blastengineは開発者にとって使いやすいメール配信サービスを提供しています。まだサービスローンチしたばかりでSDKが不足しているのですが、徐々に開発を進めています。
現在Node.js向けにSDK開発を進めていますが、blastengineの利用状況を取得するAPIに対応しましたので、その使い方を解説します。
ユーザ登録する
blastengineにユーザ登録します。管理画面に入るためのユーザID、パスワードが手に入るので、ログインします(ユーザIDは後で使います)。
送信元ドメインのSPFを設定する
送信元として利用するドメイン(自分で持っているもの)の設定をします。これは任意のドメイン管理サービスで設定できますが、TXTレコードに以下のSPFを追加します。
txt @ v=spf1 include:spf.besender.jp ~all
APIキーを取得する
ログイン後、管理画面の右上にある設定メニューに移動します。
そして設定の中で、APIキーを取得します。
必要な情報について
SDKを使う上で必要なのは、先ほどのAPIキーとユーザIDになります。
SDKのインストール
SDKは npm コマンドでインストールできます。
npm i blastengine
SDKのインポート
まずSDKをインポートします。 Usage
が利用状況を取得するオブジェクトです。
import { BlastEngine, Usage } from 'blastengine';
初期化
先ほどのAPIキーとユーザIDを使って初期化します。
new Blastengine(YOUR_USER_ID, YOUR_API_KEY);
利用状況をまとめて取得する
複数月の利用状況を取得する際には、 Usage.get
を使います。引数を指定しないと最新月のデータを取得します。
const usages = await Usage.get(3);
const usage = usages[0];
usage.month // -> 202208
usage.current // -> 44
usage.remaining // -> 9956
usage.update_time // -> undefined
usage.plan_id // -> 'be-plan-10000
Usageクラスには次のようなプロパティがあります。
class Usage extends BEObject{
// 該当月
public month?: number;
// 現在の利用量
public current?: number;
// 残量
public remaining?: number;
// 更新日時
public update_time?: string;
// 利用プランID
public plan_id?: string;
}
詳細な利用状況を取得する
詳細を取得する際には、インスタンスで get
を実行します。取得後は上記同様に各プロパティに値が入ります。
const usages = await Usage.get(3);
const usage = usages[0];
await usage.get();
// こちらでも可
const usage = new Usage({month: '202208'});
await usage.get();
最新の利用状況を取得する
getLatest
を使えば、最新の利用状況が取得できます。
const usage = await Usage.getLatest();
まとめ
このAPIを使うことで、月にどれくらいのメールを送信しているかといったレポーティングの元データが作成できます。各プランごとの残数も分かりますので、ぜひblastengineを利用する際に使ってください。