Raspberry Pi Zero WH
GPIOが生えててLinuxが動く手頃なマイコンボードが必要だったので、Raspberry Pi Zero WHを買ってみました。
ちなみに、Raspberry Pi Zeroシリーズの各モデルの違いはだいたい以下のようなかんじです。
- Raspberry Pi Zero … 普通のやつ。Wi-Fi & Bluetoothなし。
- Raspberry Pi Zero W … Wi-Fi & Bluetoothあり。
- Raspberry Pi Zero WH … Wにピンヘッダが生えたやつ。
この記事の内容は、たぶん上記のどれでもできると思います。
下準備
microSDカードにRaspbianのイメージを書き込みます。
これは記事が山ほどあると思うので飛ばします。
boot以下のファイルを編集
空の ssh
ファイルを作成
最初からSSH機能を有効にするために boot
以下に ssh
という名前の空ファイルを作ります。
macOSであれば、 /Volumes/boot
にマウントされてるはずなので、コマンドでやるとしたら以下のようなかんじです。
$ cd /Volumes/boot
$ touch ssh
config.txt
を編集
boot
以下に config.txt
というファイルがあるはずなので適当なテキストエディタで編集します。
以下の一行を追加すればOKです。
dtoverlay=dwc2
cmdline.txt
を編集
このファイルはWindowsのレジストリみたいに、ちょっとミスがあるだけで起動しなくなる繊細なやつらしいです。
rootwait
と quiet
の間にスペース区切りで以下の文字列を追加してください。=
とか ,
の前後に余計なスペースとか入れてはダメです。
modules-load=dwc2,g_ether
以下の記述例のようになればOKみたいです。
起動して接続
ここまで来たらmicroSDカードをPCから取り外してRaspberry Pi Zeroに挿入し、microUSB - USBケーブルでRaspberry Pi Zeroの内側(PWRじゃなくてUSBって書かれている方)とPCを接続します。
少し待つとRaspbianが起動して、以下のようにSSH接続できるようになります。
$ ssh pi@raspberrypi.local
初期パスワードは例によって raspberry
です。