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ローコードプラットフォームSPIRALのAPIを利用する(カスタムプログラムの登録と実行)

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SPIRALは、主にエンタープライズ向けのローコードプラットフォームになります。ローコードプラットフォームなので、プログラミング知識がなくともWebアプリケーションを開発できるのが魅力です。

SPIRALでは、あらかじめ用意されているデータベースへの操作の他、SPIRAL内部にPHPスクリプトを保存・実行できるカスタムプログラムという機能があります。今回は、その使い方を紹介します。

準備

データベースの作成

今回作成したのは、通常DBになります。SPIRALでは、この他8種類のデータベースが利用できます。キーは主キー(必須、重複なし)としています。

【機能紹介】各種DB | SPIRAL ナレッジサイト

データベースの名前は testdata としました。作成したフィールドは以下の通りです。

フィールド名 サンプル値 差し替えキーワード
名前 テキスト30文字前後 テキストフィールド(64 bytes) name
フリガナ テキスト30文字前後 テキストフィールド(32 bytes)かな furigana
メールアドレス aaa@bbb.cc.dd メールアドレス(大・小文字を無視) mail
性別 男性、女性 性別 gender
年齢 0~99 数値 ageyo
誕生日 yyyy年mm月dd日 日付(○年○月○日) birthday
婚姻状況 独身 テキストフィールド(32 bytes) maritalStat
都道府県 プルダウンから選択 都道府県 prefecture
電話番号 09012345678 電話番号 telephone
キャリア docomo、au、SoftBank テキストフィールド(32 bytes) carrier
スタイル スタイル テキストフィールド(32 bytes) style
ランク シルバー テキストフィールド(32 bytes) rank
キー 000001 数字・記号・アルファベット(32 bytes) db_key

image5.png

今回は、検索条件にマッチしたデータのランクを シルバー に変更するプログラムを作成します。

カスタムプログラムの作成

カスタムプログラムは、開発メニューの中にあります。

image4.jpg

そして、新規作成を選びます。

image3.jpg

名前は 会員ランク変更 としました。カスタムプログラムでは、PHP SDKが利用できます。

<?php
// データベースの取得
$db = $SPIRAL->getDataBase("testdata");
// 検索結果で受け取るフィールドの設定
$db->addSelectFields("db_key");
// 検索条件の設定(年齢が40以上50未満)
$db->addGreaterEqualCondition("ageyo", 40);
$db->addLessThanCondition("ageyo", 50);
// 検索実行
$response_select = $db->doSelect();
// 更新条件の設定
$update_data = array();
foreach ($response_select['data'] as &$row) {
    array_push($update_data, array($row['db_key'], "シルバー"));
}
// 更新実行
$response = $db->doBulkUpdate("db_key",
    array("db_key","rank"),
    $update_data, "error");
// レスポンスの表示
print_r($response);
?>

作成したカスタムプログラムは、管理画面上での実行の他、指定したタイミング(日時など)で繰り返し実行もできます。

image1.jpg

実行すると、対象になっているデータのランクが更新されているのが確認できます。データはLLMで生成したダミーデータです。

image2.jpg

まとめ

今回はSPIRALのカスタムプログラムの使い方を解説しました。SPIRAL内部での実行の場合、PHP SDKが使えるので、簡単にデータベースの操作ができます。外部データを取得したり、他のシステムとの連携を行う際にはカスタムプログラムが便利です。

API SPIRAL ver.1 サポートサイト

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