blastengineはエンジニアフレンドリーなメール配信サービスです。APIとSMTPリレーの両方をサポートしており、手軽に素早くメール配信ができるようになっています。
今回はPythonでblastengineのAPIを簡単に使えるSDKを開発しましたので、使い方を紹介します。現在はトランザクションメール（即時発信メール）のみサポートしています。
インストール
インストールはpipコマンドで行ってください。
pip3 install blastengine
インポート
クライアントとトランザクションをインポートします。
from blastengine.Client import Blastengine
from blastengine.Transaction import Transaction
初期化
Blastengineを初期化します。ユーザ名とAPIキーを使います。
# 初期化
Blastengine('USER_NAME', 'API_KEY')
メールオブジェクトの用意
トランザクションメールは Transaction を使います。件名やテキスト本文、宛先などを指定します。
# トランザクション（即時発送）メールオブジェクトの作成
transaction = Transaction()
# 情報を適用する
transaction.subject('メールの件名')
transaction.text_part('テキスト本文')
# 2つ目の引数（名前）はなくても大丈夫です
transaction.fromAddress('info@example.jp', '管理者')
# 宛先は1回に1アドレスです
transaction.to('user1@example.com')
# CC/BCCも同様です
transaction.cc('cc@example.com')
transaction.bcc('bcc@example.com')
添付ファイルの追加
添付ファイルは attachments メソッドで、ファイルのパスを指定してください。
# 添付ファイルがある場合
transaction.attachments('./test.py')
transaction.attachments('./image.png')
送信
送信は send メソッドになります。返値はデリバリーIDになります。このデリバリーIDで、メールの送信状況や配信停止などを行います（トランザクションメールは即時配信されるので停止できません）。
try:
# 送信
delivery_id = transaction.send()
print(delivery_id)
except Exception as e:
# APIエラー
print(e)
まとめ
Python SDKを使えばWebアプリケーションはもちろん、機械学習やIoTと組み合わせてblastengineを活用してもらえます。監視カメラ的なデバイスから、撮影された画像を添付してメールするのも容易でしょう。
ぜひblastengineのPython SDKを活用ください！