Google Apps Scriptで共有ファイルのダウンロードを不可にする設定をする

概要

Googleドライブの共有の詳細設定で「閲覧者（コメント可）と閲覧者のダウンロード、印刷、コピーを無効にします」という項目がありますが、これをGoogle Apps Scriptで設定するやり方を書きました。

手動で設定する場合

1. 対象のファイルを選択して右クリックで共有を選択する
   

2. 共有画面にある詳細設定を選択する
   

３． 「閲覧者（コメント可）と閲覧者のダウンロード、印刷、コピーを無効にします」のチェックを入れる

４． これで閲覧者（閲覧権限とコメント可権限）はダウンロードが不可となる

Google Apps Scriptで設定する場合

Drive APIを有効にする

DriveAppではなくDrive APIを使う

1. メニューの「リソース」から「Googleの拡張サービス」を選択する
   

2. Drive APIを「ON」にする
   

3. Drive. と入力すると入力候補が出てくるようになります
   

フォルダ内のファイルにダウンロード不可の設定をする

updateメソッドでファイルのプロパティを変更する

変更するプロパティ

copyRequiresWriterPermission
値をtrueにする

function dtest() {
  var folder = DriveApp.getFolderById(folderID);
  var files = folder.getFiles();

  while(files.hasNext()) {
    var file = files.next();
    var fileId = file.getId();
    Drive.Files.update({
        copyRequiresWriterPermission: true
      }, fileId)
  }  
}

参考にしたページ

Google Apps Script Advanced Drive Service リファレンス
https://developers.google.com/apps-script/advanced/drive

Google Drive API v2 リファレンス
https://developers.google.com/drive/api/v2/reference/files