はじめに
いつの間にか最新版のKivy Launcherのapkがgithub actionsで作られていて普通に落とせるようになっていました。ただこれは
- google play storeに上がっている古い物とは違って最低限の物しか入っていない
- Pythonのversionが既定値
- ABIがarmeabi-v7a
なのでこれを自分好みに改造しようというのが今回の趣旨です。
公式repositoryをfork
改造するわけですから改造用のbranchを作り、公式のmain branchが更新される度にrebaseするような形の運用が良いんじゃないかと思います。この時repositoryの既定branchを改造用のbranchにしてちゃんと改造用のbranchでgithub actionsが動くようにしてあげます。(ココらへんはもっといい方法があるかもしれません。)
android端末のABIを調べる
別の記事でも書きましたが最適なABIの方が端末の力を最大限に引き出せると思われます。なのでlink先の手順に従ってどれが最適なのか調べます。adbコマンド
は一度でもbuildozerを使った事があれば~/.buildozer/android/platform/android-sdk/platform-tools/adb
にありますが、無い人はSDK Platform Toolsでも落とすと良いんじゃないかと思います。
改造
自分はこのようにやりましたが、最適なABIがarmeabi-v7a
では無い人はandroid.arch = armeabi-v7a
の部分も、launcherにあまり権限を与えたくない人は[app:android.permissions]
の部分も弄ると良いと思います。また使いたいPythonのversionが3.9.9
ではない人は当然その部分も変えて下さい。
apk生成/インストール
自分のrepositoryへ改造用branchをpushするとapkが出来上がるまで12〜13分でした。無料プランでこの時間でapkが作れるのはありがたいですね。apkを落としたら野良アプリとしてインストール。
Kivy Launcher上でアプリを実行
launcherの使い方は以前と何も変わっていなかったので省きます。python interpreterの吐くlogを見たい時は端末を開発者モードでPCに繋ぎ、PC側でadb logcat *:S python:D
と打つだけです。