はじめに
今回は私が3年間で受講したUdemyの講座をひたすら紹介します。
私は2021年4月に新卒でSIerに就職し、2024年4月でエンジニア4年目となりました。
そんな私の入社時のスキル感はどうだったかというと...
- 非情報系学部卒の理系
- 学部4年生の時に研究室で少しPythonを触ったことがある程度
-
HTTP
?なにそれ?
でした。
こんな感じでほぼゼロからのスタートでしたが、3年間でどのくらいのスキル感になったかというと、ざっくりと
- 基本的に一人称で開発業務ができる
- 小規模のシステム開発なら技術選定やアーキテクチャの検討も可能
- 某(若手向け)技術コンテストで入賞経験あり
- OSSコントリビューション経験あり
- IT関連の資格7つ取得
くらいには成長することができました。
これから紹介するUdemyの講座を受講するだけでこのくらいのスキル感になれますという話ではなく、当然日々の業務であったり、その他のインプット/アウトプットも重要です。
ですが、技術書を読んだり、Udemyの講座を受講で学習することもとても重要な成長の要素なので今回は「私が3年間で受講したUdemyの講座」を紹介させていただきます。
技術書バージョンの記事も公開しています。
技術書での学習が好きな方はこちらもご覧ください。
Udemy
プログラミング言語
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
日本で一番有名なUdemyの講座と言っても過言ではない講座です。
シリコンバレーでPython(3)の基本的な構文から、より発展的な内容まで網羅的に学ぶことができます。
これから実務でPythonを使う方は必ず受講しましょう。
Python デザインパターンマスター講座~Pythonの基本文法、コーディング規約、命名規約、プログラミング技術~
PythonでSOLID原則やデザインパターンを学べる講座です。
講座の最初にPythonの基本的な構文の説明もあるので、Pythonを使ったことがない人も安心して受講することができます。
SOLID原則などはチーム開発をする時は必ず知っておいた方が良い原則なので是非受講することをお勧めします。
ちなみに私が好きなデザインパターンはファサードです。
Python でわかる オブジェクト指向 とはなにか?【Python オブジェクト指向 の「なぜ?」を「徹底的に」解説】
Pythonでオブジェクト指向を学ぶことができる講座となっています。
オブジェクト指向はエンジニアの必須科目なのでとりあえず勉強しましょう。
現役シリコンバレーエンジニアが教えるアルゴリズム・データ構造・コーディングテスト入門
あまり実務でデータ構造やアルゴリズムなどを物凄く意識するかというと大抵の場合そんなことはないのですが、全く勉強しないのもどうかと思って受講した講座になります。
ソートや検索など様々な問題をPythonで解いていく形式の講座となっていてとても勉強になりました。
講座自体はPythonを使っていますが、自分の好きな言語で同じ問題をといてみるのもその言語の理解が深まって良いかもしれません。
Python+Flask3でのWebアプリケーション開発講座!!~0からFlaskをマスターしてSNSを作成する~
業務でFlaskを使った開発をすることになったのでその時に受講した講座です。
Flaskの基本的な概要から、実際にアプリケーションを実装していく流れで講座が進むので理解が深まりやすかったです。
Flaskを使ったAPI開発に興味がある人におすすめの講座です。
【Java-基礎】完全未経験からの基礎入門講座(丁寧解説/豊富な図解/ハンズオン/Java Silver試験対応)
Javaの基礎を学ぶことができます。
「完全未経験からの」とある通りかなり初学者向けの講座となっているので、これまで他の言語を使用したことがある人には簡単すぎると思われるかもしれませんが、未経験からJavaを学びたい人にはおすすめの講座です。
【Java-オブジェクト指向】脱初心者編!(ハンズオン/絶対理解/プロ講師が丁寧解説/Java Silver試験対応)
Javaでオブジェクト指向を学ぶことができる講座となっています。
先ほどの入門講座と同じ人が出している講座で、講座の最後には実際にポケ⚪️ンのようなモンスター対戦ゲームをオブジェクト指向で実装していくという内容となっています。
初学者でもわかりやすい内容のためオススメです。
Javaで学習するユニットテスト~JUnitで基礎からじっくり習得する~
JUnitを使ってJavaのユニットテストを実装する方法を学べる講座です。
実務では「ソースコードを書いて終わり」なんてことはなく、基本的に(特にバックエンドでは)自動テストも書きます。
「ユニットテストとは」というところから丁寧に解説がある講座なので「ユニットテスト?自動テスト?何それ?」という方は是非受講してみてはいかがでしょうか?
現役シリコンバレーエンジニアが教えるGo入門 + 応用でビットコインのシストレFintechアプリの開発
Goの基本構文から学び、後半ではビットコインの自動売買アプリを実装して行くという満足度の高い講座です。
現役シリコンバレーエンジニアが教えるGoで始めるスクラッチからのブロックチェーン開発入門
Goでブロックチェーン開発をする講座となっています。
タイトルに「入門」とありますが、Goについてはある程度知識がある前提で講座が進みますので、Goの入門書を1冊読んだ後に受講するのが良いです。
ブロックチェーンについて聞いたことがあるけど、実際どのような技術なのか知らなかったので受講しました。ブロックチェーン開発をする上での基本的な概念や用語などの説明もありとても勉強になりました。
Echo/Go + Reactで始めるモダンWebアプリケーション開発
私が実務でGo(Echo) x Reactを使用したWebアプリケーション開発をしていたことがあり、技術スタックがドンピシャだったので即受講した講座です。
クリーンアーキテクチャという設計思想に基づいたGoでのREST API開発を学べるのクリーンアーキテクチャに興味がある方にもお勧めの講座です。
時間も2時間半程度なのでサクッと受講できる講座となってます。
GoやReactの基本的な説明はないのである程度の知識があることが前提となっているのでその点は注意が必要です。
Go言語で学ぶ実践gRPC入門
gRPCについて学びたかったので受講した講座になります。
この講座も一定のGoの知識があることが前提となっていますが、4時間程度の長さなので比較的短時間で受講できるため短期集中で学習することができます。
【世界で7万人が受講】Understanding TypeScript 日本語版
TypeScriptの基本的な構文から応用まで学べ、15時間を超えるボリューミーな講座です。
TypeScriptは主にフロントエンド開発で広く使われている言語なので、JavaScriptの使用経験はあるけど、TypeScriptは使った事ないという方は是非受講してみてください。
モダンJavaScriptの基礎から始める挫折しないためのReact入門
素のJavaScriptでTodoアプリを作り、その後にReactで作ることでReactを使うとどのような嬉しさがあるのかを実際に体験することができ、ただReactの書き方を学ぶだけでなく、なぜReactが使われるのかというところから学ぶことができる良講座です。
Reactに入門した人のためのもっとReactが楽しくなるステップアップコース完全版
モダンJavaScriptの基礎から始める挫折しないためのReact入門の続きの講座で、Reactについてより踏み込んだ内容を学習していける講座です。
TypeScriptでのReactの書き方を学べるレッスンも含まれていてより実務に近いところを学べます。
【React】初心者向け入門講座・サンプル豊富でわかりやすさ重視【v18対応・Hooks・MUIデザイン】
この講座もReactにこれから入門したい方や入門して間もない方向けの講座となっていてReactの基礎を学ぶことができます。
また、MUIというUIライブラリーを使ったアプリ開発をするレッスンを通して実際に動くアプリを作れ達成感のある講座です。
Working with React and Go (Golang)
英語講座です。
バックエンドのAPIをGoで実装し、Reactで実装したフロントエンドと連携させアプリーションを実装する講座です。
実際にアプリケーションを開発してく講座のためより実践的な内容となっています。
REST APIだけでなくGraphQLも学ぶことができるのも良い点です。
DB
【SQL】未経験者もこれ一本でOK!MySQLで学ぶ「SQL」「データベース基礎」講座【プログラミング初心者向け】
データベースの基本説明から、実際にMySQLを構築しその上でSQLを学ぶことができます。
ハンズオン形式で学ぶことができるので本を読むだけより理解が進むと思います。
SQLはエンジニアの必須科目なので必ず勉強しましょう。
ネットワーク
ネットワークエンジニアを目指す初心者はここから始めよう!「ゼロから学ぶネットワーク基礎」豊富な図解で徹底解説
この講座ではネットワーク基本的な構成要素、通信の仕組みなど、ネットワーク技術の基本を豊富な図解とともに広く解説されてます。
ネットワークエンジニアとしてキャリアを進めたい方やそうでない方でもネットワークについて知識をつけたい方にお勧めの講座です。
クラウド
【2023年版】これだけでOK! AWS認定クラウドプラクティショナー試験突破講座(豊富な試験問題290問付き)
AWS認定クラウドプラクティショナー(AWS-CLF)の試験範囲にしたがって、AWSについて広く(浅く?)学ぶことができます。また、講座の最後には模擬試験がついているのも特徴で網羅的に試験対策をすることができます。
Practice Exams | AWS Certified Cloud Practitioner CLF-C01/02
6回分のAWS-CLFの模擬試験が含まれた講座です。
動画講座はなく全て模擬試験となっています。
ちなみに私は9割前後正解できるようになるまで繰り返し模擬試験を解くことでAWS-CLFを取ることができました。(英語受験で...ドヤァ)
私がAWS-CLFの英語での受験をどのように対策したのか気になる方は是非こちらの記事も読んでください!
【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイト(AWS-SAA)の試験範囲にしたがって、、、以下略
Practice Exams | AWS Certified Solutions Architect Associate
略
コンテナ
ゼロからはじめる Dockerによるアプリケーション実行環境構築
Dockerの基本から学び、Docker Composeを使ったアプリケーション構築まで学ぶことができます。
これからDockerに入門したい人は是非受講してみてください。
米シリコンバレーDevOps監修!超Kubernetes完全入門(2022)【優しい図解説とハンズオン】
コンテナオーケストレーションツールであるKubernetes(k8s)について基礎を学ぶことができます。自身のPC上にk8sが動作する環境を作りハンズオン形式でレッスンが進むため動作を確認しながら学ぶことができます。
AI/MLOps
ChatGPTの使い方入門-最新AIビジネス活用 プロンプトエンジニアリングでより良い回答を得よう【2023年最新版】
エンジニア向けの講座ではないですが、ChatGPTの基本的な使い方やプロンプトエンジニアリングの基本を学ぶことができます。
ChatGPTなどの生成AIを使ったことないという方は是非受講してみてください。
LangChainによる大規模言語モデル(LLM)アプリケーション開発入門―GPTを使ったチャットボットの実装まで
アプリケーションとLLMを連携するためのライブラリであるLangChainについて学ぶことができます。
LangChainを使って、AIを組み込んだアプリやSlackのBotを実際に開発していく内容となっています。
面白いです。
大規模言語モデル(LLM)の仕組み入門【ChatGPT/GPT-4/Transformer】
普段なんとなく使っているChatGPTやその他生成AIがどのような技術で作られているのかを学習できます。
全体で4時間も無いのでサックと受講することができます。
【Pythonで学ぶ】CUDA プログラミング入門
業務でGPU環境を構築する必要があったため受講しました。
Machine Learning Deep Learning model deployment
英語講座です。
MLflowを使ったMLOpsについて学習したくて見つけた講座です。
(正直あまり内容覚えてないです...)
ツール類
Git: もう怖くないGit!チーム開発で必要なGitを完全マスター
ソースコードのバージョン管理ツールであるGitについて基本的なコマンドやGitHubとの連携方法などを学ぶことができます。
Gitはバージョン管理ツールのデファクトスタンダードとなっているためまだGitの使用経験がない方は必須で学習しましょう。
現役シリコンバレーエンジニアが教える NeoVim(VIM) + Tmux + Zsh 入門
私のイチオシ講座!
この講座を見れば、なんかカッコいいターミナルが完成します。
ちなみに現状の私のターミナルの見た目は今はこんな感じです。
GitLab CI: Pipelines, CI/CD and DevOps for Beginners
英語講座です。
業務でGitLabやGitLabのCI/CDの機能を使うことが多かったのですが、雰囲気で使っていたのでちゃんと学ぼうとして見始めた講座です。
CIの設定などを書くときは公式ドキュメントを見て書くことが多いので、途中でこの講座は見るのをやめてしまいました...
Introduction to NGINX
英語講座です。
NGINXについて学びたかったので、その時に受講した講座になります。
NGINXの基礎的な部分をハンズオンで学ぶことができます。
The Complete Hands-On Introduction to Apache Airflow
英語講座です。
業務でApache Airflowを構築する必要があったため、その時に受講しました。
私がこの講座を受講した時点(2023年11月時点)ではAirflowに関して体系定期に学べる日本語講座がなかったためこの講座を選びました。
Airflowの概要や基礎を学ぶことができる講座です。
Apache Airflow: The Hands-On Guide
英語講座です。
The Complete Hands-On Introduction to Apache Airflowの発展版の講座となります。
Airflowについて、ワークフロー(Python)の細かい機能、設定値の変更などをより深く学ぶことができます。
アジャイル/デザイン思考
【アジャイル開発】スクラム基礎講座
英語講座です。(日本語字幕あり)
スクラムは現在主流となってきているアジャイル開発の開発手法の1つで、短い期間で開発の一連の流れを実施し高頻度にフィードバックループを回していく開発手法です。
そんなスクラムについての基礎、慣例などを学ぶことができる講座となっています。
【超実践】すぐに使えるデザイン思考!〜基本をおさえ、日常にイノベーションを起こす38個の習慣〜
デザイン思考についての基礎を理解し、実践するための指針を学ぶことができる講座となっています。
「デザイン思考
というキーワードは知っているけど何のことか分からない」という方は受講してみると良いかもしれません。
資料作成
1日2万文字書くプロライター直伝!素早く・わかりやすい文章を書くスピードライティング術【全資料ダウンロード可能】
一見エンジニアの領域と関係ないと思うかもしれないですが、わかりやすい文章の書き方を学ぶことで、技術文書や技術ブログ、メールやチャットなど文章を書く際に役に立ったりするので受講してよかったです。(実際役に立っているかというと分からないですが...)
センス不要!伝わるプレゼン資料のデザインルール【入門編】
資料作成の基本的なルールを学ぶことができます。
私はデザインのセンスがあまりないのでパワポなどの資料作成に苦手意識がありましたが、この講座で資料作成のルールを学ぶことで(受講前と比べると)マシな資料を作れるようになりました。
センス不要!伝わるプレゼン資料のデザインルール【実践編】
センス不要!伝わるプレゼン資料のデザインルール【入門編】のより実践的な内容の講座です。入門編と合わせて受講することをお勧めします。
3分で一発OK!社内プレゼンの資料作成術
こちらもパワポでの資料作成についてのテクニックを学べる講座です。
右脳や左脳の観点から文字や図表をスライドのどの位置におくのが良いなど様々なテクニックを得ることができ3時間程度の講座ですが満足度の高い内容でした。
おすすめ
その他
増補改訂版『Bootstrap4入門』〜Webデザインに対して苦手意識を持つエンジニアのための〜
Webデザインを効率的にことができるBootstrapについて概要や基礎をサクッと学ぶことができます。
さいごに
今回は私が3年間で実際に受講したUdemyの講座をつらつらと紹介しました。
何か一つでも参考になったら幸いです。