#for文とは
for文とは、繰り返し処理を実行するためのJavaScriptの構文です。
for文の構文は以下のようになります。
for ([①初期化式]; [②条件式]; [③加算式]) {
// 繰り返す処理の内容
}
#①初期化式
for文の中で使用する変数を定義します。ここで定義した変数は「今何回目の処理か」を判定するために参照されます。
#②条件式
for文の処理を何回繰り返すかを指定します。この条件式の戻り値がtrueで有る限り処理は行われ続けます。
#③加算式
初期化式として定義した変数の増減を記述できます。
i++と記述することで、カウンタを1ずつ加算するという意味になります。
#for文の例
for (let i = 0; i < 10; i++){
console.log(`腹筋${i+1}回目`)
}
#実行結果
腹筋1回目
腹筋2回目
腹筋3回目
腹筋4回目
腹筋5回目
腹筋6回目
腹筋7回目
腹筋8回目
腹筋9回目
腹筋10回目
カウンタは0から始まるため、今回は( i + 1 )の形で処理しました。
let muscle = ["ベンチプレス","スクワット","デットリフト","懸垂","腹筋"]
for (let i = 0; i < muscle.length; i++){
console.log(muscle[i])
}
#実行結果
ベンチプレス
スクワット
デットリフト
懸垂
腹筋
fruits.length の形で繰り返し回数を指定しています。
i < 5 と指定しても動作はするのですが、配列の「length」プロパティを使うと自動的に配列の大きさを取得できるので、この指定方法が効率が良いです
#forEach関数とは
forEach関数とは、配列に格納されている要素1つひとつに対して、繰り返し処理を行う場合に用いられる関数です
以下のようになります
配列.forEach( function(value){
// 処理の記述
})
let muscle = ["ベンチプレス","スクワット","デットリフト","懸垂","腹筋"]
muscle.forEach(function(workout){
console.log(workout)
})
#実行結果
ベンチプレス
スクワット
デットリフト
懸垂
腹筋
筋トレの名称が格納された配列「muscle」を使い、それぞれの名称をコンソールログで表示するという内容です。
コールバック関数の引数としてworkoutを設定していますが、この変数に配列の値となる筋トレの名称が1つずつ代入されるようになります。
for文と違って、繰り返し回数やカウンタ変数などをまったく意識せずに扱えるので、非常にシンプルにコードが書けているのが特徴です
#まとめ
JavaScriptで繰り返し処理を行う場合はfor文を使用すること
JavaScriptで配列の繰り返し処理を行う場合は、for文またはforEach()関数を使用すること