#考えたきっかけ
新しいウェブのアプリケーションやライブラリのアイディアを思いついたとき、人に説明するためにプロトタイプを作ることがある。
CSSを書かずにブラウザのデフォルトスタイルのままにして、画像は全部グレーの四角で、テキストは「○○○」や「ダミーダミーダミー」なら簡単だけど、やっぱり興味を引きにくい。
こんなときは、デザインにBootstrapなどを使い、画像はフリー素材から選べばあまり時間をかけずにいい感じのプロトタイプが作れる。
しかし、短い文章が100個欲しいとか、名前が100個欲しいとか、住所が100個欲しいなどのときはダミーデータを自動生成するか、どこかからデータを見つけてくるか、全部手打ちしていた。データを見つけてきてもそのままでは使いにくく加工が必要なことが多い。
こんなことが続いたのでデータのフリー素材があればいいのにと思うようになった。
#作ってみた
念のためにもう一回探してみたけど使いやすそうなデータのフリー素材が見つからなかったので、とにかくやってみようと思って作ってみた。
データの形式は統一されていたほうがいいと思い、どんな言語でも読み込みやすいJSONにした。登録する場所はどこかのサービスを使おうと思ったが、手ごろな場所が見つからなかったのでサイトを立てた。
FreeJSON.net - 無料で自由に使えるJSONデータ
http://freejson.net
手始めに、人名としてちょっと面白いかなと思って宝塚の現役生徒(いわゆるタカラジェンヌは生徒と呼ばれる)のデータや、投稿サイトのテキストデータとしていいかなと思って青空文庫の各作品の冒頭400文字を集めたデータなどを登録してみた。
#作った感想
実際にデータを作ってみると意外と面白い。プロトタイプを作るときは目的とは違うことなのでいやいや作る感じだが、データを作るのが目的になると気分も変わる。
また、宝塚の生徒のデータや青空文庫のデータなどは眺めるだけでも面白い。しばらくはコツコツデータをためていくつもり。データを更新したらハッシュタグ#FreeJSONでTweetする予定。
1人で作れるデータはたかが知れているので、このようなデータを集めるライブラリ的な仕組みが作れるといいのかもしれない。
#更新情報
2016-08-06 抹茶の銘の一覧を追加
2016-08-06 カフェにありそうなドリンクメニューを追加
2016-08-02 深呼吸する言葉・後藤裕文を追加(深呼吸する言葉プロジェクト http://shin-kokyu.jp から)
2016-08-01 常用漢字一覧を追加(@wakufactoryさんのご提供)
2016-08-01 日本の美術館の情報を追加(緯度経度情報あり)