はじめに
本稿は情報系学部に通う大学生がAWSのSolution Architect Associate(以下SAA)に合格した体験記(失敗談)を投稿させていただきます。振り返って今ならこのように取得する方法なども記載したので、学生でSAA取得しようとしている人などに参考にしていただければ嬉しいです。
前提
- 情報系学生だけどPC周りの知識が疎い
- インフラ知識殆どなし
- ストレージを使用するためにS3とIAMを少し触ったことがあるくらい
やったこと
1.AWS認定資格試験テキストの使用
自分はまず初めにAWS認定資格試験テキストを読みました。一周読み終わる段階ではとても理解したとは言えず、前半の部分や細かい部分に関してはほぼ覚えていなかったです。また比較的簡単との模擬試験の問題が含まれているのですが、点数が全然取れずモチベーションが全く上がらなかったことを覚えています。どう考えてもこのテキスト活用方法はすごく非効率です。
2.YoutubeでSAAの解説の閲覧
AWS認定資格のテキストだけでは脳内のイメージが作りづらかったため、自分は次にYoutubeに上がっているAWS認定資格の対策用動画を見ました。個人的にはAWS資格対策講座チャンネルが動画の最後に問題がありわかりやすく、隙間時間でテキストの復習ができるという点でとても良かったです。
3.Udemyの模擬試験問題集の使用
次に有名なUdemyの模擬試験問題集を使用しました。同じ形式の問題を繰り返し解くことで、6回目あたりには得点が上がるだろうと期待していたのですが、実際にはなかなか点数が伸びず苦戦しました。また、Udemyの特性上、試験が終了するまで各問題の振り返りができないため、答えを確認しながら進めることができず、最初は苦労しました。後に、2つのタブを同時に開き、解答を見ながら進める方法を見つけたことで効率が上がりました。
さらに、Udemyでは問題と選択肢の順番が固定されているため、複数回同じ試験を解くと、内容を理解しきれていなくても選択肢が記憶に残り、点数が上がってしまうことがありました。 そのため、問題を解く際には「なぜこの選択肢が正解なのか」を理解することを意識し、問題ごとのケースを正しく理解するようにしました。AWSサービスのまとめ表なども参考にしながら進めることで、類似の問題にも対応できる力が身につくと感じます。
4.Web問題集の使用と認定資格試験テキストの再利用
最後にAWS認定資格 WEB問題集&徹底解説の利用とAWS認定資格試験テキストの模擬試験の再挑戦を行いました。Udemyの問題集を使用して、何となく理解度が上がっている体感はあったが、数字として点数が劇的に伸びている実感が無かったため、Udemyよりも難易度の低い問題に取り組んでSAAに対するモチベーション強化や再理解を目的として行いました。実際に解いてみると問題がUdemyに比べて簡単に感じ、どちらもいい点数で自分の成長を実感することができました。
5.試験に申し込む
まずはAWS認定アカウントの登録ページへアクセスし、アカウント作成して試験を申し込みました。※自分は次の日に試験を行おうとしましたが、試験は24時間前から申し込めないので注意が必要です。
6.試験日に試験会場に向かう
自分は試験日にAWSの最重要サービスの内容を重点的に確認しました。AWSが推しているサービスは、AWS側も使用してもらいたいため試験に問題として出る可能性が高いため、再確認を行いました。運を高めるために当日は水回りの掃除も行いました。また身分証が2つ必要なので忘れないようにしましょう。
7.試験本番
SAAの試験は130分65問の時間設定で、1問2分のペースで行うとちょうど時間通りになります。レベルとしては、Udemyのレベルに自分は一番近かったように感じました。メモができるホワイトボード的なのが渡され、SAAの試験では「後で見返すマーク」しか分類分けできないため、自分は問題を解いた自分の自信度によって問題を分類分けして、そのボードに問題番号を記載しました。
○ 1,3,4,9 確実に当たっている自信がある問題
△ 2, 7, 8, 10 二択まで絞ることができた問題
ab ac bd ad 下に二択を記載
✖ 5,6 殆ど直感
こんな感じで分類分けを行い、25分くらい時間が余ったので△、✖️の問題を中心に見直しを行いました。✖️の自信のない問題に関してはメタ読みのような要素も取り入れました。考えた項目は以下の2つです。
- AWSが推している最重要サービスか?
- 選択肢の内容が他の選択肢にも含まれているか?
この2つの項目を考慮すると、他の選択肢に比べて、正解の選択肢の確率が上がるのではないかと思います。
今なら学習どうするか
1.Udemyのハンズオンの使用
自分はAWSの各サービスごとのイメージを持つまでに凄く時間がかかりました。そのためサービスの基礎知識を視覚、聴覚を用いてインプットできるUdemyのハンズオンを行いたいです。
2.AWS認定資格試験テキストの使用
AWS認定資格試験テキストも外せません。用途としては、Udemyのハンズオンの際に理解したことや自分の頭の中でできたイメージなどについて、アウトプットするノートのような使い方をしたいです。AWS認定資格試験テキストに関しては索引から探すときに自分の欲しい単語が載っていなかったりするので、自分なりに索引にページを追加していくと自分なりの参考書ができるのでお勧めです。
3.AWS WEB問題集で学習しようの使用
問題集としては、AWS WEB問題集で学習しようの使用をしたいなと考えています。AWS認定試験に特化したオンライン学習サイトなので、合格体験記など、AWS認定資格の具体的なイメージを持つことができる、ほとんど同じな問題が出るなどの点が高評価として上がっていました。
4 AWS Black Beltの視聴
特定のAWSサービスの概要がわからない時に、同じ分類のAWSサービスと比較しながら各サービスについて解説してくれているのでAWSサービスの解像度が上がりやすいです。
5.(+α) Udemyの模擬試験問題集の使用
3番まで行うことで基本的には合格できると思います。問題量が足りない場合や、自分の力比べを行いたい場合にこの問題集を使うことをお勧めします。
まとめ
今回はAWSの認定資格Solution Architect Associateを初めて受けた自分が行ったことをまとめてみました。
AWS認定資格試験テキストメインでの学習は自分には合いませんでした。しかしハンズオンやWeb問題集を組み合わせることで、効果を発揮するのではないかと思います。
AWSは他にも様々な資格があるので、今回の失敗を生かして次の資格に活かしたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。