NCMBを利用されている方々は、まずアプリのデータを適切に保全し、移行先を検討する必要があります。NCMBにはエクスポート機能はあるのですが、ダウンロード実行まで時間がかかったり、ファイルストアには対応していないという問題があります。
そこで、本来は管理画面を便利に使ってもらうために作っていたChrome機能拡張に、データ移行に関する機能を追加しました。以下はプッシュ通知のデータをエクスポートする機能に関する解説です(v1.6より)。
動作について
動作は以下のようになります。機能拡張をインストールしていると、プッシュ通知の一覧画面にレポートDLボタンが追加されます。このボタンを押すと、すべてのプッシュ通知のレポートをJSONまたはCSVにて、ダウンロードできます。
インストール
Chrome機能拡張のページからインストールしてください。
ファイルについて
ファイルは push-(日付).json
または push-(日付).csv
になります。いずれの場合も、別サービスへの移行は考慮していません。過去のデータとして分析する際に利用するのを想定しています。
制限
この機能拡張は https://console.mbaas.nifcloud.com 以下でのみ動作します。また、この機能は管理画面のAPIを使っていますので、APIコール数を消費しません。また、ACLは無視して処理されます。
コードについて
機能拡張のコードはNCMBMania/chrome-extensionにアップロードしてあります。ライセンスはMIT Licenseです。依存ライブラリとしてURL.jsを使っています(こちらもMIT Licenseです)。
まとめ
サービスがクローズすると、そのデータにアクセスできなくなります。まずはデータの保全をお願いします。