最近考えることがあったので備忘録としてまとめておきます。
そして、まとめることでなにか整理できたらな、的な投稿です。
結論から言うと。
何のための効率化かを忘れたり、期待とずれた効率化が目的化すると危険
ルールに縛られてアップデートがきかない状態は中長期的に見れば衰退である
結局、「何故」効率化するのかを常に意識し
ゴールを目指し、その時最も効率的な手法を追い求め続け実現することに価値がある
「効率さ」がもたらすものとは?
企業に入ると少なからず効率
というワードができくると思います。
もちろん学生時代からもあったと思いますが期待される度合いは一気に跳ね上がる気がする
- 売上を効率的に上げるとか
- CPUリソースの使い方が効率が悪いとか
- そもそもこの処理無駄だよね?みたいな
- その仕事の進め方効率悪いよねとか
そう、そのまんま。
なにかを成すのに無駄がないこと。
効率化で陥りがちな落とし穴
効率をもとめたはずなのに「非効率!」って思ったことありませんか?
- 私は効率的だと思っていたのにレビューで非効率さが指摘された
- マニュアルに従い効率的に仕事しているつもりなのに融通効かないと言われる
- その手順は何故そうなっているのかわからない
- 手順どおりに事が運ばない事が多い
ある意味では無駄がない状態であり効率という状態とも言えるけど、なんか違う。
効率的と決めたことを遂行しているのになぜか違う意見がでてくる。
こういった状態を生み出す背景にはだいたい期待値とのズレがあります。
もっと突き詰めると、
- ゴールが「どこで」「どういう状態なのか?」をどう認識しているか
- ゴールへ向かう「最良の手段」の最適化
- 効率化手段の「実行確実性」と「スピード感」と「品質」の乖離
この辺が期待値とずれている事が多いと思います。
ゴールがずれていると、そもそも期待する状態になりません。
最良の手段は時代とともに変わります。
その効率化手段が古く最良ではない場合かつ、より最良な手段を知る人からすると期待ハズレ感を感じます
そして、手段の確実性や、スピード、品質が欠如もやはり期待値とずれます
主に、納期的なリスクや、期待した品質でないということで非効率となります。
まあ、ゴールがいつのまにかすり替わってしまうとか、誤解しちゃうことよくあると思うんです。
人間って夢中になっちゃうとか集中しちゃうとそう思っちゃうんですよねw
他にも要因がありそう。
真に求める効率からずれる要因
落とし穴について書きましたが、何故期待値とのズレが生まれるのか?についての考察です。
-
期待値(ゴール)がわからない、もしくはそもそも間違えている
- ゴールも変化する事を理解する必要がある!
- 企業や事業戦略によって変わることを理解できいないと時間経過とともにずれることも
-
期待値(ゴール)と実値をモニタリングできておらず現実が見えてない
- 指標おいて見えないと今我々はどこにいてどういう状態か把握難しい
- 加えて、競合との関係もウォッチしてバランスとらないと負けちゃう可能性もある
-
最良の手法について理解できていない、もしくは決められない
- 最良の手法も時代とともに変化する事を理解する
- 最良の手法も一つとは限らない、複数ある中でどれを選ぶか?の決め方にも透明性が必要
-
ゴールや手法には問題ないが確実に遂行ができない何らかの理由がある(リソース、人)
- 人出がないのでこなせないので最低限だけになるとか
- 実施する人のマインドや姿勢面の課題(オペレータ志向とか)
人の成長を阻害する可能性にもなる
一つやっかいな事があります。それは、
がんばっても期待値とずれた結果となり、モチベーションに影響することです
誤った効率を追い求める側人は、一生懸命がんばりちゃんと守るべきものを守りやりきる
やりきり結果を出すが、認められない状況となる
なんで、ちゃんとやっているのに認められない?であれば効率化そのものに意味がないのでは?
こうなると「効率化」自体に懐疑的になる可能性もあり、そもそものモチベーションが下がります
どうすればよいのか?
あたりまえのことだけど、シンプルに以下を実践する
- 効率化の目的とスコープ、達成したい状態を明確化し目標にする -> ゴール、目標
- 目標を達成する最良の手段の検討と決め方を決める -> 戦略化
- 戦略を実行するための体制確保と確実に遂行する方法を決め実践
- 目標や戦略を定期的にアップデートできる仕組みをちゃんと回し続ける
- 目標に対して現状どういう状態か指標を見つつ把握、改善できる状態にする
- 想いがある人が推進する事(好きとかやりたいって気持ちがある人が一番!)
なんていうか、最終的に基本的なことに帰結したまとめなんですが、
結構大切そうなことは、灯台が照らす先と、船頭の能力と、より良くするぞという気持ちかな
我々の仕事って真っ暗な海を進むのと同じで、見えない事が多いので
その暗闇の中で、目指す先を照らす灯台の光と、
そこへ向かう途中は海もあれているかもしれないし、岩に乗り上げる可能性もある、
そんな不確定な海を確実に灯台の光の場所へ行き着く船頭さんの技術と能力
そして、照らす先も状況によって変わるし、荒海を乗り越える技術も日々進化するので
今、一番良い状態を目指し続けるぞって気持ちがあること。
これが、真の効率化を実現するために必要なことだと思います。
まあ、これは実績ではなく、これから↑をもとに改善進めてみようと思っている宣言です。
↑のどれかがかけた効率化は違和感や不協和音を生むかもなと思ったので、参考になれば。