貴方の性格を当てさせてください。
貴方は「作業効率を上げるのが好きな人」です。
簡単なトリックです。そう。この世の中のすべてのエンジニアは作業効率を上げることに幸福を感じるように設計されています。例外はありませんよね?
そんなエンジニアの皆様におすすめできるのが本記事ですので、ぜひ最後まで読んでいってください!
デュアルキーボードとは
デュアルキーボードとは、2台のキーボードを使用し右腕と左腕をそれぞれを最適な位置に調整することで作業する際の身体の負担や作業を最適化できるテクニックです。そのため、キーボードを一台のみで使用する場合よりも肩や手首の負担が軽減され、作業効率のUPが約束されます。
本記事では販売時点からデュアルキーボードとして販売されているものではなく、一般のキーボードを2台を使用しソフトウェアを使ってデュアルキーボードを再現する方式を紹介します。そのため、安価で始めることができます。
HELLSINGのアーカードやブラックラグーンのレヴィの二丁拳銃スタイルのようなイカした操作感をデュアルキーボードで手に入れましょう!
©平野耕太・少年画報社/WILD GEESE(左)
©2006,2010 広江礼威/小学館・BLACK LAGOON製作委員会(右)
先に結論
おすすめできる(この記事を読んだ方が良い)人
- 肩こりがひどい人
- キーボードを2台以上持っている人(ノートPCのキーボードも含める)
- 肘掛け付きの椅子に座っている人
- 拡張機能のVinium1を使っている人
おすすめできない(この記事を読んでも豆知識にしかならない)人
- マウス操作が多い人(光学式マウスじゃないとだめな人)
- 机のスペースが狭い人
- デュアルキーボードを既に使っている人
- ニューラリンク(ブレイン・マシン・インターフェース)2の達人
目次
デュアルキーボードのメリット
1. 圧倒的に肩がこらない
「肩が凝らない!」正直この一言につきます。1日中デスクワークをした後の肩こりなんて想像するだけで肩が重くなります!キーボードが1台のみで作業していると以下の画像のように肩甲骨を開いた状態で左右の腕の位置が固定されます。
赤い矢印が肩甲骨のテンションのかかり方です。肩幅が広い人ほど巻き肩のように僧帽筋が伸びている感覚があると思います。常に猫背の人は猫背を助長している可能性がありますね。
デュアルキーボードなら自由な場所に腕の位置を設定できるため、肩甲骨を寄せた状態をキープする事ができます。姿勢革命!2つの肩甲骨が仲良しになるでしょう!
マウス操作をする時は右手の肘から先を曲げます。そうすることによって常に肘掛けに腕を置けます。そのため腕の自重を支える必要がなく、筋肉疲労が起きにくいです。
肩こりや猫背が酷いエンジニアの方はトライしてみる価値がありますね!
1. 腕を常に肘掛けに常における
タイピングしていないときもタイピング時の姿勢を続けたいですか?
デュアルキーボードなら、腕の位置を肘掛けに合わせたセッティングができます。そのため、1台のキーボードのみの場合は片方の肘掛けしか使えなかったり、(マウス操作orキーボード操作)の時しか両方の肘掛けを使用できない現象が起きません。
また、キーボードをより手前に設置したら、背もたれも100%使うことができます。椅子のランバーサポートとヘッドレストに体重を支えてもらいましょう!
そして、もし高い椅子を買って肘掛けや背もたれを最大限使用していないとしたらとてももったいないです!。有効活用していきましょう!
1. キーボードが2台あれば安価で始められる
キーボードを2台か、キーボード一台とノートパソコンの内蔵キーボードがあればデュアルキーボードを試すことができます(個人的には後者のほうが使いやすいです)。世の中に市販されているデュアルキーボードは3万円を超える高価な商品が多数ありますが、キーボードを2台用意するだけなので安価で始めることができます。静電容量無接点方式でしかタイピングしたくないという人以外には安価で挑戦しやすい入口だと思います。
ちなみに私は左には75%のメカニカルキーボード、右手にはMacbook本体をセットし、マウスはトラックボールを使用しています。その際、Macbookのトラックパッドは無効化することがおすすめです(普通のマウスやトラックバッドで試してみましたがトラックボールが一番フィットしました)!
1. Viniumとの相性が良い
最も優秀なGoogle拡張機能の一つであるViniumとの相性がとにかく良いです!Viniumとはブラウジング操作をVimライクにして「マウスを1mmも使わないぞ」という意思を強く感じるGoogleの拡張機能です(FireFoxバージョンもあります)。ぶっちゃけ、まだViniumを導入していない人は、デュアルキーボードを導入するよりもViniumを導入したほうが作業効率は上がります(非Vimmerの方でも導入価値はあります)。Viniumを導入していない方は本記事を無視して以下の記事に目を通してみてください。重要度の高いものから紹介されているとても参考になる記事でした!
vimiumで情報収集力を高めよう!![vimiumチートシート]
デュアルキーボードのデメリット
メリットがあればデメリットも必ずあります。
1. スペースを占領する
スペースと言ってもキーボードのスペースキーではありません(実際にスペースキーは大きいですが)。キーボード2台は意外と机を占領します。大きめのタブレットや資料を広げながら作業しなければならない時は素直に1台のキーボードのほうが良い事が多いです。
1. 光学式のマウスは使いにくい
光学式のマウスだとスペースが必要になります。腕の可動域を肘掛けの範囲内に限定させる本記事のデュアルキーボードでは適していません。そのため、光学式マウスでしかできない作業の割合が多い人はデュアルキーボードに向いていない可能性があります。その点を踏まえて私がおすすめするマウスは、トラックボールが最適解だと考えます。トラックパッドも悪くはありません。貴方の練度に合わせて選んでみてください。
1. 珍しさから注目される
公共の場でデュアルキーボードを使っていたら変な目で見られることがあります。「キーボード2つおじさん」「キーボード影分身」「キーボード二天一流」等、様々な言葉の暴力にさらされるかもしれませんが貴方は作業効率をあげているんです。胸板と意地を張って2つのキーボードを優雅にタイピングしている姿を見せつけてやりましょう!いずれ、大谷翔平選手のように世間が認めてくれる瞬間が来るはずです!そのためには最適な相棒(キーボード)を選びましょうね!
デュアルキーボードのおすすめ環境
必要なもの
肘掛け付きの椅子&背中を預けられる椅子
肘掛けがついていることは大前提ですがデュアルキーボードは背中を完全に背もたれにもたれ掛かることができるため、ランバーサポートやヘッドレストなどもこだわったほうが幸せになれます。
キーボード2台
どんなキーボードでも構いません。おすすめは、左側はテキトーで、右側にノートパソコンの内蔵キーボードを使うことです。ノートパソコンのトラックパッドの横のデットスペース①にトラックボールマウスを置くことで腕の移動距離を縮めることができます。右側のキーボードがノートパソコン以外だとマウスとの距離が広がってしまい、少しだけ大変になってしまいます。
トラックボールマウス or トラックパッド
2つの共通点は省スペースです。個人的にはそこまで大きくないトラックボールがおすすめですがトラックパッドもデザイン的にはおすすめです。しかし、MacBookのトラックパッドを使用するのはおすすめできません。タイピングで誤反応するし、手首を立たせて使わないといけなくなるため疲労が増えます。
セッティング方法
普通にキーボードを2つ並列つなぎしてもShiftやCmdはキーボード間で共有されません(左手で「Shift」を押して右手で「j」を押しても大文字の「J」にならない)。そのためMacでは「Karabiner-Elements」3というキーバインドを変更するお馴染みのソフトウェアのインストールします。Windowsの方はAutoHotKeyが良いのかな…?使用したことがないのでしっかりしたことは言えませんが試してみてください(できれば使用感など教えてくれるとありがたいです!)。
Karabiner-Elementsのインストール方法は以下のサイトを参考にしてください。うまくいかなかったら再インストールしてみると良いです!
Karabiner-Elementsのインストール方法
おわり
ここまで読んでくださりありがとうございました〜。初めて記事を書き下ろしました。駄文・長文を失礼しました!デュアルキーボードは身体の負担が大幅に軽減されるのにあまり記事が出回っていないので情報共有するために書きました。皆さんの健康に貢献できれば幸いです!
-
vinium:https://chromewebstore.google.com/detail/vimium/dbepggeogbaibhgnhhndojpepiihcmeb ↩
-
ニューラリンク:https://neuralink.com/ ↩
-
karabiner-elements : https://karabiner-elements.pqrs.org/ ↩