは、テスト分割の問題です。個別にテスト可能な領域に分割されるべきです。
個別にテスト可能なテストケースが作成されれば要件定義書（テストケース入り）の完成です。
基本設計 詳細設計
各種設計書も同じです。成果物はテストケースです。何度もいいますが、テストケースが作成できないというのは設計できていないことと同義です。
誤解のないように
作成されるテストケースは、Ｖ字モデルでいうところの後半、検証工程で使われる本式なものです。
え？そんなものは作れないって？それは要件、設計が完成しなかったことと同義です。
理想です
これは理想です。理想は素晴らしいです。失敗の時の基準となります。
理想が達成できなかった旨を定義書、設計書に残しましょう。これも素晴らしい上流成果物です。