新しいプロジェクトを始めるにあたり、採用する「プログラム言語」や「フレームワーク」や「開発環境」と言ったレイヤーに複数の選択肢が考えられることがあります。特にその分野の知識が無くて、とりあえず各選択肢の世間的なトレンドが知りたい場合の調査方法の紹介です。
##Google検索で調べる
紹介するまでもない方法ですが、Googleでキーワード検索すると、キーワードにヒットしたページの件数が見れます。この件数の多さの比較で、各選択肢の世間的な認知度の比較ができます。
テクノロジー系のプロダクトは、RubyやMustache等、一般定期な単語をそのまま使用している事も多いので、検索キーワードには気をつけましょう。
また、検索結果から公式サイトへ飛んでドキュメントを確認することにより、開発体制の多さとか、今現在も活発に開発されているかの感触を確かめる事もできます。
##Googleトレンドで調べる
Googleのキーワード検索では、時系列の情報を見るのは難しいですが、Google trendsだと、過去からの人気度が時系列で確認できます。
##Githubで調べる
いまどきのオープンソースプロジェクトの多くは、Githubで管理されています。このため、Githubで運用されているプロジェクトどうしなら、リポジトリでStar数で人気度の比較が出来ます。また、貢献者(Contributions)の人数や更新頻度での比較も出来るでしょう。
Mithrilの例(Star数は5747,Contributionsは118)
##Amazonで調べる
Amazonでその分野に関する書籍が何種類発行されているかで比較することができます。ある程度以上のプロジェクトになら無いと比較できませんが、1年以内に複数の日本語書籍が発行されている場合は、今注目の技術と言えるでしょう。
##各言語のライブラリ管理システムで調べる
今現在広く使われているプログラミン言語なら、膨大に作成されたライブラリの依存関係を管理するエコシステムを持っているものです。このライブラリを管理するシステムのサイトで各ライブラリの人気度がわかることがあります。
iOSだと、CocoaPodsで各ライブラリのダウンロード数が見れます。
Rubyだと、RubyGemsで各ライブラリのダウンロード数が見れます。
Javaだと、mvnrepositoryでMavenに登録されているライブラリを検索できます。検索結果からはダウンロード数はわかりませんが、他のライブラリで使用されている件数が「usages」として表示されているので、間接的に人気度を知ることができます。
##ThoughtWorksで調べる
メジャーなトピックだと、ThoughtWorks社のTechnology Raderで、評価を見れることがあります。「ADOPT」(採用)とされているものが、ThoughtWorks社が高くの評価しているテクノロジーです。導入を検討するのに、悪く無い選択肢と判断してよいでしょう。アルファベット順の一覧もあります。
##Qiitaで調べる
選択肢にしているテクノロジーがタグ付けされているなら、投稿数で人気の比較ができます。