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Hexabase TypeScript SDKを使ったデモ(ステータス変更アプリ)

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Hexabase(ヘキサベース)は企業においても安心して利用できるBaaS(Backend as a Service)を提供しています。多くのBaaSがそうであるように、主にフロントエンド開発者に利用してもらいたいと考えています。そこで現在、TypeScript SDKの開発が進められています。

この記事ではv2系になって新しくなったHexabase TypeScript SDKのインストールと、データストア(クラウドデータベース)のステータス機能を紹介するデモアプリについて説明します。

デモ

デモはこちらで公開しています。アイテムを作成し、そのアイテムのステータスを変更できるデモです。

1689 stackblitz.com - 1024163443.jpg

Hexabase Status Demo - StackBlitz

インストール

インストールはnpmやyarnを使って行います。

# npmの場合
npm install @hexabase/hexabase-js

# yarnの場合
yarn add @hexabase/hexabase-js

インポート

インポートすると、 HexabaseClient というオブジェクトが取得できます。

import { HexabaseClient, Item } from "@hexabase/hexabase-js";

初期化

HexabaseClientを初期化します。

// 本番閑居向け
const client = new HexabaseClient();

// 開発環境向け
const client = new HexabaseClient('dev');

なお、すでに認証済みだった場合は setToken メソッドを使ってトークンをセットすることもできます。今回はパブリックトークンを使っており、そのトークンを下記メソッドでセットしています。

// 初期設定
const init = async () => {
	await client.setToken(process.env.NEXT_PUBLIC_TOKEN!);
	await client.setWorkspace(process.env.NEXT_PUBLIC_WORKSPACE_ID!);
	setLogin(true);
};

ステータスの設計

Hexabaseでは、データベースのアイテムに対してステータスを設定できます。ステータスは管理画面で設計します。

1686 app.hexabase.com - 1023140353.jpg

ステータスを準備したら、そのステータスを変更するためのアクションを設計します。

1687_app_hexabase_com_-_1023140513.jpg

今回の例で言うと、ステータスは以下のようにしか遷移しません。このステータスを遷移させるのがステータスアクションになります。

image.png

ステータスアクションを実行することで、ステータスが別なものに変わります。

アイテムを作成する

アイテムはデータストアの item メソッドで作成します。

const create = async () => {
	// プロジェクトの取得
	const project = await client.currentWorkspace.project(
		process.env.NEXT_PUBLIC_PROJECT_ID!
	);
	// データストアの取得
	const datastore = await project.datastore(
		process.env.NEXT_PUBLIC_DATASTORE_ID!
	);
	// アイテムの作成
	const item = await datastore.item();
	await item.set('Title', 'new Item').save();
	// アイテム・ステータスのセット
	setItem(item);
	setStatus(item.status());
};

上記コードの最後で実行している status メソッドで、現在のステータスが文字列で取得できます。新規保存した直後であれば、デフォルトのステータスが返ってきます。

item.status();
// -> first

ステータスアクションの取得

あるステータスから別なステータスに変更できるアクション「ステータスアクション」を取得します。これは statusActions プロパティで取得できます。入っているのは StatusAction の配列です。

<ul>
	{item.statusActions.map(sa => (
		<li key={sa.id} onClick={() => change(sa.name)}>
			{sa.name}
		</li>
	))}
</ul>

ステータスの変更

ステータスを変更する際には、ステータスアクションのラベルやIDなどを指定します。実行すると、アイテムのステータスが更新され、 statusActions の内容も変わります。

// ステータス変更時のアクション
const change = async (status: string) => {
	await item.execute(status);
	// 新しいステータスを設定
	setStatus(item.status());
};

ぜひデモで動作を確認してください。

まとめ

ステータスを使うことで、アイテムの状態管理を実現できます。ステータスを見れば、アイテムがどのような状態にあるのかがわかります。ステータスは直接変更できないので、間違った更新につながることはありません。

Hexabaseには他にもファイルストレージやスクリプトなどの機能があります。それらの機能も利用してください。

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